座長公演
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座長公演(ざちょうこうえん)は、歌手が大舞台である劇場で開く興行形態を俗に言う。または「特別公演」ともいう。2部制に分かれ、1部で本職である歌を、2部で余興に芝居を披露するのが通例である。数日間、長い時は一か月ほど連続公演する。好評だった場合は、その後に地方を巡業することがある。
概要
[編集]概ね戦後に盛んになり、三波春夫の歌舞伎座公演、美空ひばりの新宿コマ劇場公演、などが初期の成功例である。現在も歌手(特に演歌)の人気が最高潮から安定期に公演され、その人気のバロメータともなる。ちなみに、美空ひばりの母、喜美枝が発案したものと伝わっている。 2部の芝居においては実力派のベテラン俳優(コメディ俳優が多い)が脇を固め、演技力が必ずしも万全ではない歌手の裏を支える貴重な存在となる(伴淳三郎、由利徹、三木のり平などが有名であった)。
近年では声優の水樹奈々(元々、演歌歌手を志していた)、AKB48・HKT48の指原莉乃など、他の歌謡ジャンルでも、若干のアナクロ感や王道な演出を期待して、盛んに使われ始めている言葉である。
古くは歌舞伎が「大芝居」と呼ばれたのに対しての宮芝居・地芝居、安来節・八木節などの現在は地方芸能とジャンル分けされるものや浪曲(節劇)、現在も公演されている大衆演劇など歌と芝居、(踊り)が一体となった興行形態が一貫して(特に地方部において)続いていたので、特別新しい物ではなく、実は脈々と続くものである。
主に使われる劇場
[編集]など。
テレビ番組
[編集]- ごきげん歌謡笑劇団(NHK総合テレビ)番組形式は、特別公演と同じでお馴染みの形式。