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室谷哲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
室谷 哲
(むろたに さとる)
生誕 1949年7月
居住 日本の旗 日本
研究分野 歴史学
経済学
研究機関 東京都立大学 (1949-2011)
静岡県立大学
出身校 国際基督教大学
教養学部卒業
東京大学大学院
経済学研究科
博士課程満期退学
主な業績 アメリカ農民史の研究
大衆消費社会論の研究
アメリカ映画論の研究
プロジェクト:人物伝
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室谷 哲(むろたに さとる、1949年7月 - )は、日本歴史学者経済学者(社会経済史学アメリカ思想史アメリカ社会史)。学位は、経済学修士東京大学1976年)。

東京都立大学 (1949-2011)経済学部助手、静岡県立大学国際関係学部教授、静岡県立大学副学長などを歴任した。

来歴

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生い立ち

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1949年7月生まれ[1]国際基督教大学に進学し、教養学部社会科学科にて学んだ[2]1974年3月、国際基督教大学を卒業した[2]。その後、東京大学の大学院に進学し、経済学研究科にて学んだ[2]1976年、東京大学より経済学修士の学位を授与された[3]1981年3月、東京大学の大学院の博士課程を満期退学した[2]

研究者として

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東京都立大学 (1949-2011)(のちの首都大学東京)において、経済学部にて助手を務めた[4]。その後、静岡県立大学に転じ、国際関係学部にて助教授に就任した[4]。のちに、静岡県立大学にて、国際関係学部の教授に昇任した[1]。国際関係学部においては、主として国際言語文化学科の講義を担当した[1]。なお、静岡県立大学の大学院においては、国際関係学研究科の教授を兼務した[1]。国際関係学研究科においては、主として比較文化専攻の講義を担当した。さらに、静岡県立大学の副学長に就任した[1]。2015年3月31日、静岡県立大学を退職した[5]

研究

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専門は歴史学経済学であり、特に社会経済史学、アメリカ思想史、アメリカ社会史といった分野を研究するなど[6]、その範囲は経済史をはじめ、思想史社会史など多岐にわたっている。具体的には、アメリカ合衆国における、農民史の研究が知られている[7][8][9][10]。そのほかにも、大衆消費社会アメリカ映画を論じている[7][11][12][13][14]

学術団体としては、アメリカ史研究会、アメリカ経済史研究会、国際行動学会などの学会に所属した[15]

人物

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ライトレールの導入、推進に熱心である。静岡県静岡市へのライトレールトランジット導入を目指す「LRTで結ぶ会」に参画しており[16]、副会長を務めた[17][18]

略歴

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著作

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共著

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  • 木村浩美尾浩子編著『文化・文明の新しき地平』北樹出版、1988年。ISBN 4893840274
  • 榊正子ほか著、静岡県立大学英米文化研究室編『多様化する言語文化研究』静岡県立大学英米文化研究室、1990年。
  • 畑光夫ほか著、静岡県立大学英米文化研究室編『変動期の言語文化研究』静岡県立大学英米文化研究室、1992年。
  • 静岡県立大学英米文化研究室編『英米の言語と文化』静岡県立大学英米文化研究室、1993年。
  • 松本克己ほか著、静岡県立大学英米文化研究室編『変容する言語文化研究』静岡県立大学英米文化研究室、1994年。
  • 静岡県立大学英米文化研究室編『言語文化研究の新展開』静岡県立大学英米文化研究室、1995年。

執筆、寄稿等

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論文執筆

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  • 室谷哲稿「19世紀末アメリカ農民運動再考――経済的要因をめぐる一試論」『土地制度史学』23巻2号、政治経済学・経済史学会、1981年1月20日、43-59頁。ISSN 0493-3567
  • 室谷哲稿「中西部反『独占』的農民運動と独占資本主義体制の成立――農民生活史からの一視座」『社會經濟史學』48巻2号、社会経済史学会、1982年7月15日、176-192・232-231頁。ISSN 0038-0113
  • 室谷哲稿「19世紀末期アメリカ北部における『農民層分解』――統計分析の視座をめぐって」『経済と経済学』53号、東京都立大学経済学会、1983年12月、35-55頁。ISSN 0386-8737
  • 室谷哲稿「100年後のソースタイン・ヴェブレン――『有閑階級』と『経済人』」『アメリカ史研究』22号、アメリカ史研究会、1999年、27-37頁。ISSN 0387-8228
  • 室谷哲稿「ポピュリズム外伝――『オズの魔法使い』考」『アメリカ経済史研究』2号、アメリカ経済史研究会、2003年9月、65-80頁。ISSN 1347-1554
  • 室谷哲稿「現代アメリカ映画にみるアメリカの心」『ことばと文化』9巻、静岡県立大学、2006年、31-63頁。ISSN 1345-1685
  • 室谷哲稿「グローバル化時代の『テロ』映画とアメリカ社会」『ことばと文化』10巻、静岡県立大学、2007年、75-87頁。ISSN 1345-1685
  • 室谷哲稿「アメリカ社会の自画像――裁判劇をめぐって」『ことばと文化』11巻、静岡県立大学、2008年、51-66頁。ISSN 1345-1685
  • 室谷哲稿「アメリカの自画像――9.11テロ・ドキュメンタリーの見方・見られ方」『ことばと文化』12巻、静岡県立大学、2009年、55-81頁。ISSN 1345-1685

論文翻訳

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書評

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  • 室谷哲稿「常松洋・松本悠子編『消費とアメリカ社会――消費大国の歴史-』」『社會經濟史學』72巻1号、社会経済史学会、2006年5月25日、117-119頁。ISSN 0038-0113

脚注

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  1. ^ a b c d e 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  2. ^ a b c d 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  3. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  4. ^ a b 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  5. ^ 「教員人事」『はばたき』129号、静岡県立大学広報委員会、2015年6月1日、18頁。
  6. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  7. ^ a b 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  8. ^ 室谷哲「19世紀末アメリカ農民運動再考――経済的要因をめぐる一試論」『土地制度史学』23巻2号、政治経済学・経済史学会、1981年1月20日、43-59頁。
  9. ^ 室谷哲「中西部反『独占』的農民運動と独占資本主義体制の成立――農民生活史からの一視座」『社會經濟史學』48巻2号、社会経済史学会、1982年7月15日、176-192・232-231頁。
  10. ^ 室谷哲「19世紀末期アメリカ北部における『農民層分解』――統計分析の視座をめぐって」『経済と経済学』53号、東京都立大学経済学会、1983年12月、35-55頁。
  11. ^ 室谷哲「ポピュリズム外伝――『オズの魔法使い』考」『アメリカ経済史研究』2号、アメリカ経済史研究会、2003年9月、65-80頁。
  12. ^ 室谷哲「現代アメリカ映画にみるアメリカの心」『ことばと文化』9巻、静岡県立大学、2006年、31-63頁。
  13. ^ 室谷哲「グローバル化時代の『テロ』映画とアメリカ社会」『ことばと文化』10巻、静岡県立大学、2007年、75-87頁。
  14. ^ 室谷哲「アメリカの自画像――9.11テロ・ドキュメンタリーの見方・見られ方」『ことばと文化』12巻、静岡県立大学、2009年、55-81頁。
  15. ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  16. ^ 「主な社会活動」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  17. ^ 「アンケート調査結果を静岡市へ要望書として提出しました。」『2008katudou』LRTで結ぶ会、2008年12月3日。
  18. ^ 「福祉のまつりに参加しました。」『2010福祉のまつり』LRTで結ぶ会、2010年9月26日。

関連項目

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関連人物

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