忒隣
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忒隣(テンリン、泰和2年(1202年)- 泰和3年5月24日(1203年7月11日))は、金の皇族。漢名は洪烈。生母は元妃李師児(李湘の娘)。
生涯
[編集]第6代皇帝の章宗の六男(遺腹子を除いて末子)。章宗の子、すなわち忒隣の5人の兄は全て早世していたため、生まれると同時に葛王に封じられて世継ぎにされ、長命を願って祭祀が行われた。しかし泰和3年(1203年)5月24日、1歳にならないうちに死去した。
忒隣の死後、章宗は子に恵まれず、年代が近い叔父の衛紹王を世継ぎに定めた。
中国の武侠小説『射鵰英雄伝』においては、この人物をモデルにした趙王完顔洪烈というキャラクターが、金国側の主要人物として登場する。
参考文献
[編集]- 『金史』列伝第31 完顔洪烈伝