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川越市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川越町駅から転送)
川越市駅*
駅舎外観(2021年8月)
かわごえし
Kawagoeshi
TJ 21 川越 (0.9 km)
(3.4 km) 霞ヶ関 TJ 23
地図
所在地 埼玉県川越市六軒町一丁目4-4
北緯35度54分50.91秒 東経139度28分38.54秒 / 北緯35.9141417度 東経139.4773722度 / 35.9141417; 139.4773722座標: 北緯35度54分50.91秒 東経139度28分38.54秒 / 北緯35.9141417度 東経139.4773722度 / 35.9141417; 139.4773722
駅番号 TJ22
所属事業者 東武鉄道
所属路線 東上本線
キロ程 31.4 km(池袋起点)
電報略号 コエ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]43,185人/日
-2023年-
開業年月日 1914年大正3年)5月1日[1]
乗換 本川越駅西武新宿線
備考 * 1922年(大正11年)12月に「川越町駅」から改称。
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川越市駅(かわごえしえき)は、埼玉県川越市六軒町一丁目にある、東武鉄道東上本線である。駅番号はTJ 22

歴史

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  • 1914年大正3年)5月1日:東上鉄道の川越町駅として開業[1]。六軒町の人々が土地を寄付して駅を誘致したことから、地元では六軒町駅と呼んでいた。ただし鉄道敷地の大半は田面沢村内に存在し、川越町内と断言できる敷地部分は駅前広場のみである。
  • 1922年(大正11年)12月1日:川越市の市制施行により川越市駅へ改称[注 1]
  • 1961年昭和36年)10月:ホーム有効長を延長[3]
  • 2008年平成20年)3月18日発車メロディを導入。
  • 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正により新設された上り「TJライナー」の通過駅となる(下り列車は引き続き停車)[4]。当駅を通過する営業列車は初。
  • 2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正に伴い、新設された「川越特急」の停車駅となる[5]。発車メロディを変更[6]

駅構造

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島式ホーム2面4線を有する地上駅。駅舎・改札口は北東側に1か所のみ設置されている。駅舎とホームとの間は跨線橋により連絡している。従来はエレベーターエスカレーターとも設置されていなかったが、2010年度にエレベーター3基を設置を計画[7]し、2011年4月25日に供用を開始した(エスカレーターは未設置)。

東武川越駅管区傘下の駅長配置駅で、新河岸駅霞ヶ関駅を管理する。

1番線の隣には留置線がある。また、寄居方に上下線の線路に挟まれる形で2本の引き上げ線がある。主に同駅終着の列車が使用している。なお、かつての留置線は下り線側に1本のみであった。

のりば

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番線 路線 方向 行先[8]
1・2 TJ 東上線 下り 小川町方面
3・4 上り 池袋方面

2・3番線は待避線で、当駅折り返し列車や「TJライナー」・快速急行緩急接続する準急普通が使用する。なお、1・4番線も当駅始発・当駅止まりの列車が使用する。

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員43,185人である[東武 1]。2016年2月20日に西武新宿線本川越駅西口が開設し、当駅から本川越駅への乗換距離が短縮されて乗換客が増加し、2016年度に1日平均乗降人員が4万人を上回った。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[9]
年度 1日平均
乗降人員
[10][東武 2]
1日平均
乗車人員
[11]
出典
1978年(昭和53年) 26,646
1990年(平成02年) 37,971 18,926
1991年(平成03年) 38,758 19,281
1992年(平成04年) 38,088 18,893
1993年(平成05年) 38,349 19,100
1994年(平成06年) 39,848 19,865
1995年(平成07年) 40,210 19,959
1996年(平成08年) 39,111 19,362
1997年(平成09年) 37,140 18,394
1998年(平成10年) 36,225 17,928
1999年(平成11年) 35,734 17,683 [* 1]
2000年(平成12年) 35,553 17,570 [* 2]
2001年(平成13年) 35,215 17,184 [* 3]
2002年(平成14年) 34,650 16,898 [* 4]
2003年(平成15年) 34,048 16,638 [* 5]
2004年(平成16年) 33,588 16,372 [* 6]
2005年(平成17年) 33,267 16,234 [* 7]
2006年(平成18年) 33,415 16,292 [* 8]
2007年(平成19年) 33,351 16,305 [* 9]
2008年(平成20年) 34,214 16,752 [* 10]
2009年(平成21年) 34,543 16,946 [* 11]
2010年(平成22年) 34,702 17,041 [* 12]
2011年(平成23年) 34,318 16,905 [* 13]
2012年(平成24年) 34,809 17,145 [* 14]
2013年(平成25年) 36,085 17,805 [* 15]
2014年(平成26年) 35,968 17,761 [* 16]
2015年(平成27年) 37,374 18,475 [* 17]
2016年(平成28年) 41,542 20,653 [* 18]
2017年(平成29年) 44,676 22,210 [* 19]
2018年(平成30年) 47,163 23,446 [* 20]
2019年(令和元年) 47,600 23,673 [* 21]
2020年(令和02年) 34,431 17,123 [* 22]
2021年(令和03年) 38,321 19,068 [東武 3]
2022年(令和04年) 41,885 20,837 [東武 4]
2023年(令和05年) 43,185 21,473 [東武 1]

