コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

島根県立古代出雲歴史博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
島根県立古代出雲歴史博物館
Shimane Museum of Ancient Izumo
館内展示物の一つ、加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸国宝
島根県立 古代出雲 歴史博物館の位置(島根県内)
島根県立 古代出雲 歴史博物館
島根県立
古代出雲
歴史博物館
博物館位置
施設情報
専門分野 古代出雲
事業主体 島根県
管理運営 ミュージアムいちばた
建物設計 槇総合計画事務所
延床面積 11854.8m2
開館 2007年3月10日
所在地 699-0701
島根県出雲市大社町杵築東99-4
位置 北緯35度23分55.7秒 東経132度41分19.5秒 / 北緯35.398806度 東経132.688750度 / 35.398806; 132.688750座標: 北緯35度23分55.7秒 東経132度41分19.5秒 / 北緯35.398806度 東経132.688750度 / 35.398806; 132.688750
外部リンク http://www.izm.ed.jp/
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示
島根県立古代出雲歴史博物館
建物全景
情報
施工 大林組、中筋組、岩成工業
構造形式 鉄筋コンクリート構造(一部鉄骨造
敷地面積 57,000 m²
建築面積 9,444.5 m²
延床面積 11,854.8 m²
階数 地上3階、地下1階
開館開所 9:00-18:00(11月-2月は9:00-17:00)
休館:毎月第3火曜日
座標 北緯35度23分55.7秒 東経132度41分19.5秒 / 北緯35.398806度 東経132.688750度 / 35.398806; 132.688750
備考 総工費:68億円
テンプレートを表示

島根県立古代出雲歴史博物館(しまねけんりつこだいいずもれきしはくぶつかん)は、島根県出雲市にある歴史系の博物館である。槇文彦の設計による建築物。

概要

[編集]

2007年3月10日出雲大社の東隣に開館した。主に出雲大社を中心とした古代出雲についての展示を行っており、常設展示はテーマ別展示室、神話展示室、総合展示室に分かれている。主な展示物としては、荒神谷遺跡より出土した銅剣358本・銅矛16本、銅鐸6個(以上国宝)、加茂岩倉遺跡より出土した国宝の銅鐸39個、平安時代の出雲大社本殿を再現したという10分の1の模型[1]などがある。総合展示室には、石見銀山など旧石見国も含めた島根県全体の歴史についての展示がある。このほか、中央ロビーには2000年に出雲大社境内から出土した宇豆柱が展示されている。

敷地内には「風土記の庭」や体験用の水田、工房が設置されている。

建築

[編集]

コンセプトとして建築の主張を抑えるために面と線を簡素に表し、素材もガラスというシンプルな組み合わせになっている。また、壁面の鋼は古代のたたら製鉄、ガラスは現代性をそれぞれ象徴する役割も担い、古代と現代の融合という意味合いもある[2]。また元々の敷地は駐車場湿原であったため、庭園の樹木にはシイカシなど常緑の広葉樹が植えられた[3]

構成

[編集]
  • 中央ロビー(宇豆柱)
  • 展示室
    • 神話回廊(神話シアター、神話展示コーナー、神話探検コーナー)
    • 総合展示室
    • テーマ別展示室(出雲大社と神々の国のまつり、出雲国風土記の世界、青銅器と金色の大刀)
    • 特別展示室
  • 空中歩廊
  • 展望テラス
  • ミュージアムショップ一畑
  • カフェ「maru cafe」
  • 情報交流室
  • 講義室
  • 風土記の庭
  • 体験工房
  • 体験水田

アクセス

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 高さ10丈(約48メートル)、中心の心御柱の直径約3.6メートル、階段の長さは約109メートルあったと伝えられている(竹内誠監修『知識ゼロからの博物館入門』幻冬舎、2010年、106-107ページ)。
  2. ^ 日経アーキテクチュア、2007年7月9日号85ページ
  3. ^ 日経アーキテクチュア、2007年7月9日号81ページ

参考文献

[編集]
  • 『クローズアップ 島根県立古代出雲歴史博物館』 日経アーキテクチュア、2007年7月9日号、74-85ページ

外部リンク

[編集]