宮岡洋一
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宮岡 洋一(みやおか よういち、1949年 - )は、日本の数学者。中央大学理工学部教授、東京大学名誉教授。専門分野は代数幾何学。妻は数学者の宮岡礼子。
経歴
[編集]1972年東京大学理学部数学科卒業。1975年東京大学大学院理学系研究科博士課程中途退学。東京都立大学・立教大学・京都大学数理解析研究所で教職に就く[1]。2001年より東京大学大学院数理科学研究科教授。2015年より中央大学理工学部教授[2]。
1977年に発表した論文でボゴモロフ・宮岡・ヤウの不等式を証明した(Miyaoka 1977)。
マックス・プランク研究所に在籍していた1988年、フェルマーの最終定理の証明にこぎ着けたと報じられたが、後に不備があることが判明し、完全な証明には至らなかった(Gleick 1988)。
東京都立大学在職中、1989年度の日本数学会春季賞を「Chern 数の間の関係式とその応用」で受賞している。
2018年にチューリッヒで開催された国際数学者会議で招待講演をおこなった[3]。
脚注
[編集]出典
[編集]- Miyaoka, Yoichi (1977), “On the Chern numbers of surfaces of general type”, Inventiones Mathematicae 42: 225–237, doi:10.1007/BF01389789, ISSN 0020-9910, MR0460343
- Gleick, James (March 29, 1988), “Fermat's Theorem Solved? Not This Time”, New York Times