小倉名画座
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小倉名画座 Kokura Meigaza | |
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情報 | |
通称 | 名画座 |
正式名称 | 小倉名画座I・II |
収容人員 | (2館合計)90人 |
用途 | 映画上映 |
旧用途 | ストリップ劇場(2階部分) |
所在地 |
〒802-0002 福岡県北九州市小倉北区京町2-5-6 |
位置 | 北緯33度53分11.2秒 東経130度52分50.9秒 / 北緯33.886444度 東経130.880806度座標: 北緯33度53分11.2秒 東経130度52分50.9秒 / 北緯33.886444度 東経130.880806度 |
最寄駅 | JR小倉駅より徒歩2分[1] |
小倉名画座(こくらめいがざ)は、福岡県北九州市小倉北区京町にある映画館(成人映画館)。1階にある「名画座I」では一般的なピンク映画、2階にある「名画座II」ではゲイ映画を専門に上映している[2]。普通名詞としての名画座ではない。
歴史
[編集]映画館としての営業は昭和50年代から行われていたとされる[3]。1980年(昭和55年)時点の小倉名画座は1館体制だったが[4]、1990年(平成2年)時点では小倉名画座1・2の2館体制となっている[5]。
2階は元々はストリップ劇場だったため、中央にせり出しがある舞台が残されており、一時期には「ヤングホモショーと銘打った男性たちによるダンスショー」の実演も行われていたが、その後、ゲイ映画専門の映画館となった[3]。2006年(平成18年)5月に福岡市の福岡オークラ劇場が閉館して以降、「名画座II」は、「九州唯一のゲイ映画専門館」とされており、いわゆるハッテン場となっている[6]。
かつては連日終夜営業もしていたが、2019年(令和元年)からは深夜の営業をおこなっていない[1]。
2022年、地元でカレー専門店モンゴルカレーを営む丸谷真一郎が事業継承[7][8]。丸谷は文化遺産の継承であり、既存の顧客を守りながら、場所がなくならないよう新規顧客の発掘もしていくサブカルチャーの場としていきたいと述べている[7]。
座席数
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “2019年10月 上映ご案内”. 小倉名画座. 2019年10月20日閲覧。
- ^ 正面の看板はローマ数字が用いられているが、小さい看板やホームページなどでは「小倉名画座1・2」の表記も用いられている。
- ^ a b “小倉名画座I・II”. 港町キネマ通り (2011年9月). 2019年10月20日閲覧。
- ^ 『映画年鑑 1980年版別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1979年。同文献を出典としている1980年の映画館(九州地方) 「消えた映画館の記憶」を参照した。
- ^ 『映画年鑑 1990年版別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1989年。同文献を出典としている1990年の映画館(九州地方) 「消えた映画館の記憶」を参照した。
- ^ “小倉名画座(2)のご案内/小倉名画座(2)探訪記”. ゲイ映画館へ行こう!!/ENKプロモーション. 2019年10月20日閲覧。 - 「小倉名画座(2)探訪記」の初出は、『Badi』 2008年4月号(テラ出版)
- ^ a b “北九州〈小倉名画座〉成人映画館をカレー専門店店主が事業継承 | ブルータス”. BRUTUS.jp (2022年3月5日). 2022年6月4日閲覧。
- ^ “昭和の記憶とどめる北九州の成人映画館「小倉名画座」をカレー店主が承継 | ニュース”. 福岡ふかぼりメディア ささっとー (2022年3月24日). 2022年6月4日閲覧。
関連項目
[編集]- A級小倉劇場 - 通りの並びに所在するストリップ劇場