小林善彦
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小林 善彦(こばやし よしひこ、1927年10月5日- )は、日本のフランス文学者。東京大学教養学部名誉教授、日仏会館顧問。
略歴
[編集]東京府に生まれる。東京大学文学部仏文科卒。1965年に東京大学教養学部助教授となり、教授、1988年定年退官、名誉教授、学習院大学教授、日仏会館副理事長などを歴任している。1976年 - 78年の間にパリ日本館館長も務めている。
ジャン=ジャック・ルソーの研究が専門。
著書
[編集]- 『ルソーとその時代 文学的思想の試み』(大修館書店、1973年)
- 『パリ日本館だより フランス人とつきあう法』(中公新書、1979年)
- 『フランス語《発音編》』(白水社、1981年、白水社カセットブックス)
- 『フランスの知恵と発想』(白水社、1987年)
- 『フランス学入門』(白水社、1991年)
- 『誇り高き市民 ルソーになったジャン=ジャック』(岩波書店、2001年)
- 共編
翻訳
[編集]- マルセル・ラヴァル『パリの歴史』山路昭共訳 (白水社・文庫クセジュ、1957年)
- V.-Lソーニエ『十七世紀フランス文学』(白水社・文庫クセジュ、1958年)
- ジャン・ミュレール『太陽の影 アルジェリア出征兵士の手記』
- 「人間不平等起原論」(「世界の名著30 ルソー」中央公論社、1966年)
- ルソー『言語起源論』(現代思潮社・古典文庫、1970年、のち新版)
- 『ルソー 告白』(白水社:「全集」 1・2巻、1979年/「選集」1・2・3巻、1986年)