平井杏子
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平井 杏子(ひらい きょうこ、1946年8月9日[要出典] - )は、日本の英文学者、小説家。昭和女子大学名誉教授[1]。本名は平井 法(のり)[2]。英国の女性作家アイリス・マードックらの研究で知られ、日本アイリス・マードック学会会長を務めた[3]。
経歴
[編集]長崎県長崎市生まれ[4]。長崎県立長崎東高等学校を経て[5]、1969年に昭和女子大学英文科卒業[要出典]。同大学近代文学研究所助教授を経て、教授となる[2]。英文学の研究・評論を行う一方で、同人誌『文学空間』において作品の発表を続けた[2]。1999年に「対岸の町」で第11回自由都市文学賞受賞[2]。
著書
[編集]- 『アイリス・マードック』彩流社、1995年。ISBN 978-4882023715。
- 『アガサ・クリスティを訪ねる旅 鉄道とバスで回る英国ミステリの舞台』大修館書店、2010年。ISBN 978-4469245509。
- 『カズオ・イシグロ 境界のない世界』水声社、2011年。ISBN 978-4891768218。
- 『ゴーストを訪ねるロンドンの旅』大修館書店、2014年。ISBN 978-4469245905。
共著
[編集]- 近藤耕人『サミュエル・ベケットのヴィジョンと運動』未知谷、2005年。ISBN 978-4896421231。
- 千石英世、千葉一幹『ミネルヴァ評論叢書「文学の在り処」 名作は隠れている』ミネルヴァ書房、2009年。ISBN 978-4623052455。
翻訳
[編集]- アイリス・マードック 著、平井杏子 訳『ジャクソンのジレンマ』彩流社、2002年。ISBN 978-4882027690。
脚注
[編集]- ^ “ミステリーの華麗な世界 アガサ・クリスティと英国”. NHK文化センター. 2017年4月16日閲覧。
- ^ a b c d 人物・人材情報リスト 2006, p. 310.
- ^ “平井杏子・ジャクソンのジレンマ”. 長崎東高在京同窓会. 2017年4月16日閲覧。
- ^ 『ゴーストを訪ねるロンドンの旅』掲載のプロフィールより。
- ^ “ゴーストを訪ねるロンドンの旅”. 長崎東高在京同窓会. 2017年4月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 日外アソシエーツ編『長崎県人物・人材情報リスト 2007』日外アソシエーツ、2006年。