縄文小ヶ田駅
表示
(小ヶ田駅から転送)
縄文小ヶ田駅[※ 1] | |
---|---|
駅外観(2021年7月) | |
じょうもんおがた Jōmon-Ogata | |
◄西鷹巣 (2.4 km) (2.4 km) 大野台► | |
所在地 | 秋田県北秋田市脇神字小ヶ田囲ノ内 |
所属事業者 | 秋田内陸縦貫鉄道 |
所属路線 | ■秋田内陸線 |
キロ程 | 3.7 km(鷹巣起点) |
電報略号 | オク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
9人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)12月10日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
縄文小ヶ田駅(じょうもんおがたえき)は、秋田県北秋田市脇神字小ヶ田にある、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の駅である。
駅名の「縄文」は、近隣にある縄文時代後期の環状列石を主体とする伊勢堂岱遺跡に由来する。伊勢堂岱遺跡が世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つに推薦されたことを受け、知名度向上のために改称された[2]。
歴史
[編集]- 1963年(昭和38年)12月10日:国鉄阿仁合線の小ヶ田駅として北秋田郡鷹巣町に開業[1][3]。開業当初から無人駅であった[1][4]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:秋田内陸縦貫鉄道に転換[5]。
- 2020年(令和2年)3月14日:駅名を縄文小ヶ田駅に改称[2]。急行「もりよし」の停車駅となる[2]。
- 2021年(令和3年)7月30日:駅舎を「縄文風」にリニューアル[6]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅[6]。駅舎は鷹巣建設業協会の企画で2021年7月に改装され、近くにあるガイド施設の伊勢堂岱縄文館に合わせて縄文風のデザインとなり、床には環状列石をイメージした石を配置し、内壁は土壁、外装は黒く塗った秋田杉を利用した建物になった[6]。
小型のキャリーバッグが入る無料のコインロッカーも新たに設置された[7]。
-
環状列石を模して埋め込まれた石
-
ホーム
利用状況
[編集]1日乗降人員推移 [8][9] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2016年 | 17 |
2017年 | 11 |
2018年 | 9 |
駅周辺
[編集]駅北側を線路と平行に県道が通り、西側で遺跡からの景観を守るため、秋田自動車道が半地下方式で鉄道・県道と立体交差する。南西の台地上に世界文化遺産に登録された[10]「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する「伊勢堂岱遺跡」があり、南側では田んぼアート・スノーアートや大賀ハスを見ることができる。また、縄文館の北側に大館能代空港西線のルート変更により放棄された橋脚が現存する。
一般の路線バスは存在しないが、90分前までに要予約の鷹巣光タクシー社の下列デマンド型交通の北秋田市コミュニティバス(大型タクシー・ハイエース車)路線(片 大人600円)が、大館能代空港まで運行している。
また同様に、近くの伊勢堂岱縄文館から予約制の乗合タクシーが大館能代空港とJR鷹ノ巣駅まで運行されている[11]。
北秋田コミュバス | |
---|---|
(上り) 当駅前発 |
能代空港前着 |
09:55’ | → 10:05’ |
13:30’ | → 13:40’ |
17:30‘ | → 17:40’ |
(下り) 空港前発 |
縄文小ケ田駅前着 |
10:40’ | → 10:50’ |
14:25’ | → 14:35’ |
18:30‘ | → 18:40’ |
- 世界文化遺産 伊勢堂岱遺跡(縄文時代後期)・縄文館
- 大館能代空港周辺ふれあい緑地
- 伊勢堂岱インターチェンジ
- 秋田県道197号木戸石鷹巣線
- 大館北秋田森林組合
- 小ヶ田生活改善センター
- 大館能代空港 - 約3km離れている。
- 湯車川
- 米代川
-
駅前を通る県道197号木戸石鷹巣線
-
内陸線の下を通る秋田自動車道
-
小ヶ田生活改善センター付近の休耕田に咲く「大賀ハス」
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “無人駅 阿仁合線小ヶ田駅”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p.3 (1975年10月20日 夕刊)
- ^ a b c “【2020年3月14日時刻改正】及び【小ヶ田駅の駅名改称】についてのお知らせ!”. 秋田内陸縦貫鉄道 (2020年2月14日). 2020年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月22日閲覧。
- ^ 「日本国有鉄道公示第586号」『官報』1963年12月5日。
- ^ 「通報 ●阿仁合線小ヶ田及び前田南の各駅の設置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1963年12月5日、2面。
- ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、554頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “伊勢堂岱遺跡、最寄り駅舎も縄文風 世界文化遺産登録で秋田内陸線”. 河北新報. (2021年7月31日). オリジナルの2021年8月13日時点におけるアーカイブ。 2021年8月13日閲覧。
- ^ “縄文風に駅舎改修”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p. 24. (2021年8月1日)
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 統計情報リサーチ、2020年8月30日閲覧
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年3月9日閲覧
- ^ “縄文遺跡群、世界遺産登録決定 本県2件目、文化遺産は初”. 秋田魁新報. 2021年7月27日閲覧。
- ^ 北秋田市が提供している二次アクセスプラン 北秋田市
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 路線図(各駅情報) - 秋田内陸縦貫鉄道