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悪魔城ドラキュラ THE ARCADE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
悪魔城ドラキュラ THE ARCADE
ジャンル ガンシューティング
アクション
体感ゲーム
対応機種 アーケード
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用アーケード筐体
発売日 2009年2月
デバイス ムチ型コントローラー
その他 e-AMUSEMENT対応
e-AMUSEMENT PASS対応
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悪魔城ドラキュラ THE ARCADE』(あくまじょうドラキュラ アーケード[1]、英題: Castlevania: The Arcade)は、コナミデジタルエンタテインメントから2009年2月に発売され稼働したアーケード用のアクションガンシューティングゲーム

概要

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悪魔城ドラキュラシリーズで、アーケードでは2作目となる。主観視点の3Dアクションガンシューティングで、ムチ型コントローラーを操り魔物を倒して行く。ステージクリア型であり、ステージ中にはルート分岐もある。最大の特徴はムチ型コントローラーで、コントローラーを振ることによりメインウェポンで画面中の敵やオブジェクトを攻撃できる。コントローラー先端のポインタを画面に向けると画面に照準が表示され、トリガー型の黄色ボタンを押すことでサブウェポンによる遠距離攻撃ができ、体感ゲームガンシューティングの要素を兼ね備えたゲームとなっている。キャッチコピーは、「鞭で倒せ!!」。大型筐体であり、筐体重量284kg、画面サイズは縦65横120cmで、スピーカーは画面の下の方に直径14cmのものが3個横に並んでいる。正式稼働前の開発中には数回のロケテストが行われた。

e-AMUSEMENT PASSに対応しており、ゲームデータを記録したり、他のゲームとコラボレーションして連動することが可能となっていた。2011年9月30日にこのオンライン稼働は終了した。

ストーリー

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ずいぶんと昔の話。トランシルバニアの辺境の村から人が姿を消し、代わりに化物たちがうろついているのを見たととある酒場で話す人物がいた。誰もその話を信じる者はいなかったが、その話を耳にした大男は何も言わずにその村へ向かった。

その男の腰には一振りの鞭。悪魔を狩る事を生業とする「ヴァンパイア・ハンター」と呼ばれる男だった。

キャラクター

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プレイヤーはゲーム開始時に2人(e-AMUSEMENT利用により特定の条件を満たすと3人)のキャラクターから選択できる。キャラクターごとにそれぞれ異なるメインウェポン、サブウェポン、固有攻撃が存在する。キャラクターにはステータスが存在し、面クリアごとに中間画面で各種ステータス強化や体力・ハート回復、スコア加算が行える。強化されたステータスはe-AMUSEMENT PASSによるセーブ保存で次回プレイ時からも引き続き使用できたが、オンライン稼働が終了した2011年10月1日以降は使用不可能となっている。

ヴァンパイア・ハンター

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「聖なる鞭を手に魔を滅ぼす戦士」[2]。大柄の男。悪魔城ドラキュラシリーズ伝統の鞭使い。

メインウェポン
固有攻撃
  • デュアルスマッシュ:実際の鞭のように鞭の振り終わりに手首のスナップを返すと発動。射程とダメージが上がる。
  • ブレイズバスター:必殺ゲージがMAXの時に攻撃すると炎のムチでの攻撃になり大ダメージを与える。デュアルスマッシュとの併用によりダメージがさらに増加。
サブウェポン
  • ナイフ:最初から所持しているサブウェポン。
  • 斧:上から下へ放物線を描いて飛ぶサブウェポン。
  • 聖水:投げつけると瓶が割れ、周囲に聖水が燃え広がる範囲攻撃型。
  • クロス:投げると弧を描き、ある程度距離を進むと手前に戻ってくる武器。

レディ・ガンナー

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「東方から来た放浪の女武芸者」[2]。武芸というのは銃を使うことである。

メインウェポン
  • 銃剣
固有攻撃
  • 緋銃華(ひがんばな):必殺ゲージがMAXの時に攻撃すると斬った敵をロックオンできる。
  • 散華(ちゃっか):緋銃華でロックオンした敵全てに黄色ボタンで爆発ダメージを与える。
サブウェポン
  • 通常弾:最初から所持しているサブウェポン。
  • 徹甲弾:敵を貫通して一直線に飛ぶ銃弾。
  • 散弾:放射状に発射される範囲攻撃可能な銃弾。
  • 銀弾:闇の眷属に大ダメージを与える聖なる銃弾。

