小豆島オリーブバス
種類 | 株式会社 |
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略称 | オリーブバス |
本社所在地 |
日本 〒761-4104 香川県小豆郡土庄町甲5165番地201(土庄港フェリーターミナル内)[1] 北緯34度29分21秒 東経134度10分18秒 / 北緯34.48917度 東経134.17167度座標: 北緯34度29分21秒 東経134度10分18秒 / 北緯34.48917度 東経134.17167度 |
設立 | 2009年11月[2] |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 2470001012482 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業[1] |
主要株主 | 土庄町、小豆島町 |
外部リンク | https://www.shodoshima-olive-bus.com/ |
小豆島オリーブバス株式会社(しょうどしまオリーブバス)は、香川県小豆郡土庄町に本社を置くバス事業者[1]。公益社団法人日本バス協会(一般社団法人四国バス協会)傘下の香川県バス協会会員[3]。乗合バス専業事業者であり、貸切バス事業は行っていない。[1]、小豆島内で一般路線バスを運行するほか[4]、小豆郡小豆島町のコミュニティバス「小豆島町営バス」を運行受託する[4][5]。
概要
[編集]設立の経緯
[編集]小豆島内のバス交通を長年担ってきた小豆島バスが経営悪化により、2009年(平成21年)6月に乗合バス事業から撤退の意向を表明した[6][7]ことを受け、同年11月に地元出資のバス会社として小豆島オリーブバスを設立[2]。土庄町および小豆島町も出資して発足した[8]
翌2010年(平成22年)3月、小豆島バスから一般路線バス全9路線のうち、7路線(坂手線・田ノ浦線・南廻り福田線・北廻り福田線・中山線・四海線・西浦線)の運行業務移管を受け、営業運行を開始した。残り2路線(スカイライン寒霞渓線と神懸線)は、いわゆる生活路線ではないとの理由により引き継がれず廃止。神懸線は乗合タクシーに変更したが、数年後にバス路線として復活している。
貸切事業については、小豆郡土庄町に本社を置き、小豆島内で主にタクシーを運行する小豆島交通株式会社[9]に、一部の車両とともに引き継がれた。
運行エリア
[編集]小豆島唯一の国道である国道436号線や主要県道などを経由し、島内のアクセスを担う。路線は9路線、運行系統は30系統ある(うち1路線・2系統は臨時運行扱い)。
寒霞渓(かんかけい)へのアクセスは、寒霞渓へ向かう時は坂手線・田ノ浦線・南廻り福田各線の途中にある池田港ターミナル前または草壁港にて寒霞渓急行線に乗換え、終点の紅雲亭(こううんてい)で下車し、更にこううん駅 - 山頂駅まで寒霞渓ロープウェイを乗継ぐ行程となる。以前は、寒霞渓 - 銚子渓 - 寒霞渓スカイライン - 土庄港を結ぶ「スカイライン寒霞渓線」が運行されていたが、小豆島バスから移譲の際に生活路線ではないとの理由で寒霞渓急行線の前身である神懸線(かんかけせん)とともに廃止された。しかし「小豆島を代表する観光地へ公共交通機関でアクセスできないのは如何なものか」と言う観点から、小豆島町委託による乗合タクシーを草壁港 - 寒霞渓山頂間で運行。のちに神懸線はバス路線として復活し、更に運行区間が変更されるとともに路線名も「寒霞渓急行線」に変更し、現在に至る。なお、寒霞渓急行線には全便運休期間や土休日のみ運行する期間がある。
路線により「フリーバス区間」が設定されており、区間内ではバス停留所以外の場所でも乗降可能である。乗車時は手を挙げて合図し、降車時は運転手に口頭で降車場所を申告する。その場合の運賃は、乗車は1つ手前の停留所、降車は1つ先の停留所と同額扱いとなる。また「フリーバス区間」内で比較的乗降が多い箇所には「標準乗降地点」と書かれた停留所標識がある。これは正規のバス停留所とは異なるが、バスの定時性維持のため、乗客がなるべく集まって乗車する目安の箇所であることを示す停留所標識であり、目安となる時刻表も設置されている。
瀬戸内国際芸術祭(第1回・2010年7月 - 10月)の開催期間限定で運行される「瀬戸内国際芸術祭線」は、小豆島オリーブバス発足後に開設された路線である。
