岡田智博
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岡田 智博(おかだ ともひろ、1971年 - )は、日本のメディア文化アナリスト [1]、ファシリテーター[2]、ディレクター[3]、一般社団法人クリエイティブクラスター代表理事、一般社団法人ブルーオーシャン代表理事、サイバー文化学者[4]。ソーシャルキャピタリストも名乗っている。[5]
1995年よりメディアアート分野における日本でのプロモーション活動を独自に行ってきた。また、インタラクションデザインでの調査研究、プロデューサー、キュレーター及び執筆者としていくつものインタラクティブなプロジェクトの開発や事業を行っている。
自民党支持を公言し[6]、工業、文化事業分野での政府機関や各経済研究所との文化的な政策決定に関わることも多い[7]。メディアアートやデザイン等の創造性を活用したクリエイティブシティや創造産業づくりによる地域振興を目的として、地方自治体やエージェンシーと連携し、カンファレンスやシンポジウムを通して、クリエイティブ分野に精通したコンサルタントとして助言や活動などを行っている[8]。
東京藝術大学課程研究で創造産業のイノベーションを題材とする分野では初の博士を取得しており、文理融合を体現する存在として、実践と研究で常にアップデートをしながら創発に取り組んでいる。[9]
経歴
[編集]- 1971年 - 長野県松本市生まれ
- 1998年8月 - マルチメディア・アライアンス福岡[10](福岡県)設立理事
- 2000年3月 - 九州芸術工科大学 芸術工学研究科 視覚芸術学 修士
- 2002年3月 - 東京大学大学院情報学環・学際情報学府学際情報学 修士[11]
- 2005年1月 - NPO法人クリエイティブクラスター[12][13]設立代表理事
- 2008年- 2012年 跡見学園女子大学 非常勤講師[14]
- 2014年3月 - 東京藝術大学 博士[15]
- 2014年-2017年 駒澤大学 非常勤講師
- 2019年4月 - 青山学院大学 非常勤講師
- 2021年4月 - 東京藝術大学 教養教育センター 特任助教 (コーディネーター)[16]
来歴
[編集]1971年長野県松本市生まれ。AO入試で入学した信州大学経済学部[17][18]、ニューヨーク大学大学院 School Of Education (Media Ecology) を経て、日本に帰国後、1990年代後半から2000年代初期にかけてオン・ザ・エッヂ (ライブドア)の創立以前をはじめとする複数のIT企業のスタートアップに参画。その後、マルチメディア・アライアンス福岡設立活動のため福岡市に拠点を移すと同時に、九州芸術工科大学(現九州大学) 芸術工学研究科 視覚芸術学において修士を取得する。
2001年には東京大学大学院情報学環学際情報学府において修士論文「高度情報化社会における文化的促進機関としてのメディア・センターの研究」を発表する[11]。2014年には東京藝術大学で創造都市論を基調として博士論文「IT関連クリエイティブ産業の発展と創造クラスターの相関関係 : アムステルダム・札幌・モントリオールの都市事例を中心に[15]」を発表、メディアアート、インタラクティブに関わる地域創生、およびIT、情報産業の第一人者として活躍している。
また、文化庁メディア芸術人材育成支援事業においては、2010年度・2011年度・2013年度と三度の支援を受け、自身の行う「エレクトリカルファンタジスタ」とともに、数々の若手クリエイター、デザイナーの発掘を行ってきた。2012年には、い森のメディアアートワークショップ[19]にてファシリテーターを務めた。
2018年には、沖縄県石垣市の石垣市文化観光振興プラン[20]作成の取りまとめを担当した。
2020年には、文化庁メディア芸術祭小樽展でディレクターを務めた[21]。
参加プロジェクト
[編集]- 2003 横浜知財ITクラスター(横浜市・関東経済産業局)(横浜市) マネージャー、グランドデザイン[22]
- 2005 エヴォリューションカフェ[23](横浜市)プロデューサー、キュレーター[24]
- 2006, 2008 Electrical Fantasista [25]プロデューサー、キュレーター(横浜市)[26]
- 2009 Media Arts in the World Mapping
- 2009 クリエイティブカフェ 大阪(大阪市)
- 2010 文化庁メディア芸術祭巡回企画展札幌展(札幌市)
- 文化庁メディア芸術人材育成支援事業(2010年度(東京都)・2011年度(青森県)・2013年度(東京都))
- 2011 クリエィティブフアンタジスタ(東京都)
- 2011 ハイブリッドアートラボ(東京都府中市)企画担当[27]
- 2012 青い森のメディアアートワークショップ(青森県)ファシリテーター
- 2014 スーバーロボット展 (東京デザインウィーク 展 2014)
- 2017 文化庁メディア芸術祭石垣島展(沖縄県石垣市)ディレクター
- 2018 石垣市文化観光振興プラン(沖縄県石垣市)
- 2019 シマノバ SHIMANOVA(沖縄県石垣市)ディレクター[28]
- 2020 文化庁メディア芸術祭小樽展 (北海道小樽市) ディレクター
- 2021 Great Reset, Small Reboot (横浜市)ディレクター、キュレーター[29]
- 2021 artdemo - アート思考でイノベーションを起こすアートイノベーターたちによる20年間のデモンストレーション(オンライン開催)制作[30]
- 2021ひのはらアートプロジェクトβ(東京都檜原村)ディレクター、プロデューサー
出演
[編集]- 2011/10/30 「デジタルファブリケーションがもたらす美とものづくりの可能性」[27]
- 2012/07/21 世の中を前向きにするサービスのつくり方 家入一真(ハイパーインターネッツ代表)× 伊藤博之(クリプトン・フューチャー・メディア代表)×岡田智博(クリエイティブクラスター代表)[31]
- 2015/11/7 「異文化受容による新芸術創造 ―都市に求められる多様性の本質―」 同志社大学創造経済研究センター ミリク・ミラン(アムステルダム市「夜の市長」、ルチアナ・ラザレッティ(フィレンツェ大学教授)、佐々木雅幸(同志社大学経済学部教授)、岡田智博(クリエイティブクラスター理事長)、八木匡(同志社大学経済学部教授)
脚注