リトル・ウィッチ

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「究極の力を求める幼き天才魔術師」[2]。初期状態では選べない第3の主人公で、e-AMUSEMENT PASSカードを使用してゲームをクリアすると次回のプレイから使用可能となったが、オンライン稼働が終了した2011年10月1日以降はe-AMUSEMENT PASSでゲームデータをセーブできなくなったため使用不可能となっている。

メインウェポン
  • 魔導書
固有攻撃
  • 詠唱:黄色ボタンを押し続けると呪文を詠唱し、離すと強力な魔法を放つ。
サブウェポン
  • 炎のスクロール:最初から所持しているサブウェポン。火球を放つ。詠唱により大きな火球を放つことが可能。
  • 風のスクロール:真空の刃を放つ。詠唱によりポインタで指した敵をホーミング攻撃。
  • 氷のスクロール:氷の刃を放つ。詠唱により氷の刃を連射する。

アイテム

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ステージ中のロウソクやたいまつ、樽などを破壊することによりアイテムを取得できる。

  • ハート:消費することでサブウェポンが使用できる。大小2種類ある。
  • コイン:スコアを獲得。ドル袋状とコイン状の2種類ある。
  • 肉:体力が回復。大小2種類ある。
  • ボーナスアイテム:ステータス強化のボーナスポイントが増加する。
  • サブウェポン:新たなサブウェポンを入手できる。

ステージ

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ステージ
(Chapter)
エリア ステージ名 BGM 中ボス 中ボス戦BGM ボス ボス戦BGM
1 1 廃墟
(Ruins)
乾坤の血族 - - 死神
(Death)
Vampire Killer
2 2 - A 城内
(Castle)
Vampire Killer
(ボス戦とは別アレンジ)
ホワイトドラゴン
(White Dragon)
Poison Mind - -
2 - B 居館
(Palace)
Vampire Killer
(ボス戦とは別アレンジ)
ウェアウルフ
(Were Wolf)
※隠しルートの場合
Walking on the Edge
(Escape scene mix)
デュラハン
(Dullahan)
Bloody Tears
Vampire Killer
(さらに別アレンジ)
3 3 - A 地下
(Underground)
Beginning
(ボス戦とは別アレンジ)
- - - -
3 - B 最下層
(Lowest Floor)
天地鳴動 ミノタウロス
(Minotaur)
Walking on the Edge - -
3 - C 地下水脈
(Underground Waterway)
Nightmare - - ウォータードラゴン
(Water Dragon)
Beginning
4 4 - A 城壁
(Rampart)
Wicked Child ウェアウルフ
(Were Wolf)
※ルート分岐による
Walking on the Edge
(Escape scene mix)
- -
4 - B 見張り台
(Lookout Tower)
Wicked Child - - ハーピー
(Harpy)
十字架を胸に
5 5 - A 時計塔
(Clock Tower)
シモンのテーマ - - - -
5 - B 時計塔最上部
(Top of the Clock Tower)
- 死神
(Death)
Vampire Killer ドラキュラ伯爵
(Dracula)
幻想的舞曲
Black Night

主なスタッフ

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  • PRODUCER: Masayuki Ohashi(大橋昌幸)、Kazuya Tominaga(冨永和也)
  • DIRECTOR: Hiroyuki Ashida(芦田裕行)、Tatsumi Sugiura(杉浦辰美)
  • PLANNING: Tomoki Kumagai(熊谷智樹)、Akihiro Iino、Takahiro Mori、Shinji Kawata
  • TECHNICAL DIRECTOR: Masaaki Kaido(開道正明)
  • CHARACTER DESIGN: Noriaki Isogai(磯貝紀明
  • SOUND PRODUCER: Masahiro Ikariko(碇子正広
  • SOUND: Masayuki Maruyama(丸山雅之)、Goh Fujiwara(藤原剛)
  • VOICE ACTOR: Hiroshi Shirokuma(白熊寛嗣)、Eri Saito(斎藤恵理)、Chie Matsuura(松浦チエ)、Charles Glover(チャールズ・グラバー)、Dominic Allen(ドミニク・アレン

脚注

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  1. ^ ゲーム中や公式サイトで「悪魔城ドラキュラ アーケード」と表記されているため、「THE」部分は発音しないと思われる。
  2. ^ a b c 公式サイトのゲーム紹介より。

関連項目

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外部リンク

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