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常照愚草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

常照愚草』(じょうしょうぐそう)は、戦国時代初期の山城国守護職伊勢貞陸による有職故実書常照とは貞陸の出家後の法号である。

貞陸は延徳2年(1490年)より明応7年(1498年)まで室町幕府政所執事を務めた。執筆年代は明らかではないが、貞陸が大永元年(1521年)に59歳で没していることから、それ以前の著作となる。

室町幕府における武家作法制度について解説している。また、政所執事・山城守護として朝廷との交渉役も務めたことから、公武交渉についての記述についても詳細である。