特徴

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かつては東上線における川越市の代表駅であったが、市街地が南へ発展していったために川越駅が中心駅となった。ただし、周囲に3つの高校が所在し、旧市街や市役所に近く、西武新宿線本川越駅との連絡も徒歩の場合は川越駅よりも近接しているため乗換客が多く、また学生・生徒の利用客も多い。蔵の街など川越の観光地へ、東上線を利用し徒歩で訪れるなら同駅下車が至便である。

日中の有楽町線からの直通列車と準急はほとんどが当駅で折り返す。そのため、日中は同駅より小川町方面の運行本数は毎時14本から、快速急行(※2本ともFライナー)、急行の毎時6本に減る。

1929年(昭和4年)に川越電車庫が併設され、これが輸送力増強計画によって1971年(昭和46年)に拡張移転されたのが森林公園検修区である。

跡地には東武鉄道川越工場が置かれ、車両改造や検査などを行っていたが2020年9月に廃止され、代替として川越整備所が創設された。また、開業時は川越の町の中心に最も近かったため東上鉄道においても中心的な役割を持っていたことから、その後も乗務管区をはじめとする多くの主要な機能が同駅構内に置かれている。

駅周辺

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地図
本駅と本川越駅(右)の位置関係

駅舎(東)側

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駅舎反対(西)側

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路線バス

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川越市街地における路線バスは川越駅及び本川越駅を発着する便が中心で、川越市駅においては駅前が手狭であることもあり路線バスの発着は限定的である。

近代化遺産

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川越市駅から川越駅に向かって西武新宿線を跨ぐ高架の橋脚には、1914年に東上鉄道が建設された当時のものが現存している。煉瓦作りでの化粧積みがされている箇所である。貴重な文化財で埼玉県の近代化遺産に指定されている。なおこの橋の存在によって西武新宿線は複線化が物理的に不可能となっており、脇田信号場 - 本川越駅間で単線となっている。

隣の駅

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東武鉄道
TJ 東上本線
TJライナー(上り列車)
通過
TJライナー(下り列車)・川越特急
川越駅 (TJ 21) - 川越市駅 (TJ 22) - 坂戸駅 (TJ 26)
快速急行・急行・準急・普通
川越駅 (TJ 21) - 川越市駅 (TJ 22) - 霞ヶ関駅 (TJ 23)

脚注

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注釈

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  1. ^ 官報[2]では1924年8月25日改称。また「汽車汽船旅行案内」大正12年7月(復刻版)も川越町駅となっている

出典

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  1. ^ a b 「私設鉄道及軽便鉄道運輸」『官報』第529号、1914年5月6日国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』第3613号、1924年9月6日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 「東上線(東武)七駅のホームを延長」『交通新聞』交通協力会、1961年8月26日、2面。
  4. ^ 3月26日(土)東武東上線でダイヤ改正を実施! 〜東京メトロ副都心線直通列車の東上線内急行運転を開始! 森林公園行き最終列車の繰り下げ・川越市発初列車の繰り上げも行います〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2016年2月9日。オリジナルの2017年12月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171201034653/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/00bc01557635f8787697d58846b1ca4e/160209_2.pdf?date=201602051709342020年6月17日閲覧 
  5. ^ 3月16日(土)東武東上線でダイヤ改正を実施! 〜土休日下り快速急行の運転区間を延長し全列車小川町行きに! 土休日池袋発川越市行き下り最終列車の繰下げ等を実施します!〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2019年1月29日。オリジナルの2020年6月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200617052932/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/8ec1b6cc91ef33effbea794955431a1f_190129_1.pdf2020年6月17日閲覧 
  6. ^ 3月16日(土)、東武東上線 ダイヤ改正にあわせ、川越駅・川越市駅の発車メロディが、菅野 祐悟氏の作品に変わります! 〜「川越特急」の車内チャイムも同氏が作曲します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2019年2月15日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501192133/https://www.tobu.co.jp/file/pdf/cae45961fe6331149f55da205ce966d8/190215_1_2.pdf?date=201902181017562020年5月1日閲覧 
  7. ^ 5 サービス向上」『2010年度の鉄道事業計画』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2010年4月27日、3頁。オリジナルの2010年10月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20101204034715/https://www.tobu.co.jp/file/2392/100427.pdf#page=32011年8月21日閲覧 
  8. ^ 川越市駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
  9. ^ 統計かわごえ - 川越市
  10. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  11. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県

利用状況

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埼玉県統計年鑑
東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=13 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=13 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=13 

関連項目

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外部リンク

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