小野善生
生誕 | 1974年9月 |
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研究分野 | 組織論、リーダーシップ論 |
影響を 受けた人物 | 金井壽宏 |
実績 | フォロワーの語りから構成されるリーダーシップの分析 |
小野 善生(おの よしお、1974年9月 - )は、日本の経営学者。滋賀大学経済学部教授。博士(経営学)(神戸大学・2003年)。
来歴・人物
[編集]1974年京都生まれ[1]。1997年滋賀大学経済学部卒業。2003年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。2003年3月31日、「フォロワーの語りから構成されるリーダーシップの分析」で博士(経営学)の学位を取得(授与番号:甲第2703号)。リーダーの立場からリーダーシップを研究する従来の視点とは異なり、リーダーシップの受け手からの視点によるリーダーシップの考察がなされた。
2003年4月に滋賀大学経済学部助手、2004年より2006年まで同校講師、2006年より同校助教授、2007年に准教授を経て、2009年より関西大学商学部准教授。専門は組織論、リーダーシップ論、組織行動論、経営管理論、経営学である。滋賀大学ではヨット部の顧問であった[2]。2014年滋賀大学経済学部准教授に復帰。2017年同教授に昇格[3]。
2005年に経営行動科学学会優秀事例研究賞を受賞した[4]。
また、言論誌『京の発言』(2010年に廃刊)の常連執筆者でもあった。KAIKA Awards2016の検討委員[5]。
著書『リーダーシップ』[6]はリーダーシップ理論のエッセンスをコンパクトに、分かりやすく記述する。 著書『最強の「リーダーシップ理論」集中講義』[7]は、PM理論、変革型リーダーシップ、サーバント・リーダーシップなど、代表的なリーダーシップ理論を紹介する。 著書『フォロワーが語るリーダーシップ』[8]は、リーダーシップをフォロワーの認知が重要な要件であることを明らかにした。 著書『リーダーシップ入門講座』[9]は具体的なケースをまじえながらリーダーシップを分かりやすく解説する。
2008年企業家研究フォーラムで「神戸洋菓子の地場産業化の考察 -商品・顧客・作り手の視点から-」のタイトルで講演を行った[10]。 2001年日本認知科学学会文学とコンピューター研究分科会で「リーダーシップ研究における新たなる分析視角の探求」のタイトルで講演を行った[11]。
年譜
[編集]- 1997年 - 滋賀大学経済学部卒業
- 2003年 - 神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了
- 2003年 - 滋賀大学経済学部助手
- 2004年 - 滋賀大学経済学部講師
- 2005年 - 経営行動科学学会優秀事例研究賞受賞
- 2006年 - 滋賀大学経済学部助教授
- 2007年 - 滋賀大学経済学部准教授
- 2009年 - 関西大学商学部准教授
- 2014年 - 滋賀大学経済学部准教授
- 2017年 - 滋賀大学経済学部教授
著書
[編集]単著
[編集]- 『リーダーシップ』(ファーストプレス、2007)
分担執筆
[編集]- 『ビジネス・ケースブック3』(一橋大学イノベーション研究センター編 東洋経済新報社、2004)
- 『日本企業再生の課題』(日本経営学会編 千倉書房、2005)
主な所属学会
[編集]- Academy of Management
- 組織学会
- 日本経営学会
- 経営行動科学学会
- 企業家研究フォーラム
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 小野, 善生、開本浩矢『入門組織行動論』中央経済社、2007年、285頁。ISBN 978-4-502-08950-3。
- ^ “先生方”. 滋賀大学体育会ヨット部. 2017年6月21日閲覧。
- ^ 小野 善生 ONO YOSHIO滋賀大学
- ^ “Jaas Award受賞者”. 経営行動科学学会 (2005年). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “「KAIKA Awards 2016」 受賞決定” (PDF). 日本能率協会 (2016年11月29日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 『リーダーシップ (ライトワークスビジネスベーシックシリーズ)』ファーストプレス、2007年、112頁。ISBN 4903241459。
- ^ 『最強の「リーダーシップ理論」集中講義 コッター、マックス・ウェーバー、三隅二不二から、ベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグまで』日本実業出版社、2013年、176頁。ISBN 4534050348。
- ^ 『フォロワーが語るリーダーシップ -- 認められるリーダーの研究』有斐閣、2016年、412頁。ISBN 4641164878。
- ^ 小野, 善生『リーダーシップ入門講座―まとめ役になれる!』中央経済社、2011年、192頁。ISBN 4502684406。
- ^ “『企業家研究フォーラム』2008年度年次大会”. 企業家研究フォーラム (2008年7月12日). 2017年6月26日閲覧。
- ^ “日本認知科学会 文学と認知・コンピュータ研究分科会Ⅱ”. 岩手県立大学 (2008年7月12日). 2017年6月26日閲覧。