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山口県共通バスカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山口県共通バスカード(やまぐちけんきょうつうバスカード)は、山口県内で取り扱っている共通バスカード。県内の多数の事業者で取り扱われてきたが、現在はブルーライン交通船木鉄道の2事業者みで共通に使用できる。

概要

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1992年夏よりサンデン交通が単独で「ふくふくカード」と称して発売開始(磁気式バスカードは中四国初)[1]。次いで1996年夏に船木鉄道が発売開始したと同時にサンデン交通と共通化。1998年3月31日には防長交通の徳山を中心としたエリアで発売を開始し、1999年2月1日に中国ジェイアールバス(現・JRバス中国)でも発売され[2]、防長交通と中国JRバスが共通化された。暫くの間東西で分断されていたものの、2000年3月1日に県内共通化された。その時から宇部市交通局岩国市交通局でも発売、使用開始となった。当初は山口市交通局でも発売が検討されていたが、1999年春に防長交通に移管されたため、同局発売のカードは存在しないままに終わった。

この他、2001年4月1日から萩市経済部商工課と観光課が防長交通に委託して運行を開始した、萩循環まぁーるバスのみで使用が可能な専用カードも発売されているが[3]、2023年1月31日もしくは在庫がなくなり次第発売を終了し、同年3月31日をもって利用も終了することが発表されている[4]

当初ブルーライン交通はバスカード導入が遅れ、移管後も暫くは長門地区ではバスカードが使用できなかった。だが、長門地区の車両も運用の関係上サンデン交通や防長交通と重複する区間を運行することが多い上、沿線利用者からの要望も強かったため、現在は原則全ての車両が共通バスカードに対応している(サンデン交通の公式HP側には豊北及び長門の記載がないが、利用できる。尚、ブルーライン交通のHPにはサンデン交通の「ロングライフパス」はご利用いただけませんと記載しているのみで、バスカードに関する記載はない)。新規導入車両には新規導入のバスカード機器が、中古及びサンデン交通から移管導入された車両にはかつてサンデン交通で使用していたバスカード機器が導入されている。

利用可能な事業者

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過去に利用出来た事業者

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自社局での利用を終了した社局でも、利用可能な他社での利用は引き続き可能。

今後

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ブルーライン交通及び船木鉄道は、現在のところ交通系ICカードの導入及びバスカードの利用終了について発表はない。

脚注

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  1. ^ 沿革 - サンデン交通、2022年8月26日閲覧
  2. ^ 『中国ジェイアールバス25年史』p.52
  3. ^ 萩循環まぁーるバス ~高齢者と観光客の利用を考慮した市街地循環バス~ - 萩市商工観光課、2022年8月26日閲覧
  4. ^ 萩循環まぁーるバス(路線図・時刻表)のご案内 - 萩市商工振興課(2022年7月12日)、2022年8月26日閲覧
  5. ^ いわくにバスの乗車券、お得な切符、営業のご案内 - いわくにバス(2019年10月1日)、2022年7月5日閲覧
  6. ^ バスカード【払戻案内】 - サンデン交通(2021年10月)、2022年7月7日閲覧
  7. ^ ICカード・バスカードのご案内 - 中国JRバス、2022年7月7日閲覧
  8. ^ ~2021年3月20日 山口県内のバスがICカード利用可能に~ 山口県内のバスへ交通系ICカードICOCA導入のお知らせ - 中国JRバス・西日本旅客鉄道(2021年3月3日)、2022年7月7日閲覧