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川根温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川根温泉ホテルから転送)
川根温泉
「川根温泉ふれあいの泉」外観。
温泉情報
所在地 静岡県島田市川根町笹間渡220
交通 #交通参照
泉質 ナトリウムー塩化物泉
泉温(摂氏 48.7 °C
湧出量 545Ⅼ/分
pH 7.8
液性の分類 弱アルカリ性
浸透圧の分類 高張性
宿泊施設数 2
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川根温泉(かわねおんせん)は静岡県島田市川根町笹間渡にある温泉

大井川第一橋梁を渡る大井川鐵道の列車の景観で知られる。

概要・歴史

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1994年12月、町が主体となって同地に開削。1995年、大井川の河川敷に湯舟を並べただけの簡易温泉施設「茶里夢の泉」としてオープンした[1]

1998年、運営会社として「川根町温泉㈱」[注釈 1][注釈 2]が設立されている。

茶里夢の泉は1998年に『川根温泉ふれあいの泉』としてリニューアルオープン、のちに道の駅に指定され、道の駅川根温泉を併設することとなった[1]

また近隣には「川根温泉ホテル」が2014年にオープンし、現在は大井川鐵道が運営している。

泉質

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高張性ナトリウム塩化物高温泉で、pHは7.8[2]。湧出量545Ⅼ/分は静岡県内トップクラスである[3]

約2万年前に隆起した地下水および古海水源泉である。また、ほとんどの施設で源泉を掛け流しで使用しており、これは全国的にも珍しいものである。

2023年、「温泉総選挙2022」においてファミリー部門1位を獲得した[4]

施設

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  • 川根温泉ふれあいの泉 (道の駅川根温泉)
    • 運営は川根町温泉㈱。
    • 風呂は内湯・露天すべて掛け流し。
    • 日帰り入浴は820円(島田市民は割引で590円)。
    • 前述のように道の駅川根温泉を併設し、施設内には足湯もある。現在は宿泊も可能。
  • 川根温泉ホテル[5]
    • 運営は2019年6月まで時之栖、それ以降は大井川鐵道[注釈 3]
    • 風呂の内温泉を使っているのは内湯のみ。
    • 日帰り入浴は820円(島田市民は割引で590円)。
    • 温泉宿・ホテル総選挙2021~23のファミリー部門で1位となった[注釈 4]
  • 川根温泉ふれあいコテージ
    • 川根温泉ふれあいの泉の付属宿泊施設。
    • 風呂は一部をのぞき掛け流し。
    • 日帰り入浴の扱いはなし。

交通

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ a b 会社情報 | 【公式】川根温泉 ふれあいの泉~SLが見える天然温泉” (2024年3月20日). 2024年12月30日閲覧。
  2. ^ onsen-bunsekisyo.pdf
  3. ^ 川根温泉 ふれあいの泉 |一般社団法人島田市観光協会”. www.shimada-ta.jp. 2024年12月30日閲覧。
  4. ^ 温泉総選挙2022-最終結果発表- | 温泉総選挙”. kanko.onsen-ouen.jp. 2024年12月30日閲覧。
  5. ^ 新体制4年の大井川鉄道、劇的に変わった経営”. 東洋経済オンライン (2019年8月25日). 2024年12月30日閲覧。

注釈

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  1. ^ 町が主体の第三セクター。
  2. ^ 同社は2024年に大井川鐵道とコンソーシアムを結んでいる。
  3. ^ 2017年以降同社はエクリプス日高の子会社となっており、ホテル運営のスキルを得たことにより運営候補に名乗りを挙げた。
  4. ^ 24年から部門廃止。
  5. ^ 「ふれあいの泉」の人気によって、2003年に笹間渡駅から改称された。