小桧山哲夫
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小桧山 哲夫(こひやま てつお、1922年(大正11年)5月10日[1][2][注 1] - 1997年(平成9年)10月23日[1][2])は、日本の政治家。青森県三沢市長(3期)[2]。
経歴
[編集]青森県上北郡三沢村(のち大三沢町、現在の三沢市)出身[1]。1940年(昭和15年)旧制青森県立野辺地中学校(現在の青森県立野辺地高等学校)卒[3]。卒業後は大湊要港部建築部に就職[3]。太平洋戦争の悪化により、陸軍に召集され、旧満州に派遣される[3]。現地で終戦を迎え、ソ連軍によりシベリアに抑留される[3]。1948年(昭和23年)に帰国し、大三沢町役場に就職する[1][3]。
大三沢町役場は市制施行により、三沢市役所となる。小桧山は市総務課長、収入役を経て[1]、1970年(昭和45年)青森県議会議員選挙に出馬するため三沢市役所を退職した[1][3]。1971年(昭和46年)青森県議会議員に当選。2期務める[1]。
2期目途中の1978年(昭和53年)三沢市長の小比類巻富雄が急死、これに伴う三沢市長選挙に立候補し、当選した[1]。市長就任後に総合開発基本構想を策定[3]、漁民研修センターを整備し、漁業振興に力を入れた[3]。生活環境の面ではゴミ処理場を整備、拡充し、福祉、厚生面では私立病院の増設など医療行政の拡充、強化を図った[3]。
1986年(昭和61年)3回目の当選を果たした後の12月に公共工事に関する汚職事件で逮捕され、市長を辞職[4]。1995年仙台高裁で懲役3年の実刑判決が下された[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『日本の歴代市長』第1巻、206頁では「大正5年5月生まれ」。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
- 『青森県人物・人材情報リスト 2021』日外アソシエーツ、2020年。
- 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。