小豆島中央病院の2016年4月開院に合わせ、2016年3月20日に路線を再編し[10][11]、更に2017年4月には小豆島中央高校の開校による運行系統延伸、また乗継ぎ拠点となる土庄町中心部のオリーブタウン前(2018年9月1日に「東洋紡績渕崎工場跡」停留所から改称[12])にバス専用の道路が新設された[13]。
沿革
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)4月1日 - 小豆島バスから一般路線バス事業を移譲し、運行を開始。
- 2011年(平成23年)1月11日 - 交通系ICカード「IruCa」を導入[14]。
- 2012年(平成24年)- 小豆島バスがバス事業から全面撤退[15]。
- 2016年(平成28年)3月20日 - 運行系統の大幅な改編および、大人片道運賃を上限300円に設定した大幅値下げとなる運賃改定も実施。
- 2021年 (令和3年) 10月1日 - 「IruCa」以外に交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが利用可能となる[16]。
運賃・乗車券類
[編集]2016年の運行系統改編に合わせ、上限運賃を300円とする4区間制の運賃形態に変更。1区150円、2区200円、3区250円、4区300円とし、それまでの最高運賃1,180円より大幅な値下げを実施した。整理券方式を採用している。
乗車券
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
運賃支払いには、現金・回数乗車券・定期乗車券・フリー乗車券・交通系ICカード(IruCaおよび2021年10月1日より交通系ICカード全国相互利用サービスに対応)が利用可能である。
交通系ICカード
[編集]- IruCaについて、以前、小豆島オリーブバスではオリジナルデザインの「オリーブIruCa」が枚数限定で発売されていた。現在は高松琴平電鉄(ことでん)発売分と同じデザインの「フリーIruCa」を小豆島オリーブバスでも発売している。発売額は1枚2000円。(デポジット500円、チャージ額1500円) 土庄営業所窓口(土庄港フェリーターミナル)の他、バス車内でも購入可能だが、乗務員の持ち合わせ枚数に限りがある為、売り切れて買えない場合もある。
- IruCaでバス運賃を支払う場合に限り、大人・小児を問わず片道運賃が13%引きとなる。(10円以下の端数は切り捨て計算)他のICカードで支払う場合は割引無し。
- バス運賃の支払いだけでなく、四国フェリーグループのフェリーおよび高速艇の一般旅客用乗船券購入(一部航路のみ)、島内やJR高松駅周辺にあるセブンイレブンでの支払い、小豆島中央病院の診療費支払い等にも使用できる。割引は無し。
回数券
[編集]- 昔ながらの紙式回数券も発売されている。小豆島オリーブバス運行開始時も小豆島バス時代に発売していた回数券(80円券片と100円券片から300円券片まで10円刻み、各々11枚綴で発売額は券片10枚分)が引続きそのまま流用されていたが、2016年の運賃大幅値下げの際に新調され、11枚綴回数券は券面デザインとともに券片の金額も一新し、現在は150円券片、200円券片、300円券片の3種類を発売している。
- 新調された当時から2021年までは、上記3種類の他に40円から100円券片まで10円刻みの回数券も発売していた。
- 回数券は大人・小児の区別は無く、例えば大人300円区間を小児が使用する場合は、片道運賃が150円なので150円券片の回数券が使用できる。
- 券片金額が過納となる場合でも使用できるが、差額分の返金はできない。
- 1冊の発売額が3000円で3320円分の券片(10円券片12枚・50円券片16枚・100円券片24枚)が付き、運賃額分の券片を組み合わせて使用する「セット回数券」もある。
- 以前には、1冊の発売額が1000円で1400円分の券片(100円券片14枚)が付き、毎月10日、20日、30日のみ使用可能な「利用日限定回数券」といったものも発売していた。現在は発売終了。小豆島バスの時代から発売されていた。(発売額は同じだが、券片の金額と枚数が異なる。)
- 11枚綴回数券は土庄営業所窓口(土庄港フェリーターミナル)のみ発売。セット回数券は土庄営業所窓口の他、バス車内でも発売しているが、乗務員の持ち合わせ冊数に限りがある為、売り切れて買えない場合もある。
