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岩田覚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩田覚
いわた さとる
人物情報
生誕 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学工学部東京大学大学院工学系研究科
学問
研究分野 数理工学
学位 博士(理学)[1]
称号 東京大学大学院情報理工学系研究科教授
主な業績 離散最適化に関する理論的貢献
学会 日本数学会
主な受賞歴 ファルカーソン賞(アメリカ数学会)
公式サイト
https://www.keisu.t.u-tokyo.ac.jp/lab/mist/lab_07_1/
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岩田 覚(いわた さとる)は、日本数学者数理工学者。東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授。専門は数理工学、特に 離散最適化とその応用。

略歴

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1991年3月 東京大学工学部計数工学科卒業[2]。1993年3月 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。1994年4月 京都大学数理解析研究所助手、1996年3月 京都大学より論文博士として博士(理学)の学位を取得[1]。1997年4月 大阪大学大学院基礎工学研究科講師、同助教授を経て、2000年4月東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻助教授。2006年4月 京都大学数理解析研究所助教授、2008年4月 同教授を経て、2013年2月より現職。2020年11月から北海道大学化学反応創成研究拠点特任教授を兼ねている。
数理工学全般における基礎的諸問題の解決をテーマとし、特に離散最適化とその工学的応用である離散数理工学を研究[3]して、数々の業績をあげている[4]

受賞および講演歴

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  • 1997年 情報処理学会 山下記念研究賞
  • 1999年 計測自動制御学会 論文賞
  • 2001年 日本OR学会 文献賞
  • 2002年 日本IBM科学賞
  • 2003年 ファルカーソン賞 (Fulkerson Prize) アメリカ数学会
  • 2007年 文部科学大臣表彰 若手科学者賞
  • 2010年 ICM 2010 ハイデラバード 招待講演者[5]
  • 2017年 Best Paper Award, STOC 2017

脚注

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  1. ^ a b Principal structure of submodular systems and Hitchcock-type independent flows『劣モジュラシステムの基本構造とHitchcock型独立流』、京都大学、1993年。博士(理学)。NAID 500000131235
  2. ^ researchmap 岩田覚
  3. ^ 公式HP 研究テーマ
  4. ^ researchmap 岩田覚 受賞
  5. ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式(英文)