忍法封印いま破る
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忍法封印いま破る (忍法封印) | ||
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著者 | 山田風太郎 | |
発行日 | 1969年 | |
発行元 | 報知新聞社 | |
ジャンル | 時代小説 | |
前作 | 秘戯書争奪 | |
次作 | 天保忍法帖 | |
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『忍法封印いま破る』(にんぽうふういんいまやぶる)は、山田風太郎の時代小説。忍法帖シリーズ22番目の長編。『報知新聞』に1968年10月28日から1969年4月30日にかけて掲載され、1969年に報知新聞社から単行本が刊行された。題名は、『報知新聞』連載時および初刊本は『忍法封印』。角川文庫版で『忍法封印いま破る』に改題された。
『銀河忍法帖』の続編で、物語の最初に、前作で活躍した安馬谷刀印、牛牧僧五郎、狐坂銀阿弥、象潟杖兵衛、魚ノ目一針から成る伊賀組五人衆についての回想がある。
物語
[編集]佐渡奉行・大久保長安の死後、彼の血を引く者すべて抹殺せよと命じられた甲賀組の忍者五人衆。長安の末子・おげ丸は、父の遺児を身籠もった3人の側室を守り、防御にのみ忍法を使い、攻撃は忍法を封印して戦う。
登場人物
[編集]大久保家ほか
[編集]- 大久保長安(おおくぼ ちょうあん)[1] - 幕府老中で八王子3万石の大名。佐渡金山や石見銀山の総奉行。
- おげ丸(おげまる) - 大久保長安の末子。
- 服部半蔵正重(はっとり はんぞう まさしげ) - 3代目服部半蔵[2]。幕府忍び組頭領。
甲賀忍者
[編集]- 麻羽玄三郎(あさは げんざぶろう) - 甲賀組五人衆。
- 漆鱗斎(うるし りんさい) - 同上。
- 高安篠兵衛(たかやす しのべえ) - 同上。
- 栃ノ木夕雲(とちのき せきうん) - 同上。
- 釜伏塔之介(かまぶせ とうのすけ) - 同上。若衆姿の美少年。顔を自在に変えられる。
伊賀くノ一
[編集]- お芦(おあし) - 服部屋敷の侍女。
- お都奈(おつな) - 服部半蔵の妹。
- お菱(おひし) - 服部屋敷の侍女。
書誌情報
[編集]- 『忍法封印』 報知新聞社、1969年
- 『天の川を斬る、忍法封印』(山田風太郎全集 6) 講談社、1972年
- 『忍法封印いま破る』 角川文庫、1978年
- 『忍法封印いま破る』(山田風太郎傑作忍法帖) 講談社ノベルス・スペシャル、1996年