- 各回数券は、小豆島オリーブバスの他、小豆島町営バス三都西線でも使用できる。各券種を組み合わせての使用や現金と併用して使用の他、定期券の乗越し区間に対する運賃の充当にも使用できる。金券式ではあるが、IruCa等のICカードと組み合わせて(例えば、差額をICカードで支払う、またICカードの残額不足分に回数券を充てる等)の使用はできない。
定期券
[編集]- 通勤定期券と通学定期券、大人・小児ともそれぞれ1ヶ月券と3ヶ月券がある。3ヶ月券の運賃は、1か月券運賃の3倍から5%を割引いた金額。(10円未満の端数切り上げ)土庄営業所窓口でのみ発売。
- 通学定期券については、乗車区間とその乗車できる方向も決まった「片道通学定期券」も発売されている。発売額は通学定期券運賃の半額(10円未満の端数切り上げ)。例えば、登校時はバス、下校時は定期的に親族が自家用車で迎えに来る場合等に最適で、無駄が無い。
フリー乗車券
[編集]- 全路線の乗り降りが自由となるフリー乗車券も発売されている。当日発売のみで、1日券が大人1000円・小児500円、2日券が大人1500円・小児750円。2日券については連続2日間有効。町営バス路線となった三都西線も使用可能。
- 土庄営業所窓口の他、土庄港観光センター、小豆島フェリー・福田港発券窓口、国際両備フェリー・池田港および新岡山港発券窓口、ジャンボフェリーの船内売店、島内にある一部の宿泊施設などで発売している。また、バス車内でも発売しているが、乗務員の持ち合わせ枚数に限りがある為、売り切れて買えない場合がある。
路線
[編集]現行路線
[編集]小豆島オリーブバスでは、各路線に路線記号と行先番号が付与されている。以下では左側に坂手・福田方面または東廻り、右側に土庄港方面または西廻りの行先番号を記す。
南廻り福田線
[編集]路線記号はF。
- 島西側の土庄港[注釈 1]と小豆島町の中心地となる池田港[注釈 2]、草壁港[注釈 3]など、島の南側・国道436号線を通り、島北東部の福田港[注釈 4]を結ぶ路線。一部の便が池田港ターミナル前を経由する。
坂手線
[編集]路線記号はS。
- 1/20: 土庄港 - オリーブタウン前 - 小豆島中央高校前 - 池田内科クリニック(池田港前) - 小豆島中央病院 - オリーブ公園口 - 草壁港 - 安田 - 坂手港 - 坂手東
- 小豆島オリーブバスの主力路線。土庄港と安田の間は南廻り福田線と、八幡橋前と坂手東の間は田ノ浦線とそれぞれ同じルートで、当該区間内の運行便数は各路線を合わせ1時間に1から2便の運行となる。一部の便は池田港ターミナル前・坂手港ターミナル前のどちらか、もしくは両方を経由する。坂手港はジャンボフェリー(神戸・高松港方面)のりば最寄り。
北廻り福田線
[編集]路線記号はD。
- 12/4: 小豆島中央病院 - 池田港 - 国際ホテル(エンジェルロード前)- 土庄港 - 西本町 - オリーブタウン前 - 土庄中学校前 - 小豆島大観音前 - 大坂城残石記念公園 - 大部 - 小部(こべ) - 吉田 - 福田港
- 南廻り福田線に対して、島の北側・県道26号線を通る。
- 2016年から2024年まで「北廻り福田(1)線」と「北廻り福田(2)線」に分かれていた。「北廻り福田(1)線」は、小豆島中央病院 - オリーブタウン前 - 大部[注釈 5] - 福田港を結んでいた。
- 2016年の改編で「北廻り福田(2)線」となった土庄港発着系統は、始発便の土庄港→福田港ゆきと最終便の福田港→土庄港ゆきのみの運行となり、他の便は全て前述の「北廻り福田(1)線」となったため、土庄港から大部方面、またその逆もオリーブタウン前で乗換えとなる。
- 2022年2月1日より、「北廻り福田(2)線」を5往復に増便し、福田港…八幡橋前 - オリーブタウン前 - 八幡橋前 - 国際ホテル(エンジェルロード前) - 西本町 - 土庄港に経路変更。また、福田港ゆきの行先番号を10番に変更(土庄港ゆきの路線番号は変更無し)。特筆として、平井クリニック前 - 西本町は新規に通る区間となる。「北廻り福田(1)線」を5往復に減便し、結果的に合計便数は変更無し。
- 2023年3月16日より、「北廻り福田(2)線」の福田港ゆきの行先番号を12番に変更。
- 2024年4月1日より、「北廻り福田(1)線」と「北廻り福田(2)線」を統合し、小豆島中央病院から土庄港を経由して福田港を結ぶ路線となり、5往復に減便された[注釈 6]。また当改正により、2022年2月1日からの新規運行区間となった平井クリニック前 - 西本町は通らなくなった。
