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岡田晟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡田 晟(おかだ あきら、1913年‐?)は、日本漫画家。主に絵本漫画挿絵を専門とし、戦後は漫画、紙芝居作家から貸本漫画の表紙絵を担当。つげ義春の『白面夜叉』『涙の仇討』『愛の調べ』の表紙は岡田の手によるもの[1]山梨県甲府市出身。つげ義春の「義男の青春」の「田山先生」のモデルとして知られる。昭和初期のモダニズムの影響を強く受けた生活ぶりであった[2]

来歴 [2]

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  • 甲府市鹿島小学校に通う。同級に漫画家倉金章介、脚本家菊島隆三がおり、以降親交が続く。
  • 甲府商業高校卒業。
  • 明治大学商科へ進学するが、中退。
  • 戦前より子供漫画、挿絵絵本の仕事などに携わる。
  • 戦時中は映画会社茂原映画研究所に勤務。海軍の要請で「実貨映画」という兵隊向けの実質的には訓練のための教育用アニメを製作。当時生活に困っていた漫画家の杉浦茂・帷子進や挿画家の荒井五郎も同じ職場で働いていた。
  • 戦後は進駐軍相手の似顔絵描き、貸本漫画家、貸本表紙、装丁一手引き請負業などを営む。終戦の翌年の紙芝居の東京の全盛期には、貸本が盛期になるまで紙芝居も経験し、当時加太こうじと知り合う。
  • 80歳当時まで、上野にて似顔絵描きとして生計を立てる。自宅でも依頼により肖像画を描く。この当時は東大宮で息子と2人暮らし。

人物

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脚注

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  1. ^ 『つげ義春の魅力』P152岸睦子(勉誠出版)2001年7月2日発刊
  2. ^ a b c 「夜行」(北冬書房)第18号
  3. ^ つげ義春を旅マップする【山手線のつげ義春Ⅰ】
  4. ^ 『別冊コミックボックスvol.4 ある日の手塚治虫』(ふゅーじょんぷろだくと刊)18ページ。

関連項目

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外部リンク

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