常栄寺 (鎌倉市)
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常栄寺 | |
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門と境内 | |
所在地 | 神奈川県鎌倉市大町1-12-11 |
位置 | 北緯35度18分57.2秒 東経139度33分15.6秒 / 北緯35.315889度 東経139.554333度座標: 北緯35度18分57.2秒 東経139度33分15.6秒 / 北緯35.315889度 東経139.554333度 |
山号 | 慧雲山(けいうんさん) |
宗派 | 日蓮宗 |
本尊 | 三宝祖師 |
創建年 | 慶長11年(1606年)[1] |
開山 | 日詔 |
開基 | 日祐尼 |
正式名 | 慧雲山 常栄寺 |
別称 | ぼたもち寺(牡丹餅寺) |
文化財 | 桟敷の嫗の鉄漿壺など |
法人番号 | 7021005001900 |
常栄寺(じょうえいじ)は神奈川県鎌倉市大町に所在する日蓮宗寺院。山号は慧雲山。鎌倉時代からあった草庵を慶長11年(1606年)に日祐尼が開基し、日詔上人が開山した。本尊は三宝祖師。後述の縁起によりぼたもち寺(牡丹餅寺)の名で知られる。旧本山は比企谷妙本寺、池上・神楽坂法縁。
歴史
[編集]寺伝によれば、鎌倉時代に源頼朝が山上に由比ガ浜を遠望するための桟敷を作ったのが興りとされる[1]。ここを守護していた印東祐信[2]の妻の日蓮宗の尼僧(「桟敷の尼」といわれる[1])が、文永8年(1271年)の龍ノ口法難の折り、処刑のため刑場(現・龍口寺)に引かれて行く日蓮に胡麻ぼたもちを捧げた、という伝承がある。この後に日蓮は刑を免れたことから「御首継ぎに胡麻の餅」として有名になった。
江戸時代、紀州徳川家家老水野重良の娘で日蓮宗に帰依した日祐尼が開基し、池上本門寺14世日詔が開山した。常栄寺の寺名はこの桟敷の尼の法名「妙常日栄」がもととなったとも言われている。
法難のあった毎年9月12日には、参詣人にもぼた餅が供養接待されている。
アクセス
[編集]- 鎌倉駅東口より徒歩約7~10分
- 駐車は不可
脚注
[編集]出典
[編集]- 鎌倉の寺社122を歩く/槇野修著/著/山折哲雄/監修/PHP新書/
- 鎌倉古社寺辞典/吉川弘文館/
- 鎌倉の寺 小辞典/かまくら春秋社/
- 「山之内庄大町村常榮寺」『大日本地誌大系』 第39巻新編相模国風土記稿4巻之87村里部鎌倉郡巻之19、雄山閣、1932年8月、292-293頁。NDLJP:1179229/152。