山梨物産
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒409-3244 山梨県西八代郡市川三郷町岩間2132 |
設立 | 1940年 |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 1090001012349 |
事業内容 | 印章及び同付属品の製造並びに販売 |
代表者 | 代表取締役 河口功 |
外部リンク | http://www.yamanashi-bussan.co.jp/ |
山梨物産株式会社(やまなしぶっさん)は、山梨県西八代郡市川三郷町岩間に本社を置き、山梨県伝統の印章及び同付属品の製造並びに販売を主業務とする。
概要
[編集]甲斐国(山梨県)では、地元に水晶が産出されるようになった文久年間(1861年 - 1863年)に水晶の研磨加工、水晶印の篆刻が始まった。同社の所在する町内岩間は、山梨県西南部の富士川左岸の山間地に位置しており、山梨県令藤村紫朗によって地場産業の奨励が行われ、甲斐国(山梨県)の伝統産業のひとつである水晶の研磨加工技術、水晶印の篆刻技術を用いて、象牙、牛角(旧名:オランダ水牛)、黒水牛、柘などの印鑑製造が発達した[1][2][3]。
1940年(昭和15年)、西八代郡岩間村(当時)にて山梨物産が創業された。岩間の印鑑製造は、技術者の育成とともに主要産業となり[2]、販路を全国に広げていった[2]。
また、六郷印章業連合組合が設置され、岩間の印鑑製造は全国シェアの50パーセントを占めるまでに発展した[2]。その後、山梨物産は2006年(平成18年)株式会社化し、現会社を設立した。創業以来の印章ブランドの信玄印を販売しており、2006年(平成18年)には信玄印を商標登録し、山梨物産株式会社の公式ホームページにてWEB販売を開始している。
沿革
[編集]主な事業内容
[編集]- 印章及び同付属品の製造並びに販売。
- 象牙製品の販売。
- 前各号に付帯関連する一切の事業。
信玄印
[編集]信玄印(しんげんいん)は、山梨県伝統の印章をブランド化して山梨物産が1940年(昭和15年)の創業以来、販売している印章ブランド。1983年(昭和58年)、当時の内閣総理大臣、中曽根康弘が山梨県へ視察に訪れた際には、地場産業の代表として信玄印が謹呈されている[4]。2006年(平成18年)に商標登録された[5]。
脚注
[編集]- ^ 六郷における印章業の歴史 六郷町印章業連合組合
- ^ a b c d 甲斐古文書研究会編『各駅停車全国歴史散歩/山梨県』河出書房新社、1983年2月28日発行、pp.108-109
- ^ 六郷町印章業連合組合つむぎの湯案内窓口
- ^ 手彫り印鑑の信玄印-首相の印章謹製の実績
- ^ 手彫り印鑑の信玄印:弊社紹介