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平戸市立獅子小学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平戸市立獅子小学校

2024年(令和6年)9月撮影
地図北緯33度18分45秒 東経129度26分28秒 / 北緯33.312583度 東経129.44125度 / 33.312583; 129.44125座標: 北緯33度18分45秒 東経129度26分28秒 / 北緯33.312583度 東経129.44125度 / 33.312583; 129.44125
過去の名称 公立中等紐差小学校下等獅子分校
公立下等獅子小学校
簡易獅子小学校
尋常獅子小学校
獅子尋常小学校
獅子尋常高等小学校
獅子国民学校
獅子村立獅子小学校
国公私立の別 公立学校
設置者 平戸市
併合学校 平戸市立獅子小学校春日分校
校訓 獅子魂
設立年月日 1881年(明治14年)
閉校年月日 2010年(平成22年)3月31日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
所在地 859-5371
長崎県平戸市獅子町782
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平戸市立獅子小学校(ひらどしりつ しししょうがっこう、Hirado City Shishi Elementary School)は、かつて長崎県平戸市獅子町にあった公立小学校

2010年平成22年)3月に閉校し、平戸市立紐差小学校に統合された。

概要

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歴史
1881年明治14年)に開校した「公立中等紐差小学校下等獅子分校」を前身とする。昭和30年代には在籍生徒数が約200名を数えていたが、過疎化と少子高齢化により児童数が年々減少。2009年度(平成21年)には入学者数が初めて0になり、在籍生徒数が17名にまで落ち込んだ。このことから、平戸市は獅子小学校の廃校を決定[1]し、2012年(平成22年)3月に紐差小学校に統合する形で、獅子小学校は129年の歴史に幕を閉じた。
校訓
「獅子魂」
校章
中央に校名の獅子を表す絵を置く。
校歌
作詞は小川原寅吉、作曲は金窪良輔による。歌詞は2番まであり、校名は歌詞に登場しない。

沿革

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  • 1881年(明治14年)2月 - 「公立中等紐差小学校下等獅子分校」として開校。旧庄屋の建物を譲り受け、校舎とする。
  • 1883年(明治16年)9月 - 「公立下等獅子小学校」として独立。
  • 1886年(明治19年)9月 - 小学校令の施行により、「簡易獅子小学校」に改称。
  • 1890年(明治23年)10月 - 「尋常獅子小学校」に改称。
  • 1893年(明治26年)4月 - 小学校令の改正により「獅子尋常小学校」に改称(「尋常」の位置が変わる)。
  • 1898年(明治31年)2月 - 生月村の近藤酒造の酒倉を購入し、2階建ての校舎を建築。
  • 1903年(明治36年)9月 - 獅子実業補習学校を併設。
  • 1908年(明治41年)4月 - 小学校令の一部改正により、義務教育期間が尋常科4年から尋常科6年に延長され、尋常科5年を新設。
  • 1909年(明治42年)4月 - 尋常科6年を新設。義務教育期間の延長により収容すべき児童数が増加したため、教室一棟を増築。
  • 1912年(明治45年)4月 - 春日分教場を設置。
  • 1916年大正5年)- 高等科を併置し、「獅子尋常高等小学校」となる。
  • 1935年(昭和10年)5月 - 青年学校令の施行により、併設の獅子実業補習学校が獅子青年学校に改称。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令により、「獅子村獅子国民学校」に改称。尋常科を初等科に改称。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)
    • 旧・国民学校の初等科を改組し、「獅子村立獅子小学校」とする。
    • 旧・国民学校の高等科と獅子青年学校を改組し、「獅子村立獅子中学校[2]」(新制中学校)とし、小学校に併設する。
    • 春日分教場を春日分校とする。
  • 1955年(昭和30年)1月1日 - 町村合併[3]で平戸市が誕生したことにより、「平戸市立獅子小学校」(現校名)と改称。
  • 1958年(昭和33年)3月31日 - 中学校統合のために獅子中学校が廃止され、併設を解消。小学校単独となる。
  • 1968年(昭和43年)- 鉄筋コンクリート造校舎が完成。
旧・平戸市立獅子小学校 創立百周年記念碑
  • 1977年(昭和52年)- 運動場を整備。
  • 1978年(昭和53年)- 体育館が完成。
  • 1980年(昭和55年)度 - 創立100周年記念式典を挙行。
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月31日 - 春日分校を廃止。春日分校の最終所在地 - 平戸市春日町564番地
    • この年 - 運動場にアスレチック遊具が完成。
  • 1987年(昭和62年)- 旧校舎を解体。
  • 1993年(平成5年)- 学校園が完成。
旧・平戸市立獅子小学校 閉校の碑
  • 2009年(平成21年)
    • 4月1日 - 新入生が初めて0となる。
    • 9月 - 定例市議会で廃止方針が示される。
    • 12月 - 定例市議会で関連条例等を議決。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月20日 - 閉校記念式典を挙行。
    • 3月31日 - 閉校。129年の歴史に幕を閉じる。在校生は平戸市立紐差小学校に編入し、通学にはスクールバスが運行される。
      • 跡地には、校舎の一部、体育館、運動場が残されている。残された校舎の一部(上記画像の左奥)は地元消防団の格納庫として活用されている。上記の画像で、右奥の体育館の手前に校舎があったが、解体され、駐車場となっている。緑の部分が運動場。

交通アクセス

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最寄りのバス停

最寄りの道路

周辺

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  • 獅子保育園
  • 無動寺
  • 明性寺
  • 平戸警察署獅子町警察官駐在所
  • 獅子簡易郵便局

脚注

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  1. ^ 「獅子小 来春廃校へ 紐差小へ統合方針」西日本新聞 2009年(平成21年)9月4日
  2. ^ 1958年(昭和33年)に紐差中学校・宝亀中学校・根獅子中学校の3校と統合され、平戸市立中部中学校となる。
  3. ^ 平戸町・中野村・獅子村・紐差村・中津良村・津吉村・志々伎村が合併して市制施行し、平戸市が発足。

参考資料

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関連項目

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