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小林哥津

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小林 哥津(こばやし かつ、1894年11月20日[1] - 1974年6月25日)は日本小説家

略歴

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1912年、青鞜社にて撮影。前列左から田辺操、物集和子、一人おいて、小林哥津。後列左から木内錠子、平塚らいてう、中野初子、石井(和田)光子、小磯とし子。
左から小林哥津、岩野清子、中野初子、荒木郁子、保持研子、平塚らいてう(1913年)

1894年に小林清親の五女として東京府東京市京橋区[2]に生まれる。名は哥津子。母は田島芳子。仏英和高等女学校(現・白百合学園中学校・高等学校)に入学し、同校在学中の1911年に平塚らいてうの雑誌『青鞜』の同人となり、伊藤野枝尾竹紅吉らと同誌の編集に携わった[3]。同雑誌に戯曲『お夏のなげき』や小説『麻酔剤』などを執筆した。1914年に青鞜社を退職し、外国文学の翻訳や東京回想、父の清親の研究資料などについての著作を行った。著書に『瑞典のお伽噺不思議な旅』、『清親考』がある。1974年6月25日、79歳で死去。

脚注

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  1. ^ 『時の橋‐小林清親私考‐』『日本の美術368 清親と明治の浮世絵』は1894年11月14日生まれとする。
  2. ^ 20世紀日本人名事典
  3. ^ 中山修一「富本憲吉と一枝の家族の政治学(2)」『表現文化研究』第8巻第2号、神戸大学表現文化研究会、2009年3月、159-200頁、doi:10.24546/81002899hdl:20.500.14094/81002899ISSN 13468103 

参考文献

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  • 酒井忠康 『時の橋‐小林清親私考‐』 小沢書店、1987年
  • 山梨絵美子 『日本の美術368 清親と明治の浮世絵』 至文堂、1997年
  • 上田正昭他編 『日本人名大辞典』 講談社、2001年