島戸繁
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島戸 繁 | |
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生誕 |
1902年 日本岐阜県山県郡伊自良村(現・山県市) |
国籍 | 日本 |
著名な実績 | 油絵 |
受賞 |
京都市展市長賞 1943年 滋賀県展文部大臣賞 1947年 彦根市功労賞 1977年 勲三等旭日中綬章 1980年 滋賀県文化賞 1981年 静岡県立大学 名誉教授 1981年 伊自良村名誉村民 1991年 従四位 – 勅命 1998年 |
選出 | 日展・光風会 |
島戸 繁(しまと しげる、1902年〈明治35年〉 - 1998年〈平成10年〉[1])は、日本の洋画家。岐阜県出身。
滋賀県の彦根城城下町にアトリエを構え、城や琵琶湖の風景、人々の生活などを描いた。また、フランス・パリに滞在し描くなど、当時かなり珍しかった海外での先進的な芸術活動も行った。西洋美術の模倣ではない独自の洋画を追求し、関西洋画壇で活躍した[2]。 作品に対しては複数の受賞歴があり、当人も勲三等旭日中綬章を受章した[3]。 彦根を代表する和菓子の老舗、いと重[4]の代表銘菓「埋れ木」[5]のパッケージに描かれている彦根城の絵や、多賀大社御田植祭[6]のうちわ絵など、墨絵や水彩画も多く描いている。
来歴
[編集]1930年、第11回帝展に初入選する(三井コレクション蔵)。
この間、滋賀県立彦根高等女学校(現・滋賀県立彦根西高等学校)の教員を務めた。戦後、彦根工業専門学校を母体として滋賀県立短期大学(滋賀県立大学の前身)が開学すると、その教授となる。1961年からは、静岡女子大学(現・静岡県立大学)で教壇に立ち、7年間静岡県に居住した[1]。
1977年、彦根市功労賞を受ける。この年、郷里の伊自良村庁舎に壁画を制作した。
1978年には、フランス ル・サロンに入選し、翌年にはオンフルール・フランス美術賞展に出品した。1980年に再度フランスル・サロンに入選する。
1998年、滋賀県彦根市にて死去(享年96)。没後、従四位を追贈される。
[7]。
主な入選・受賞歴
[編集]- 1943年 - 京都市展市長賞。
- 1947年 - 第1回滋賀県展文部大臣賞
- 1949年 - 現代日本美術展特選。
- 1957年 - 第13回日展入選 以後35回入選
- 1958年 - 改組第1回日展 特選
- 1978年 - フランス ル・サロン入選
- 1979年 - フランス オンフルール フランス美術賞展出品
- 1980年 - フランス ル・サロン入選
- 1981年 - 滋賀県文化賞
顕彰(作品以外)
[編集]- 彦根市功労賞 - 1977年
- 勲三等旭日中綬章 - 1980年
- 静岡県立大学 名誉教授 - 1981年
- 伊自良村名誉村民 - 1991年
- 従四位 - 1998年