建畠晢
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建畠 晢(たてはた あきら、1947年8月1日 - )は、日本の詩人、美術評論家。埼玉県立近代美術館館長。京都芸術センター館長。元多摩美術大学学長・多摩美術大学名誉教授。京都市立芸術大学名誉教授。元国立国際美術館長、京都市立芸術大学学長。専門は現代美術。
兄は彫刻家・日本大学芸術学部教授の建畠朔弥、父は彫刻家の建畠覚造、祖父は彫刻家の建畠大夢。
経歴
[編集]京都府生まれ[1]。早稲田大学文学部仏文学科卒業。「芸術新潮」編集者、国立国際美術館主任研究官を経て、1991年、多摩美術大学美術学部芸術学科助教授、1995年、同教授、2005年より客員教授、2015年より学長。2005年、国立国際美術館長、独立行政法人国立美術館理事に就任。2011年より京都市立芸術大学学長、埼玉県立近代美術館館長。2017年、草間彌生美術館館長[2]。この間、コロンビア大学客員研究員(2000-2003年)、東京藝術大学客員教授(2008-2010年)などを務める。
1990年、1993年、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、2001年、横浜トリエンナーレアーティスティック・ディレクター、2010年、あいちトリエンナーレ芸術監督。
また、詩人としては、1991年に『余白のランナー』で第2回歴程新鋭賞、2005年に『零度の犬』で第35回高見順賞、2013年に『死語のレッスン』で第21回萩原朔太郎賞を受賞。
あいちトリエンナーレ2019の芸術監督を選ぶ「芸術監督選考委員会」の委員長を務めた。2017年7月18日、同委員会はジャーナリストの津田大介を選任[3]。建畠は2019年のあいちトリエンナーレ委員会の委員を務めている。
著書
[編集]- 『詩集 余白のランナー』(思潮社) 1991.4
- 『詩集 そのハミングをしも』(思潮社) 1993.7
- 『詩集 パトリック世紀』(思潮社) 1996.6
- 『問いなき回答 オブジェと彫刻』(五柳書院) 1998.6
- 『未完の過去 絵画とモダニズム』(五柳書院) 2000.2
- 『詩集 零度の犬』(書肆山田) 2004.11
- 『ダブリンの緑』(五柳書院) 2005.5
- 『詩集 死語のレッスン』(思潮社) 2013.7
- 『詩集 剥製篇』(思潮社) 2021.9
編纂
[編集]共編著
[編集]- 『騒々しい静物たち』(篠田達美共著、新潮社、とんぼの本) 1993.9
- 『現代アート入門 <今>に出会う歓び』(小林康夫共編、平凡社) 1998.9
- 『現代美術、彼らにとっての存在理由』(多摩美術大学建畠ゼミ2000) 2001.1
- 『ミュージアム新時代 世界の美術館長によるニュー・ビジョン』(慶應義塾大学出版会) 2009.3
脚注
[編集]- ^ 平成23年度 アートミュージアムラボ メッセージ&プロフィールコーディネーター 建畠 晢 (たてはた あきら)埼玉県立近代美術館
- ^ 「草間彌生美術館」10月1日に開館 東京・新宿朝日新聞
- ^ “あいちトリエンナーレ2019の芸術監督が決定しました”. 愛知県庁 (2017年7月18日). 2019年10月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- CURATORS TV 建畠 晢「草間彌生 永遠の永遠の永遠」ギャラリートーク
- 建畠晢 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN)
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