[編集]- ^ 歴代受賞作品, 文化庁メディア芸術祭. “第6回 2002年”. 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “アーカイブ: イベント”. 文化庁メディア芸術祭石垣島展. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “12月13日 19:00- 全国のアートプロジェクトのリーダーが石垣市民会館に集結! ラウンドトーク「島からアートをつくる」のお知らせ”. 文化庁メディア芸術祭石垣島展. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Creative Cluster | クリエイティブクラスター”. Creativecluster.jp. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “岡田智博|note”. note(ノート). 2022年5月21日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/okadatomohiro/status/276297695797334016”. Twitter. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “文化を基軸とした融合型新産業創出研究ユニット 第 2 回研究会”. 東京大学政策ビジョン研究センター. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “FesLab|SESSION-01|岡田智博 -NPOクリエイティブクラスター理事長-”. feslab.net. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “artdemo - アート思考でイノベーションを起こすアートイノベーターたちによる20年間のデモンストレーションを2月28日より無料映像配信公開”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月22日閲覧。
- ^ ASCII. ““マルチメディア・アライアンス福岡”総会開かれる――東京への販路開拓が課題(福岡県知事、麻生氏)”. ASCII.jp. 2020年7月1日閲覧。
- ^ a b 2001年度 学位論文 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
- ^ “IT+アートで日常生活を豊かにする 多拠点型NPO「Creative Cluster」始動”. ヨコハマ経済新聞. 2022年5月21日閲覧。
- ^ “Creative Cluster Institute クリエイティブクラスター”. Creative Cluster Institute クリエイティブクラスター. 2021年3月2日閲覧。
- ^ “岡田 智博 (Tomohiro Okada) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2022年5月19日閲覧。
- ^ a b 岡田智博「IT関連クリエイティブ産業の発展と創造クラスターの相関関係 : アムステルダム・札幌・モントリオールの都市事例を中心に [要旨]」東京藝術大学 博士 (学術), 12606甲第702号、2014年3月25日。
- ^ “再起動するための4つのまなざしと作品を通じた提言──『グレートリセット・スモールリブート展』~クリエイティブクラスターによる10年ぶりの先端美術企画展 開催中 | / ARTLOGUE”. www.artlogue.org. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “岡田 智博のプロフィール - Wantedly”. www.wantedly.com. 2022年6月27日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/okadatomohiro/status/269820743515262976”. Twitter. 2022年9月7日閲覧。
- ^ 「青い森のメディアアートワークショップ」
- ^ 「石垣市文化観光振興プラン」
- ^ “文化庁メディア芸術祭 小樽展”. 文化庁. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “第3回横浜会議 | JFA 一般財団法人 日本ファッション協会”. www.japanfashion.or.jp. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Evolution Cafe”. coolstates.com. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Evolution Cafe” (英語). SHIFT. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Electrical Fanrasista | エレクトリカル・ファンタジスタ”. fantasista.creativecluster.jp. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Electrical Fantasista 2006” (英語). SHIFT. 2022年5月13日閲覧。
- ^ a b “公開制作ハイブリッドアートラボ 東京都府中市ホームページ”. www.city.fuchu.tokyo.jp. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “「シマノバ」がオープン 石垣市民会館2階”. 八重山毎日新聞社. 2019年6月3日閲覧。
- ^ “先端アート展「グレートリセット・スモールリブート~その後をつくる創造力」開催 / ダボス会議でもあがった「グレートリセット」のその後の一手を問う!?”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “artdemo - アート思考でイノベーションを起こすアートイノベーターたちによる20年間のデモンストレーションを2月28日より無料映像配信公開”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月22日閲覧。
- ^ インタークロス・クリエイティブ・センター. “『世の中を前向きにするサービスのつくり方 ~家入一真氏を迎えて~』開催 | ニュース | アーカイブ”. ICC. 2022年5月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- researchmap by JST (Japan)
- Citation Information by NII (Japan)
- 一般社団法人クリエイティブクラスタ―
- 一般社団法人クリエイティブクラスター内のプロフィール
- Creative Cluster Institute 一般社団法人クリエイティブクラスター - Facebook
- SMF Symposium - Success Strategy for "Sapporo Ideas City", Inter-x-cross クリエイティブセンター, 札幌 市
- google scholar
- wiki 英語版 Tomohiro Okada
- 岡田智博 OKADA Tomohiro PhD (@OKADATOMOHIRO) -Twitter