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宮田珠己

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮田 珠己(みやた たまき、男性、1964年 - )は、旅行エッセイスト、小説家。

略歴・人物

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兵庫県生まれ。大阪大学工学部土木工学科卒。卒業後、株式会社リクルートに就職し、不動産関係の部門に配属される。のち、編集部門に転属。

1995年新風舎より処女作『旅の理不尽』を自費出版、会社を退職。以後、アジア地域を中心に旅し、旅行記・エッセイを刊行する。2007年、『東南アジア四次元日記』で第3回酒飲み書店員大賞受賞。2010年代以降は国内紀行が主になってきている。

2009年1月には、高野秀行内澤旬子と「エンタメノンフ文芸部」を結成。

2017年から朝日新聞書評委員をしている。

2021年には初の小説作品『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』を発表した。

人物

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  • ジェットコースター好きで、ジェットコースター評論家としてイベントに呼ばれたこともある。
  • 鼻毛のでた、顔だけのキャラクターをマスコットにしていて、著書の表紙(旅の理不尽)やサイン本にそれやそれに似たキャラクターがしばしば描かれている。
  • くだらない物が大好きで、『スットコランド日記 深入り』の帯には、「日本でもっとも妙なことにこだわる男」と書かれている。

著書

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エッセイ

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  • 『旅の理不尽 アジア悶絶篇』(新風舎、1995、のち小学館文庫ちくま文庫
  • 『東南アジア四次元日記』(旅行人、1997、のち文春文庫
  • 『ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記』(小学館、2000、のち白水Uブックス
  • 『わたしの旅に何をする。』(旅行人、2000、のち幻冬舎文庫
  • 『ジェットコースターにもほどがある』(小学館、2002、のち集英社文庫
  • 『52%調子のいい旅』(旅行人、2003、のち幻冬舎文庫・改題『ときどき意味もなくずんずん歩く』)
  • 『晴れた日は巨大仏を見に』(白水社、2004、のち幻冬舎文庫)
  • 『勝手に関西世界遺産』(共著)(朝日新聞社、2006)
  • 『ふしぎ盆栽ホンノンボ』(ポプラ社、2007、のち講談社文庫
  • 『ポチ迷路』(幻冬舎、2007)
  • 『なみのひとなみのいとなみ』(朝日新聞出版、2008、のち幻冬舎文庫)
  • 『スットコランド日記』(本の雑誌社、2009、のち幻冬舎文庫)
  • 『スットコランド日記 深煎り』(本の雑誌社、2010)
  • 『だいたい四国八十八ヶ所』(本の雑誌社、2011、のち集英社文庫)
  • 『四次元温泉日記』(筑摩書房、2011、のちちくま文庫)
  • 『日本全国津々うりゃうりゃ』(廣済堂出版、2012、のち幻冬舎文庫)
  • 『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』(本の雑誌社、2012、のちちくま文庫・改題『旅するように読んだ本』)
  • 『おかしなジパング図版帖』(パイインターナショナル、2013)
  • 『日本全国もっと津々うりゃうりゃ』(廣済堂出版、2013、のち幻冬舎文庫・改題『そこらじゅうにて 日本どこでも紀行』)
  • 『いい感じの石ころを拾いに』(河出書房新社、2014、のち中公文庫
  • 『旅はときどき奇妙な匂いがする』(筑摩書房、2014、のちちくま文庫・改題『アジア沈殿旅日記』)
  • 『日本ザンテイ世界遺産に行ってみた。』(淡交社、2015)
  • 『日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編』(廣済堂出版、2015、のち幻冬舎文庫)
  • 『私なりに絶景 ニッポンわがまま観光記』(廣済堂出版、2017)
  • 『東京近郊スペクタクルさんぽ』(新潮社、2018)
  • 『無脊椎水族館』(本の雑誌社、2018)
  • 『ニッポン47都道府県正直観光案内』(本の雑誌社、2019)
  • 『ニッポン脱力神さま図鑑』(廣済堂出版、2020)

小説

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  • 『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林、画:網代幸介、2021)

外部リンク

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