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平庫ワカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平庫 ワカ
職業 漫画家
活動期間 2018年 -
代表作マイ・ブロークン・マリコ
受賞

MFコミック大賞ステップアップ賞(『天雷様と人間のへそ』)

TV Bros.コミックアワード2020大賞

第24回 文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞

このマンガがすごい!2021オンナ編第4位

(『マイ・ブロークン・マリコ』)
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平庫 ワカ(ひらこ ワカ)は、日本の漫画家

来歴

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物心がついたころから絵を描くことが好きで、小学2年には「絵物語」のような漫画を描いていた[1]。平庫は小学4年生くらいまで漫画の読み方がわからなかったが、安孫子三和の『みかん・絵日記』で漫画の読み方が理解できるようになった[1]。それ以降、気になった漫画を手に取っていったという[1]。小学校高学年のころに高屋奈月の『フルーツバスケット』を読んだことをきっかけに、萩尾望都など少し前の世代の少女漫画を読むようになる[1]井上雄彦の『バガボンド』や宮崎駿の作品、海外のバンド・デシネグラフィック・ノベルなどにも影響を受けた[1]

pixivファンアートなどを発表した後、編集者に声をかけられたことによりMFコミック大賞に応募し[1]、『天雷様と人間のへそ』がステップアップ賞を受賞[2][3]。低迷期が続き、4年ほど時間をかけて形にした作品『YISKA -イーサカ-』が2018年に『Comic BRIDGE online』(KADOKAWA)に掲載されデビューを果たす[1][2]

2019年、初連載作品となる『マイ・ブロークン・マリコ』を『Comic BRIDGE online』に発表[4]。同作は話題を呼び[5]、『TV Bros.』(東京ニュース通信社)コミックアワード2020大賞[6]、「第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞[7]、『このマンガがすごい!2021』(宝島社)オンナ編第4位[8] を受賞。

高橋留美子のファンであり、『ダ・ヴィンチ』(同)2020年12月号の高橋留美子特集にてコメントを寄せている[9]

作品リスト

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漫画作品

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  • 凡例
    • 太字は連載作品
    • 掲載誌BR :『Comic BRIDGE』(KADOKAWA)
    • 収録:『マイ・ブロークン・マリコ』 / :『天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―』 / :単行本未収録

連載作品 読切作品
作品名 掲載誌 発表年・掲載号 収録 注記
1 まいふろおくんまりこ マイ・ブロークン・マリコ BR 2019年7月[4] 2 - 初連載作品[4]
2 ちやいるとふつとひけ チャイルドフット・髭 デビュー前の作品[3]
3 あいあむのおほてい I am Nobody デビュー前の作品[3]
4 しよくたくはささやく 食卓はささやく デビュー前の作品[3]
5 てんしんさまとにんけんのへそ 天雷様と人間のへそ MFコミック大賞受賞作[3]
6 いいさか YISKA -イーサカ- BR 2018年[4] [10] デビュー作[4]
7 ほつとあんとこおるとすろお ホット アンド コールドスロー BR 2020年8月4日[11] [3]

書籍

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  • 『マイ・ブロークン・マリコ』、KADOKAWA〈BRIDGE COMICS〉2020年1月8日発売[10]ISBN 978-4-04-064246-8
  • 『天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―』、KADOKAWA〈BRIDGE COMICS〉2021年3月8日発売[3]ISBN 978-4-04-680252-1

その他

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  • AAO Project FRINGE/RAID フリンジ/レイド(2021年5月)キャラクターデザイン[12]

外部リンク

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g 『マイ・ブロークン・マリコ』で注目の漫画家・平庫ワカ、初インタビュー 「この作品を描いて本当に報われた」”. リアルサウンド. blueprint (2020年3月3日). 2021年9月4日閲覧。
  2. ^ a b 平庫ワカ”. ダ・ヴィンチニュース. 2021年9月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g “「マイ・ブロークン・マリコ」の平庫ワカ、デビュー前の作品など収めた初期作品集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月8日). https://natalie.mu/comic/news/419177 2021年9月4日閲覧。 
  4. ^ a b c d e “新連載「マイ・ブロークン・マリコ」ガラの悪いOLが、死んだダチのため走り出す”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年7月17日). https://natalie.mu/comic/news/340035 2021年9月4日閲覧。 
  5. ^ “平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」特集 コラム「彼女の魂を埋める場所を探して」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年1月8日). https://natalie.mu/comic/pp/mariko 2021年9月4日閲覧。 
  6. ^ エムティーアイ. “TV Bros.がおくる年に一度の「輝け!ブロスコミックアワード2020」、今年は『マイ・ブロークン・マリコ』が大賞に! - music.jpニュース”. music.jp. 2021年9月3日閲覧。
  7. ^ マイ・ブロークン・マリコ”. 文化庁メディア芸術祭 - JAPAN MEDIA ARTS FESTIVAL. 2021年9月3日閲覧。
  8. ^ このマンガがすごい!2021”. 2021年9月3日閲覧。
  9. ^ “ダ・ヴィンチの高橋留美子特集に描き下ろしマンガ、荒牧慶彦と鈴木拡樹は乱馬と摩緒に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月6日). https://natalie.mu/comic/news/403706 2021年9月4日閲覧。 
  10. ^ a b “「マイ・ブロークン・マリコ」単行本化、骨になった親友と最初で最後の旅”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年1月8日). https://natalie.mu/comic/news/362397 2021年9月4日閲覧。 
  11. ^ “「マイ・ブロークン・マリコ」平庫ワカ新作がCOMIC BRIDGEで公開、橋の日記念”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年8月4日). https://natalie.mu/comic/news/390432 2021年9月4日閲覧。 
  12. ^ “山手線の各駅が30人のアイドルに、小野賢章や島崎信長ら参加のプロジェクト始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月20日). https://natalie.mu/comic/news/428953 2021年9月4日閲覧。