山下町SSKビル
山下町SSKビル | |
---|---|
情報 | |
用途 | オフィスビル |
設計者 | 日総建[1] |
建築主 | 住友倉庫、住友生命保険、ケイディディ開発 |
管理運営 | スミセイビルマネージメント |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造、鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造 |
敷地面積 | 2,864 m² [2] |
建築面積 | 1,558 m² [2] |
延床面積 | 10,489 m² [2] |
階数 | 地下2階、地上16階、塔屋2階[2] |
エレベーター数 | 乗用6基、人貨用2基[2] |
駐車台数 | 129台[2] |
着工 | 1994年7月 |
竣工 | 1996年6月 |
所在地 | 神奈川県横浜市中区山下町22番地 |
座標 | 北緯35度26分48秒 東経139度38分41.4秒 / 北緯35.44667度 東経139.644833度座標: 北緯35度26分48秒 東経139度38分41.4秒 / 北緯35.44667度 東経139.644833度 |
山下町SSKビル(やましたちょうエスエスケービル)は、神奈川県横浜市中区山下町に所在するオフィスビルである。
歴史
[編集]住友倉庫は、1963年2月に横浜市中心部の山下町の中古建物付きの土地を購入し、同年9月から1977年3月まで横浜支店事務所として使用した。手狭となったためマースクビル(現・KRCビル)に移転した後は建物が除却され、1994年6月まで同社管理の駐車場として使われていた。同地は住友生命保険、ケイディディ開発[注釈 1]の所有地と一区画を形成しており、住友生命所有地は駐車場として暫定利用、KDD開発の所有地は老朽化した建物があり再開発を待つ状態にあった。みなとみらい線の開通により利便性が向上すること、各社の所有地は単独で開発するには面積が狭く、形状も良好ではないことから、3社共同で開発を行うこととし、1994年7月に着工した。敷地は住友倉庫1,710m2、住友生命661m2、KDD開発493m2の計2,864m2で、住友倉庫所有地のうち583m2は住友生命に賃貸し、建物譲渡特約付き借地権を設定した。建物の持ち分は各社の所有地の評価額の比率とし、住友倉庫40%、住友生命44%、KDD開発16%となった。1996年(平成8年)6月に竣工。ビルの管理は、住友倉庫の持ち分については東京住倉興産[注釈 2]を元請けとし、他2社の持ち分はそれぞれ直接、スミセイビルマネージメントに委託した。住友倉庫の持ち分は、同社のオフィスビルとしては初めてサブリース方式によらず、貸室賃貸業務を直営する方式を採った[2]。
入居企業等
[編集]大さん橋にほど近い、関内地区の中心部に位置する。大桟橋通りを挟んで開港広場公園、水町通りを挟んでシルクセンターに隣接し、最寄駅はみなとみらい線日本大通り駅となる。
ビル稼働率向上と経費の外部流出抑制のため1999年10月に住友倉庫横浜支店事務所が3階に移転したほか[2]、ジョンソン研究開発部[7][注釈 3]、シーバイエス[8]、ワイイーシーソリューションズ[9]、横浜市信用保証協会[10]、ローソン横浜山下町店[11]などが入居する。1階の書店が撤退した跡には、2012年にマムート・スポーツ・グループによるボルダリングジムがオープンした[12]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 山下町SSKビル(株式会社日総建)
- ^ a b c d e f g h (住友倉庫 2000, pp. 688–689)
- ^ "第18期有価証券報告書" (pdf) (Press release). KDDI株式会社. 26 June 2002. 2024年2月11日閲覧。
- ^ "不動産管理子会社の株式売却等について" (Press release). KDDI株式会社. 17 February 2003. 2024年2月11日閲覧。
- ^ (住友倉庫 2000, pp. 669)
- ^ 住倉建物サービス株式会社
- ^ 会社概要(ジョンソン株式会社)
- ^ 企業概要・沿革(シーバイエス株式会社)
- ^ 会社概要(株式会社ワイイーシーソリューションズ)
- ^ 当協会の概要(横浜市信用保証協会)
- ^ ローソン横浜山下町店
- ^ プロジェクト例 オフィス街のボルダリングジム(株式会社フェアテクト)
参考文献
[編集]- 住友倉庫『住友倉庫百年史』2000年、688-689頁。