小林武彦
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小林 武彦(こばやし たけひこ、1963年9月27日 - ) は、日本の生物学者。東京大学定量生命科学研究所教授、日本学術会議会員。元日本遺伝学会会長。元日本分子生物学会副理事長。
人物・経歴
[編集]神奈川県生まれ。1982年神奈川県立外語短期大学付属高等学校(現神奈川県立横浜国際高等学校)卒業、九州大学理学部生物学科入学。1987年九州大学理学部生物学科卒業。1989年九州大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程修了。1992年九州大学大学院医学系研究科博士課程修了、理学博士。同年日本学術振興会特別研究員。1993年基礎生物学研究所助手。1994年ロッシュ分子生物学研究所博士研究員、1996年アメリカ国立衛生研究所博士研究員。1997年基礎生物学研究所助手。2005年基礎生物学研究所助教授。2006年国立遺伝学研究所教授。2015年東京大学分子細胞生物学研究所教授。2018年東京大学定量生命科学研究所教授。前日本遺伝学会会長。元日本分子生物学会副理事長。生物科学学会連合代表。日本学術会議会員[1][2]。
著作
[編集]著書
[編集]- 『寿命はなぜ決まっているのか : 長生き遺伝子のヒミツ』岩波ジュニア新書 2016年
- 『DNAの98%は謎 : 生命の鍵を握る「非コードDNA」とは何か』ブルーバックス 2017年
- 『生物はなぜ死ぬのか』講談社現代新書 2021年:2022年度の灘中学校の国語の入学試験に文章題として出題。
編書
[編集]- 『遺伝子が語る生命38億年の謎』悠書館 2014年
- 『遺伝子図鑑』 悠書館 2013年
- 『岩波生物学辞典』第5版 岩波書店 2013年
- 『ゲノムを司るインターメア : 非コードDNAの新たな展開』化学同人 2015年
- 『遺伝単』NTS出版 2019年
- 『遺伝学の百科事典ー継承と多様性の源』丸善出版 2022年
監修
[編集]- 『文系のためのよくわかる死とは何か』ニュートンプレス 2021年
受賞歴
[編集]- 新書大賞『生物はなぜ死ぬのか』第2位(2022年)
- 遠州頌徳会遺伝学大賞奨励賞(2018年)
- 日本遺伝学会木原賞(2016年)
- 第29回井上学術賞(2013年)
- 平成24年度文部科学大臣表彰(科学技術分野研究部門)(2012年)[3]
- 日本遺伝学会奨励賞(2004年)
- HFSP young investigators award(2002年)
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 小林武彦 (@tako_bio) - X(旧Twitter)