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川村曼舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川村曼舟「嵐山春色」

川村 曼舟(かわむら まんしゅう、1880年7月9日 - 1942年11月7日)は、日本画家京都市生まれ[1]。本名は万蔵[1]

概要

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山元春挙に師事し、1902年新古美術品展で三等賞、1906年京都市立美術工芸学校助教諭、1910年教諭[1]1908年文展で三等賞、1916年「竹生島」で特選、翌年「日本三景」で特選、1922年京都市立絵画専門学校教授、1936年校長(兼美術工芸学校長)[1]。春挙門下四天王の一人と言われ、師の没後早苗会を主宰。1931年帝国美術院会員、37年帝国芸術院会員。邸宅は嵐山渡月橋の付近にあり、現在は蕎麦屋などとして利用されている。

作品

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作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 出品展覧会 落款・印章 備考
古都の春 絹本著色 1幅 199.6x114.5 京都国立近代美術館 1918年 第12回文展[2]
蜑邨暮靄 絹本著色 1幅 201.3x114.5 京都市立芸術大学芸術資料館 1919年 第1回帝展
湘南影曇 絹本著色 1幅 86.2x116.7 滋賀県立近代美術館 1922年[3]
東山春色之図 絹本著色 1幅 泉屋博古館分館 明治末期-大正中期
牧牛図屏風 絹本著色 六曲一隻 152.0x356.0 島根県立石見美術館 大正時代
洋犬図屏風 絹本著色 二曲一隻 124.0x186.5 島田市博物館 大正-昭和時代[4][5]
焼岳図 著色 1幅 大幅 京都市学校歴史博物館 大正期-昭和前期 元明倫小学校蔵
山岳登攀 絹本著色 1幅 164.5x70.5 滋賀県立近代美術館 1930年[6]
十国峠 絹本著色 1幅 51.6x57.4 京都国立近代美術館 1935年頃[7]
靹浦朝風 絹本著色 123.0x36.0 目黒雅叙園美術館 1936年
神籬 70.5x61.5 知足美術館 1940年[8]
霧氷 絹本著色 額1面 124.0x147.0 京都市美術館 1941年
黎明富嶽 絹本著色 額1面 64.5x73.5 東京国立近代美術館 1942年 献納展[9]
塩田夏晨 絹本著色 1幅 68.4x 86.2 滋賀県立近代美術館 1935年代(昭和10年代)[10]
保津峡首夏 絹本著色 1幅 148x51 木下美術館 制作年不詳
芦ノ湖 フジヤマミュージアム[11]

脚注

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