常憲院霊廟
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常憲院霊廟(じょうけんいんれいびょう)は、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の霊廟。上野寛永寺に造営された。豪華な彫刻で飾られていたが、1945年3月10日の東京大空襲により焼失した。
概要
[編集]建築物
[編集]以下の建造物が国宝保存法に基づく国宝(現行法の「重要文化財」に相当)に指定されていた。
- 建造物は1930年5月23日指定[1]。
- 常憲院(徳川綱吉)霊廟
- 本殿・相之間・拝殿(1棟)
- 前廊
- 中門
- 左右廊 2棟
- 渡廊
- 透塀
- 仕切門
- 鐘楼
- 水盤舎
- 勅額門
- 奥院宝塔(銅造)
- 奥院唐門(銅造)
被葬者
[編集]- 常憲院(5代将軍、徳川綱吉)
以下の将軍らが合祀されている。
現状
[編集]1945年3月10日の東京大空襲により大部分の建物が焼失。以下の建造物が残る。
- 常憲院霊廟勅額門及び水盤舎 2棟
- 勅額門
- 水盤舎
- 常憲院霊廟奥院 6棟
- 奥院宝塔
- 奥院唐門
- 附 有徳院宝塔
- 附 温恭院宝塔
- 附 天璋院宝塔
- 附 孝恭院宝塔
参考文献
[編集]- 文化庁「戦災等による焼失文化財」
脚注
[編集]- ^ 昭和5年5月23日文部省告示第161号(参照:国立国会図書館デジタルコレクション)