室伏きみ子
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室伏 きみ子(むろふし きみこ、1947年4月9日 - )は、日本の生物学者・児童文学作家。学位は、医学博士(東京大学・課程博士・1976年)。国立大学法人お茶の水女子大学元学長・名誉教授。
略歴
[編集]- 1947年埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ[1]。
- 1963年お茶の水女子大学附属中学校卒業[2]。
- 1966年お茶の水女子大学附属高等学校卒業[2]。
- 1970年お茶の水女子大学理学部生物学科卒業[3]。
- 1972年同大学院理学研究科修士課程修了[3]。
- 1976年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、「真核細胞におけるDNAポリメラーゼ活性の調節」で医学博士の学位を取得[3]。
- 1983年お茶の水女子大学理学部助手、講師、助教授、1995年教授、2013年定年退職、名誉教授。2015年から2021年まで学長。日本学術会議会員。NHK経営委員。
- 2013年フランス政府より教育功労章シュヴァリエ授与[4]。2020年三菱財団理事[5]。独立行政法人評価委員会経済産業省委員長、原子力損害賠償・廃炉等支援機構廃炉等技術委員会委員、日本交通文化協会評議員等も務めた[6]。
- 2015年ブリヂストン社外取締役、日本医療研究開発機構監事。
- 2022年アンジェス社外取締役。
- 2023年ビューティ&ウェルネス専門職大学学長、TSUBASAファーマ株式会社取締役。
著書
[編集]- 『絵とき生命科学の知識』オーム社、1997
- 『ストレスの生物学 ストレス応答の分子メカニズムを探る』オーム社、2005
- 『こぐま園のプッチー』冨山房インターナショナル、2006
- 『生物はみなきょうだい』冨山房インターナショナル、2007
- 『プッチーとお友だち』しもいまさきえ 冨山房インターナショナル、2007
- 『フレー!フレー!プッチー』しもいまさきえ 冨山房インターナショナル、2009
- 『図解生命科学』オーム社、2009
共著編著
[編集]- 『絵ときバイオテクノロジー用語早わかり』太田次郎共著 オーム社、1984
- 『絵とき細胞生物学入門』太田次郎共著 オーム社、1987
- 『バイオテクノロジー用語事典』太田次郎共編 オーム社、1993
- 『やさしい細胞の科学』小林哲幸共著 オーム社、1999
- 『ライフサイエンス入門』編著 オーム社、2002
- 『研究資金獲得法 研究者・技術者・ベンチャー起業家へ』塩満典子共著 丸善、2008
- 『人類遺伝学用語事典』滝澤公子共監修 オーム社、2008
- 『サイエンスカフェにようこそ! 科学と社会が出会う場所』1-3 滝澤公子共編著 冨山房インターナショナル、2009 - 2011
- 『サイエンスカフェにようこそ! 科学と社会が出会う場所 地震・津波・原発事故・放射線』滝澤公子共編著 冨山房インターナショナル、2012
- 『サイエンスカフェにようこそ! 科学と社会が出会う場所』4‐5 編著 冨山房インターナショナル、2013 - 14
翻訳
[編集]- Renee R.Alexander、Maria L. Wilkinson、Joan M. Griffiths『基礎生化学の実験法』室伏拡共訳 オーム社、1986
- J.C.Murrell, L.M.Roberts 共編『遺伝子工学の基礎』オーム社、1990
- ペリー・B. ハケット、ジョアキム・W. メッシング、ジェームス・A. フックス『組換えDNA技術 Gene操作の心得』大久保明美共訳 オーム社、1992
- Michael T.Madigan, John M. Martinko, Jack Parker『Brock微生物学』関啓子共監訳 オーム社、2003
脚注
[編集]- ^ “「偏見を変えるのも我々の役割」お茶の水女子大「心は女性」の戸籍上男性受け入れ、学長が語る真意 - 弁護士ドットコムニュース”. 弁護士ドットコム. 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b “OHWS 研究教育寄附研究部門”. www.cf.ocha.ac.jp. 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b c “プロフィール”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “お茶の水大学の室伏きみ子教授が教育功労章を受章”. La France au Japon. 在日フランス大使館. 2020年4月13日閲覧。
- ^ 2 0 2 1 年 度 事 業 報 告 〕三菱財団
- ^ 役員日本交通文化協会
- ^ “News & Info”. www.ocha.ac.jp. お茶の水女子大学. 2020年4月13日閲覧。
参考文献
[編集]- 室伏きみ子『図解生命科学』オーム社、2009年9月。ISBN 978-4-274-20761-7。