- 土庄港 - 福田港の所要時間は、南廻り福田線より約10分ほど早い。
田ノ浦映画村線
[編集]路線記号はT。
- 2/21: 土庄港 - 鹿島中 - 国際ホテル(エンジェルロード前) - 池田内科クリニック(池田港前) - 小豆島中央病院 - オリーブ公園口 - 草壁港 - 安田 - 坂手港 - 坂手東 - 田ノ浦 - 映画村
- 二十四の瞳映画村へのアクセス路線である。一部の便を除いて坂手東まで行って折り返すので、坂手東 - 古江は往路・復路と2回通る。
- 元は土庄港 - 坂手東まで坂手線と同じ経路であったが、2016年の改編で土庄港 - 八幡橋前の経路を国際ホテル・エンジェルロード前経由に変更した[10]。土庄港方面行きの一部は坂手港ターミナル前、池田港ターミナル前を経由する。
- 2024年4月1日の改編で、サンオリーブ停留所を廃止。また、1往復が土庄本町経由に変更された。
西浦線
[編集]路線記号はU。
- 6/5: 土庄港 - オリーブタウン前 - 国際ホテル(エンジェルロード前) - 鹿島中 - 小瀬 - 畝木(うねぎ) - 土庄港
- 元の運行区間は土庄港 - 鹿島中 - 小瀬であったが、2016年の改編より小瀬 - 畝木 - 土庄港間を延伸し、循環する路線となった[10]。
- オリーブタウン先行の「東廻り」と畝木先行の「西廻り」の2系統を運行。
中山線
[編集]路線記号はN。
- 7/8: 土庄港 - オリーブタウン前 - 土庄中学校前 - 北山 - 肥土山(ひとやま) - 奥中山 - 上地 - 小豆島中央病院 - 池田内科クリニック(池田港前) - 井上誠耕園らしく園前 - 小豆島中央高校前 - 双子浦 - オリーブタウン前 - 土庄港
- 小豆島バス時代から、元は大鐸線(おおぬでせん)と称し、運行区間は土庄港 - 奥中山であったが、2016年の改編で池田農免口(現:井上誠耕園らしく園前)まで延伸[10]されるとともに中山線に改称された[13]。
- 2017年4月1日の改正で、更に小豆島中央高校前まで延伸された[17]。
- 2024年4月1日の改正で、土庄港まで戻る循環路線となり、土庄中学校前先行の「東廻り」と双子浦先行の「西廻り」の2系統を運行。
四海線
[編集]路線記号はA。
- 9/20: 土庄港 - オリーブタウン前 - 伊喜末(いぎすえ) - 長浜 - 目島 - 馬越浜(うまごえはま)
- 元の運行区間は土庄港 - 目島であったが、2016年の改編で馬越浜まで延伸された[10]。
寒霞渓急行線
[編集]路線記号はK。
- 10/11: 池田港ターミナル前 - 小豆島ふるさと村 - オリーブ公園口 - 草壁港 - 神懸通 - 内海ダム前 - 紅雲亭(こううんてい)
- この路線は運行期間が決まっており、概ね3月中旬から5月中旬、8月上旬[注釈 7]から9月上旬、10月上旬から12月上旬の毎日と5月中旬から7月下旬[注釈 7]、9月上旬から10月上旬の土日祝に運行される。これら以外のいわゆる冬季期間は運休。
- 前述のとおり、小豆島バスから引き継ぐ際、当路線とスカイライン寒霞渓線は生活路線ではないとの理由で引き継がれなかったため、代替として小豆島町が草壁港と寒霞渓間に乗合タクシーを運行[18]。後に「小豆島随一の観光地へ公共交通機関が定期的に運行されていないのは如何なものか」と町議会での意見があり、紅葉のシーズンに入る時期でもあったため、2010年10月23日から運行再開。
- 2023年3月からは神懸線から寒霞渓急行線へ路線名が変更となり、草壁港から池田港ターミナル前まで延伸された。なお、草壁港 - 池田港ターミナル前間は、オリーブ公園口と小豆島ふるさと村のみ停車[19]。オリーブ公園口 - 小豆島ふるさと村は、定期便としては新規に通る区間。
臨時運行路線
[編集]瀬戸内国際芸術祭線
[編集]- 土庄港 - 鹿島海水浴場前 - 国際ホテル(エンジェルロード前) - 北山 - 肥土山農村歌舞伎前 - 中山 - 池田港ターミナル前 - 小豆島ふるさと村 - オリーブ公園口 - 草壁港 - 安田 - 天狗岩 - 福田港
- 2010年から3年毎に開催される瀬戸内国際芸術祭の期間中に合わせて運行している路線で、概ね4月から5月、7月から9月、10月から11月にかけて運行される。田ノ浦映画村線・中山線・南回り福田線のそれぞれ一部区間を合わせたような路線である。当路線のみ運行するルートが一部にある。
