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恒川邦夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

恒川 邦夫(つねかわ くにお、1943年 - )は、日本のフランス文学者、翻訳家一橋大学名誉教授。 専攻はポール・ヴァレリーと、黒人アフリカ文学カリブ地域を軸としたクレオール文学。

略歴

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東京生まれ。東京大学博士課程中退、パリ第三大学文学博士。1976年一橋大学社会学部教授、1996年一橋大学大学院言語社会研究科教授、2006年3月定年退任。退職後は中国・武漢にある華中師範大学仏文科教授を務めた。

『科学者たちのポール・ヴァレリー』で、1996年度の第32回日本翻訳出版文化賞を共同受賞。

著書

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共編

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  • 『新初等フランス語文法』(鈴木道彦共編、朝日出版社) 1982
  • 『コレクション・フランス語 5 読む』(田島宏共編、白水社) 1992、のち改訂版 2002
  • 『プチ・ロワイヤル和仏辞典』(吉田城, 牛場暁夫共編、旺文社) 1993、のち新版 2003、2010
  • 『文化アイデンティティの行方 一橋大学言語社会研究科国際シンポジウムの記録』(古沢ゆう子, 坂井洋史, 鵜飼哲, 三浦玲一共編、彩流社) 2004

翻訳

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ヴァレリー関連

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  • 『ヴァレリー全集 カイエ篇 5 夢・意識』(筑摩書房) 1980、三浦信孝と分担訳
  • 『純粋および応用アナーキー原理』(ヴァレリー、筑摩書房:筑摩叢書) 1986
  • ポール・ヴァレリー 「アガート」 訳・注解・論考』(筑摩書房) 1994
  • 『精神の危機 他十五篇』(ヴァレリー、岩波文庫) 2010
  • 『ヴァレリー集成』(全6巻、筑摩書房) 2011 - 2012、塚本昌則・松田浩則・中村俊直らと共編訳
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ論 全三篇』(ヴァレリー、今井勉共訳、平凡社) 2013
  • 『科学者たちのポール・ヴァレリー』(ロビンソン=ヴァレリー編、菅野昭正・松田浩則・塚本昌則共訳、紀伊國屋書店) 1996
  • 『評伝 ポール・ヴァレリー』(ミシェル・ジャルティ、3巻組:監訳、水声社) 2023