宮本工業所
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | KMK |
本社所在地 |
日本 東京都港区三田3-4-2 |
設立 | 1949年(昭和24年)7月・創業1925年(大正14年)10月 |
業種 | 消防施設工事 |
法人番号 | 9010401028969 |
事業内容 | 消防用設備 |
代表者 | 代表取締役社長 宮本正祥 |
資本金 | 6000万 |
売上高 | 12億 |
従業員数 | 27人 |
決算期 | 9月 |
主要株主 |
宮本正祥(847800株) ケーエム設備(160000株) 源田昇司(62200株) 山下工業所(50000株) 古舘工業所(40000株) 柳澤勝己(10000株) 株主数6名 |
主要子会社 |
センチュリー・スプリンクラー・ジャパン (旧セントラル・スプリンクラー・ジャパン) ユーロジャパントレーディング |
関係する人物 |
宮本正司(創業者) 岩澤武(2代目社長) |
外部リンク | http://www.miya-spkr.co.jp/ |
株式会社宮本工業所(みやもとこうぎょうしょ)は、老舗の消火設備メーカーである。
概要
[編集]消防用設備・消火設備の開発・製造・輸入・販売・設計・施工・保守・損保仕様消火設備のコンサルタント業務を行う。FMグローバルやNFPA等の米国損保基準、国内損保基準(日本損害保険協会・損害保険料率算定協会)仕様のスプリンクラーを特に得意とする会社である。損保仕様に関しては日本国内で最大の実績・技術を持つ。半導体・電気メーカー、コンピューターメーカー、製薬会社、化学メーカー、自動車メーカーなどの工場・研究所・倉庫、そして百貨店の設計・施工・保守の実績が特に多い。
一族経営の関係と初代社長方針に「会社を必要以上に大きくする必要は無い」があり、株式の上場はしていない。
初代社長である宮本正司は愛国者であったが、戦後すぐ「これからの日本は米国と仲良くしなければならない時代になる」と社員に説き、息子である現社長の宮本正祥をアイビーリーグのプリンストン大学を卒業させた。
消火設備会社としては特異な客先直仕事の多い会社であるが、これは特殊スペックのため設計事務所・ゼネコン・サブコンにノウハウがないことと、客先契約損保会社の推薦が多いことによる。通常の消防法物件では 帝国ホテル、ホテルニューオータニ、パレスホテル、東京倶楽部、交詢社、松屋[要曖昧さ回避]、ベルギー大使館などの有名物件の実績が多い。三越の施工実績も多いが、国内損保仕様である。
沿革
[編集]- 1925年(大正14年) - 宮本正司が宮本衛生工業所を設立、スプリンクラーを始める。
- 1949年(昭和24年) - 株式会社宮本工業所に法人改組。米ファイヤーファイター社(後のノリスインダストリーズ社)グローブスプリンクラー装置の輸入を開始。
- 1962年(昭和37年) - エヤ-フォームスプリンクラー装置の特許権取得(地下駐車場泡消火装置)。
- 1975年(昭和50年) - 建設業法に基づく建設大臣特定建設業(消火施設工事業)の許可を受ける。
- 1981年(昭和56年) - 米セントラル・スプリンクラー社(現・tyco社)の日本総代理店となる。米スタースプリンクラー社の日本総代理店となる。
- 1982年(昭和57年) - 本社新社屋建設
- 1993年(平成5年) - 練馬社宅・寮開設
- 1994年(平成6年) - 本社より開発センターを足立区千住へ移設(研究室・実験場・倉庫併設)
- 1995年(平成7年) - 早期制圧速動型スプリンクラーヘッド発売(ESFR ヘッド FM承認品・検定品)
- 1997年(平成9年) - 一斉開放弁(減圧開)発売(2次側バルブ不要タイプ)
- 1998年(平成10年) - 鹿島建設との共同研究で新スプリンクラーヘッド(小区画側壁型)を開発(特許は開発センター長の植木貴晴が保有)。
- 2009年(平成21年) - 耐衝撃型スプリンクラーヘッドを発売。
- 2010年(平成22年)
- 米セントラル・スプリンクラー社(現tyco社)と共同出資で設立したセントラル・スプリンクラー・ジャパンの株式をtyco社(49%)より買い上げ完全子会社とし、社名をセンチュリー・スプリンクラー・ジャパンと改める。
- 川崎営業所を中原区中丸子から中原区新城へ移転。
事業所
[編集]- 研究所・配送センター
- 営業所
- 社宅・寮
- 東京都練馬区関町南
所属団体
[編集]- 日本消火装置工業会(理事)
- 全米防火協会(NFPA)
- 日本建築防災協会
- 日本火災学会
- 消防施設工事協会
- 全国消防機器協会
- 日本空調衛生工事業協会
- 東京空調衛生工事業協会
- 日本建築設備士協会
- 日本CM協会
- 東京商工会議所
- 大阪商工会議所
- 労働基準協会
- 芝法人会
グループ・関連会社
[編集]- 国内
- センチュリー・スプリンクラー・ジャパン(旧セントラル・スプリンクラー・ジャパン)(消火設備機器輸入・販売商社)
- ユーロジャパントレーディング(雑貨・ワイン・食品輸入商社)
日本代理店
[編集]- 米 セントラル・スプリンクラー社
- 米 スター・スプリンクラー社
- 米 グローブ・ファイヤー・スプリンクラー社
役員・監査役
[編集]- 宮本正祥
- 源田昇司
- 柳澤勝己
- 原田伸生
- 植木貴晴
社長所属団体・役職
[編集]- 日本消火装置工業会理事
- 日米協会会員
- 東京倶楽部委員
- 日本プリンストンクラブ会員
- 程ヶ谷CC委員
歴代社長
[編集]- 初代:宮本正司(現社長の父)
- 2代目:岩澤武(現社長の叔父)
- 3代目:宮本正祥(現社長) 1967年入社、1991年より社長
参考文献
[編集]- 会社年鑑 帝国データバンク(旧 帝国興信社)
- 産経人物年鑑 サンケイ新聞データシステム
- 日本紳士録 交詢社出版局
- 人事興信録 興信データ社
- Marquis Who's Who in the World® Marquis社(米国)
- 最新の配管設備の技術動向(10)「消火設備配管の設計・施工のポイント」〈不時放水による水損事故を防止する予作動式スプリンクラー設備〉「建築設備と配管工事」日本工業出版 源田昇司著
- 「空衛工事便覧手帳」(社)日本空調衛生工事業協会 源田昇司共著・監修
- 〔保守・管理〕「スプリンクラーの点検及び改修について」〈劣化と更新時期〉 「建築設備と配管工事」日本工業出版 植木貴晴著
- 官報「側壁型スプリンクラーヘッドに関する特許」発明者 植木貴晴、弁理士 山川政樹
- ロータリー文庫No145「奉仕の哲学」 アーサー・フレデリック・シェルドン著:宮本正祥・宮武保義共訳
- 随想「つくる」(宮本正祥 著)
- 「フェラーリと過ごした38年」SUPER CG(CAR GRAPHIC)二玄社
- 宮本工業所 会社沿革
- 月桂冠(旧 大倉酒造) 会社沿革
- ヘンミ計算尺(旧 逸見製作所) 会社沿革
- 大倉電気(旧 大倉電気研究所) 会社沿革
- 岡谷鋼機 会社沿革
- 松本酒造 会社沿革
- 大倉家 家系図
- 松本家 家系図