- 2022年度の運行は、草壁港にある「かんかけタクシー」に委託され、運行区間も田ノ浦映画村前 - 坂手港ターミナル前 - 安田 - 草壁港 - オリーブ公園口 - 小豆島ふるさと村 - 池田港ターミナル前に短縮された。なお、運賃は小豆島オリーブバスの運賃体系に合わせられ、運賃の支払いには現金の他に小豆島オリーブバスの回数券および1日・2日フリー乗車券が使用可能。ICカードは使用不可。
小豆島町営バス
[編集]現行路線
[編集]- 三都西線
路線記号はS。
- 32/31: 池田港ターミナル前 - 小豆島中央高校前 - 池田港ターミナル前 - 小豆島中央病院 - 小豆島ふるさと村 - 蒲野(かまの) - 吉ヶ浦 - 神浦西(こうのうらにし)
- 三都半島の西側を通る路線。小豆島バス時代は「三都(みと)線」と称し、土庄港 - 池田港 - 神浦西を運行していた。後に小豆島町営バスの路線となり、現在に至る。
- 2017年4月1日の改正で、小豆島中央高校前まで延伸[17]。
廃止路線
[編集]- 三都東線
- 34/33: 池田港ターミナル前 - 小豆島中央高校前 - 小豆島中央病院 - 竹生(たこう) - 小蒲野(おがまの)
- 三都半島の東側を通る路線。小豆島バス時代は「二生(にぶ)線」と称し、廃止直前は神浦西→小蒲野→竹生→池田港→土庄港ゆきのみ、かつ朝1便のみ運行していた。
- 後に小豆島町営バスの受託運行路線となり、2016年の改編時にそれまでの「小豆島町営福祉バス」に代わり新設された[11]。
- 2017年4月1日の改正で小豆島中央高校前まで延伸[17]。
- 2018年5月末をもって廃止。利用者登録型かつ事前予約制の町営乗合タクシーに移行した。利用者登録は小豆島町民に限られ、他地域の者は利用不可である。
車両
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
小豆島オリーブバスの運行開始時は、小豆島バスからの移籍車でスタートした。小豆島バス時代から積極的にノンステップバスを導入しており、小豆島オリーブバスの車両も全て中型ノンステップバスである。
小豆島バスでは路線車は古くから日野自動車製で統一しており、その流れで小豆島オリーブバスでも日野車を導入してきたが、2022年に発覚した日野自動車エンジン不正問題の影響で、2023年に初のいすゞ自動車製中型車(ジェイ・バス製)が導入された。
小豆島バスから継承した車両は、アイボリー1色を塗装した車体に赤色もしくは青色で「SHODOSHIMA」の文字が入る。ラッピング車両が多数ある。小豆島オリーブバスの設立後に導入した車両は、塗色をアイボリーからオリーブをイメージしたライトグリーン1色に変更し、車体にはオリーブのイラストが描かれる。また小豆島バスの車両のシートモケットは青色系だったが、小豆島オリーブバス導入車両ではシートモケットの柄も変更された。
社番は、登録番号(香川ナンバー)をそのまま使用する。希望ナンバーでの申請はしていない。
運賃箱・ICカードリーダー・運賃表示器(2分割LCD画面)・整理券発行器(サーマル印字式・バーコード無し)は、全てレシップ製を使用している。行先表示器はアンバー色のLED式を使用。なお、2024年導入車は白色LED式となった。
2024年8月20日現在の在籍車両(車型および車番)は以下のとおり。21台在籍している。
- 106 - 2002年式
- 107 - 2002年式
- 108 - 2002年式
- 109 - 2002年式
- 158 - 2003年式
- 266 - 2005年式
- 全車とも小豆島バスからの譲受車。座席配列は同仕様。
- HRの扉窓には「自動扉」の文字が入っている。
- 266は非常口の位置が後寄り、他の車両は中ほど。
- レインボーHRには、2001年に香川県で初導入されたノンステップバスの50号車と51号車が存在した。導入当時は車椅子スペースが無く、本来の車椅子スペースに折り畳めない2人掛けシートが固定された車椅子非対応車であった。そのため前面の行先表示部分には車椅子マークのステッカーが貼られておらず、社内での呼称もノンステップ車ではなく「超低床車」としていた。導入当時は運用行路が決まっており、停留所時刻表と配布用時刻表にもこの車両を使用する旨が記載されていた。後に前輪と中扉間の左側にある座席を取り外し、そこを車椅子スペースに改造した。2024年春までに50号車と51号車は2台とも除籍された。またこの2台は、小豆島オリーブバスで最後の幕式行先表示機の車両であった。
