富士見坂 (藤沢市)
藤沢市の富士見坂(ふじさわしのふじみさか、またはふじみざか)は、神奈川県藤沢市片瀬山5丁目にある石畳の坂で、神奈川県の西半分の藤沢市から小田原市を眼下に見下ろし、遠くは正面に富士山・箱根山を見て、その左は伊豆半島を天城山まで望み、右には丹沢山地を見て、さらに相模湾も見下ろす全国有数の景勝地である。
概要
[編集]片瀬山は三浦半島北部から続く「三浦層群池子層」の岩山で[1]、江の島から南の陸地を見ると、そこに南北に横たわる龍(五頭竜)のように見えて、南端の「龍ノ口」には日蓮宗の名刹・龍口寺がある土地柄である。最近まで灌木が茂る森山で、江の島・片瀬などの地元民が間伐して炭にするような所であったが、昭和初期には「竜口園」という遊園地になったり、第二次世界大戦後はゴルフ場となったりしたが、その後三井不動産により住宅地として開発された。
片瀬山の富士見坂は、片瀬山4丁目の「西公園」付近から5丁目の「南公園」付近へ降りる石畳の坂を指し、さらに下の平地からは約35メートルの崖の高台にあるので、眼下には「江の島道」と境川(往時の相模国・武蔵国の境)から大磯を経て小田原までの神奈川県の西半分を見下ろし、晴れた日には遠くの正面に富士山を望み、その左に伊豆半島の天城山を望み、右には丹沢山塊も見えて、さらに相模湾も見渡す全国有数の景勝地である。春は桜の花が咲いて、秋には桜の葉の紅葉がきれいである。[2]
富士見坂の土手の草刈りは藤沢市が毎年行なっているが、地元の「石畳と桜を愛でる会」も協力している。[3]
四季の写真アルバム
[編集]交通
[編集]富士見坂は、湘南モノレールの片瀬山駅から徒歩10分、またはJR東海道線・小田急江ノ島線藤沢駅からの江ノ電バス片瀬山循環線で「片瀬中学バス停」または「片瀬山バス停」から徒歩5分。道路では、国道467号(片瀬山入口から東へ大坂を上る)。富士見坂付近に駐車場はないが、片瀬山全体は広い、整備された道路である。
付近の散歩道
[編集]関連項目
[編集]- 富士見坂 - 日本の様々な「富士見坂」
脚注
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯35度19分17秒 東経139度29分29秒 / 北緯35.32132629458177度 東経139.49139232264378度