小樽市立潮見台小学校
小樽市立潮見台小学校 | |
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2021年9月18日撮影 | |
北緯43度10分55.8秒 東経141度00分50.4秒 / 北緯43.182167度 東経141.014000度座標: 北緯43度10分55.8秒 東経141度00分50.4秒 / 北緯43.182167度 東経141.014000度 | |
過去の名称 |
潮見台尋常小学校 潮見台国民学校 小樽市潮見台小学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 小樽市 |
併合学校 |
小樽市立量徳小学校 小樽市立若竹小学校 |
設立年月日 | 1901年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | B101220300041 |
所在地 | 〒047-0004 |
北海道小樽市新富町9番13号 | |
外部リンク | 小樽市立潮見台小学校 |
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小樽市立潮見台小学校(おたるしりつ しおみだいしょうがっこう)は、北海道小樽市新富町にある公立小学校。略称は「潮見台小[1][2]」または「潮小[3]」。
概要
[編集]1892年(明治25年)7月、「北海道後志国小樽郡量徳尋常高等小学校潮見台分教場」が開設された[4]。1901年(明治34年)にこの分教場から独立して「潮見台尋常小学校」として開校[1]、この年が開校記念とされている[5]。1949年(昭和24年)4月に「小樽市潮見台小学校」が開校され、1964年(昭和39年)4月に「小樽市立潮見台小学校」と改称された[4]。
1988年(昭和63年)11月には、校内の2階に郷土資料館が併設された[5][6]。ここでは小樽の歴史、昔の生活や道具、潮見台小の歴史、周辺地域の歴史などの資料が、教育文化遺産として一般開放されている[5][6]。
2009年(平成21年)には、戦中に「潮見台国民学校」と呼ばれていた時代の児童が描いた百枚以上の図画が、当時の教員である下田恵一(1911年 - 2005年)の自宅より発見され[7][8]、「当時の児童の作品は日本全国的にも貴重」として、話題となった[9][10]。同2009年に下田の長男の下田修一により『我らの日記』の題で自費出版された後[7][8]、翌2010年(平成22年)11月より小樽市総合博物館の企画展「われらの日記 - 昭和16年潮見台国民学校学級絵日記」が開催された[11][12]。
小樽市内の少子化などを理由とする学校再編、市内の各小学校の閉校に伴い、2012年(平成24年)に量徳小学校[2]、翌2013年(平成25年)には若竹小学校の一部が潮見台小へ統合された[13]。これにより、学校の所在する新富町、校名の潮見台、さらに住吉町、勝納町、若竹町、築港、真栄、信香町、有幌町、若松と、小樽市内の10の町内から児童が登校するに至っている[4]。
2020年度からは、小中学校9年間での学力や体力向上、中1ギャップの解消などを目的として、「子どもたちに未来を生き抜く力を育む教育の推進」を目標に掲げ、小樽市立潮見台中学校(小樽市潮見台1丁目)との小中一貫教育の取り組みが進められている[14]。
出身者
[編集]アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 「10年前 30年前 7月8日」『北海道新聞』北海道新聞社、2011年7月8日、樽A朝刊、26面。
- ^ a b 大滝伸介「ようこそ「量徳っ子」潮見台・花園両小で統合の会」『北海道新聞』2012年4月6日、樽A朝刊、30面。
- ^ 「学校の外も楽しいぞ 小樽・潮見台小の児童・父母160人 PTA主催 校区を散歩」『北海道新聞』2003年9月1日、樽B朝刊、33面。
- ^ a b c “学校案内”. 小樽市立潮見台小学校. 2021年9月18日閲覧。
- ^ a b c d 斎藤仁 (2020年1月2日). “潮見台小学校”. おたるくらし. 2021年9月18日閲覧。
- ^ a b c “郷土資料館” (PDF). 小樽市立潮見台小学校. 2021年9月18日閲覧。
- ^ a b 佐久間泰雄「父が記した戦中戦後の教育 尋常小教師の日記もとに小樽の下田さん出版」『朝日新聞』朝日新聞社、2020年3月3日、北海道朝刊、23面。2021年9月18日閲覧。
- ^ a b 西村章「伝え残す戦争の記憶 戦時下の子ども(絵日記)暗い世相にじむ」『北海道新聞』2013年8月14日、全道朝刊、17面。
- ^ 三木一哉「戦争語り継ぐ、平和願って 児童が描いた銃後 小樽の元教諭遺品に発見」『朝日新聞』2010年8月14日、北海道朝刊、23面。
- ^ 坂井友子「児童画 子供の日常に戦争の影 昭和初期の108枚、小樽・元教師宅で発見」『毎日新聞』毎日新聞社、2010年8月15日、地方版 北海道、20面。
- ^ 桜井則彦「防空演習 防毒マスク製作 スキー楽しむ様子も… 戦時下の日常56枚 旧潮見台国民学校 児童の絵日記展示」『北海道新聞』2010年11月28日、樽B朝刊、27面。
- ^ “小樽市総合博物館 企画展「我らの日記」開催中!!”. 北海道鉄道文化保存会 (2010年12月11日). 2021年9月18日閲覧。
- ^ 山中いずみ「来月閉校 小樽の2小学校 母校の思い出 永遠に」『北海道新聞』2013年2月7日、樽A朝刊、28面。
- ^ 「小樽市立潮見台小中学校 一貫教育の取り組み」『小樽ジャーナル』2021年6月29日。2021年9月18日閲覧。
- ^ 「私のなかの歴史 元参議院議員 対馬孝且さん ずっても、はっても 政治志した原点 苦しい生活で感じた矛盾」『北海道新聞』1998年9月14日、全道夕刊、2面。
- ^ a b “アクセス”. 小樽市立潮見台小学校. 2021年9月18日閲覧。