山下正人
山下 正人(やました まさと、1962年4月30日 - )は、日本のプロボクシングジムオーナー。保護司[1]。
人物および来歴
[編集]1981年に神戸村野工業高等学校(現:彩星工科高等学校)を卒業(在学中は野球部で1番中堅手で活躍)。兵庫県警警察官となり、暴力団対策本部の刑事であった。
1997年35歳の時、体を鍛える目的で千里馬神戸ジムに入会するが、より発展を求め、警察官を退職し、(警備業を主とする)株式会社ムーヴを営みながら千里馬神戸ジム所属のトレーナーに転進。山下自身にアマチュアボクサー経験やプロボクサー経験は皆無だが、千里馬啓徳会長の指導のもとトレーナーの教育を受けトレーナー・ライセンスも取得し、長谷川穂積や(長谷川と同い年のスパーリングパートナー、自身の高校の後輩)玉越強平を担当し、長谷川を世界チャンピオンに育てあげ、千里馬神戸ジム所属トレーナーとして初、2006年初頭には日本プロボクシング界トレーナー最大の名誉とされるエディ・タウンゼント賞を受賞した[2]。
長谷川穂積4度目の防衛戦後、千里馬神戸ジムから離れ、帝拳プロモーションが全面的に支援、フリーランスのトレーナーとして長谷川ほか帝拳・大阪帝拳両ジムの選手数人と個人的に契約を結んでいたが、2007年、神戸のポートアイランドに自身がオーナーを務める「真正ボクシングジム」を設立し、同年10月2日にプロ加盟を果たした。同ジムには同日付で千里馬神戸ジムから長谷川が移籍し、更にグリーンツダジムから元WBC世界ミニマム級およびWBA世界ミニマム級暫定王者・高山勝成が移籍した。開設当初から世界王座戴冠のキャリアを持つ選手が2人所属するというのは極めて異例のことである。
2019年2月3日に行われた西日本ボクシング協会会長選挙で、会長に選出された[3]。
書籍
[編集]- 『トレーナーはマル暴刑事(デカ)』ベースボール・マガジン社 (2010年 ISBN 9784583102368)
脚注
[編集]- ^ ジムについて 真正ボクシングジムオフィシャルサイト 2024年12月2日閲覧
- ^ 「エディ賞」に山下トレーナー boxing.jp 2005年12月
- ^ 西日本協会 真正ジムの山下正人氏を新会長に選出 Boxing News(ボクシングニュース)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 真正ボクシングジム
- 山下正人 真正ジム会長 - Ameba Blog 本人のブログ
- 山下正人 (@shinseimasato) - X(旧Twitter)
- 王者育てた元刑事 真正ジム会長、長谷川選手と二人三脚 朝日新聞 2009年12月17日