- 336 - 2008年式
- 505 - 2012年式
- 506 - 2012年式
- 336は小豆島バス時代最後の導入車両。塗色はアイボリー1色、レインボーHRと同じシートモケット。
- 505・506は小豆島オリーブバス設立後の初導入車両。
- 全車とも座席配列は同仕様。
- 662 - 2019年式
- 663 - 2019年式
- 683 - 2021年式
- 690 - 2022年式
- 全車とも小豆島オリーブバス導入車両。
- 座席配列は、662、663、683は同仕様の近郊型。690はラッシュ型(中扉から後2列目まで左右とも1人掛け)。
- 683は初のドライバー異常時対応システム搭載車。
- いすゞ・エルガミオ(LR290系)
- 695 - 2023年式
- 696 - 2023年式
- 697 - 2023年式
- 698 - 2023年式
- 702 - 2024年式
- 703 - 2024年式
- 705 - 2024年式
- 706 - 2024年式
- 座席配列は全車とも、最前列は前扉後ろに1席、運転席後部は座席なし。ラッシュ型(中扉から後1列目だけ左右とも1人掛け)。
- 車両右側中程の窓が1枚ガラスの固定窓へ変更、シートモケットの柄も変更。
- 2024年式は、行先表示が白色LEDに。また運転席すぐ後に広告用のLCD表示機を設置。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 会社概要 小豆島オリーブバス株式会社、2024年6月22日閲覧。
- ^ a b c 小豆島オリーブバス創立/代表取締役に谷久氏 四国新聞、2009年11月8日
- ^ 会員事業者一覧 一般社団法人四国バス協会、2024年6月22日閲覧。
- ^ a b 時刻表 小豆島オリーブバス株式会社、2024年6月22日閲覧。
- ^ 小豆島町営バス 三都西線運賃表 小豆島町、2024年6月22日閲覧。
- ^ a b 路線部門撤退を検討、慢性赤字で/小豆島バス 四国新聞、2009年6月30日
- ^ a b どうなる小豆島のバス 融資途絶え資金底突く 四国新聞、2009年7月12日
- ^ 小豆島路線バス新会社に出資へ/土庄、小豆島町 四国新聞 2009年10月10日
- ^ 会社概要 小豆島交通株式会社、2024年6月22日閲覧。
- ^ a b c d e “小豆島オリーブバス運賃・時刻等改正し、さらに便利になりました。” (PDF). 小豆島オリーブバス (2016年3月18日). 2016年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月23日閲覧。
- ^ a b “小豆島町広報「しょうどしま」2016年3月号” (PDF). p. 13 (2016年3月1日). 2023年7月1日閲覧。
- ^ “8ヶ所のバス停留所の名称が変更になりました。” (PDF). 小豆島オリーブバス (2018年9月1日). 2019年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月21日閲覧。
- ^ a b “土庄町広報「とのしょう」2016年3月号” (PDF). p. 6 (2016年3月5日). 2023年7月1日閲覧。
- ^ 小豆島オリーブバスにIruCaを導入 高松琴平電気鉄道 2010年12月1日 (PDF)
- ^ 小豆島バスに1億6800万円返還命令/県など 四国新聞、2012年8月24日
- ^ 『他エリア交通系ICカード利用開始』(プレスリリース)小豆島オリーブバス 。2021年11月14日閲覧。
- ^ a b c “小豆島オリーブバスの時刻表が改正になります” (PDF). 小豆島オリーブバス. 2017年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月24日閲覧。
- ^ 草壁港―寒霞渓、24日から乗合タクシー運行 四国新聞、2010年4月12日
- ^ “2023年3月16日から時刻表が変わります。”. 小豆島オリーブバス (2023年3月16日). 2023年3月16日閲覧。