コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

田村さと子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川村さと子から転送)

田村 さと子(たむら さとこ、1947年3月26日 - 2020年1月19日)は、日本ラテンアメリカ文学研究者[1]詩人、元帝京大学教授[1]

生涯

[編集]

和歌山県新宮市生まれ[1]。本姓・川村。夫は新潟県副知事立教大学教授を務めた自治省官僚川村仁弘[2]。小学校から和歌山県立新宮高等学校まで、中上健次と同級だった[3]1978年お茶の水女子大学家政学部卒業。メキシコ国立自治大学でラテンアメリカ文学を、スペイン国立マドリード大学で詩論を学ぶ[1]1989年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程中退。1991年、「ガブリエラ・ミストラルの「死のソネット」研究」(川村さと子)で同大学術博士[4]1992年帝京大学助教授[4]、のち教授。

1979年現代詩女流賞。1995年センテナリオ・アスール・ルペン・ダリーオ賞(チリ)。1996年、地球賞。2002年、クルテア・デ・アルジェシュ国際詩大賞。2004年リカルド・ラゴス・チリ大統領賞、パブロ・ネルーダ賞。チリの詩人ガブリエラ・ミストラル研究によりスペイン王立アカデミーチリ支部・チリ言語アカデミー外国人会員に東洋人として初めて選出される。

2020年1月19日、乳癌のため死去[5]。72歳没。

著書

[編集]

翻訳

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 百年の孤独を歩く―ガルシア=マルケスとわたしの四半世紀”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年9月18日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ 「わたしのなかの中上健次--ともにした幼少年時代」『新潮』1996年10月号
  4. ^ a b 『ガブリエラ・ミストラル詩集』小沢書店、1993年、213頁。 
  5. ^ “田村さと子さん死去(翻訳家、詩人)”. 時事通信社. (2020年1月21日). https://web.archive.org/web/20200122161138/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012101189&g=soc 2020年1月22日閲覧。 

参考文献

[編集]
  • 文藝年鑑2012

外部リンク

[編集]