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小山岩治郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小山 岩治郎(こやま いわじろう、天保9年〈1838年〉 ‐ 明治28年〈1895年2月25日)とは、江戸時代末期から明治時代にかけての人物。名前は「岩次郎」とも。

来歴

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信濃国高井郡小布施村の商人小山平左衛門(屋号穀屋)の次男。小布施で葛飾為斎に絵を注文し、為斎や北斎の娘お栄(葛飾応為)から絵手本を貰い絵を学んだ。また佐久間象山の門人で、象山より留影機(写真機)を借り、洋画を描くための手本にしようとしたという。小布施にある油絵「魚貝静物図」には「北斎」の落款があるが、実際にはこの岩治郎の作といわれる。柴田是真とも交流があった。明治12年(1879年)6月、長野県上高井郡小布施村戸長に就任。明治18年には戸長役場筆生となる。享年58。

参考文献

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  • 久保田一洋「資料研究 北斎最晩年:-小布施北斎の周辺-(三)」『浮世絵芸術』第97巻、国際浮世絵学会、1989年、3-15頁、doi:10.34542/ukiyoeart.858ISSN 0041-5979NAID 130007938405 
  • 多和田雅保「史料目録・調査報告 長野県小布施町小山洋史家文書」『東京大学日本史学研究室紀要』第4号、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部日本史学研究室、2000年3月、143-155頁、doi:10.15083/00029555NAID 120004724598