安全地帯XIII JUNK
『安全地帯XIII JUNK』 | |||||
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レーベル | USMジャパン | ||||
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玉置浩二関連のアルバム 年表 | |||||
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『安全地帯XIII』収録のシングル | |||||
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『安全地帯XIII JUNK』(あんぜんちたいサーティーン ジャンク)は、日本のロックバンドである安全地帯の13枚目のオリジナル・アルバム。
2011年11月16日ユニバーサルミュージックジャパンからリリースされた。オリジナル・アルバムとしては前作『安全地帯XII』(2011年)より僅か2ヶ月後のリリースとなった。作詞は松井五郎および玉置浩二、須藤晃が担当し、作曲は玉置が担当、プロデューサーは玉置および末崎正展が担当している。
レコーディングは日本国内で行われ、玉置がソロ活動時の発表曲を安全地帯メンバーによってセルフカバーしたアルバムであり、1987年から2005年までに発表されたシングル、アルバムから選曲されている。本作収録曲の内、「田園」は29枚目のシングル「結界/田園」として両A面シングルで先行リリースされた。本作はオリコンアルバムチャートにおいて最高位第18位となった。
背景
[編集]前作『安全地帯XII』(2011年)をリリースした安全地帯は、同年9月17日の南足柄市文化会館から12月18日の旭川市民文化会館まで「コンサートツアー2011 " 田園~結界"」と題したコンサートツアーを開催、26都市全30公演が行われた[3]。
その最中、本作の企画が持ち上がり制作される事となった。
構成
[編集]収録曲は、以下のシングルおよびアルバムより選曲。
アルバム『JUNK LAND』(1997年)からの選曲が最も多い。
- シングル
- アルバム
- 『カリント工場の煙突の上に』(1993年) - 「カリント工場の煙突の上に」
- 『CAFE JAPAN』(1996年) - 「CAFE JAPAN」、「Honeybee」
- 『JUNK LAND』(1997年) - 「JUNK LAND」、「しあわせのランプ」、「太陽さん」、「闇をロマンスにして」
リリース
[編集]本作リリースの告知は2011年9月22日に音楽ナタリーにて行われた[4]。同年9月24日にはBARKSにおいてもリリース告知が行われたが、前述のナタリーでの告知も含め、この時点では6曲目に「メロディー」が予定されており、最終曲は「プレゼント」となっていた[5]。11月15日にOKMusicにて告知された際には正式にリリースされた収録曲順となった[6]。
2011年11月16日にユニバーサルミュージックジャパンから正式にリリースされ、初回限定盤は約35分にもおよぶ「田園」のPVの他、「清く 正しく 美しく」のPVおよび前作『安全地帯XII』のテレビスポットが収録されたDVDが付属した2枚組でリリースされた[4][5][6]。また、初回限定盤は玉置がサングラスを掛けている状態のジャケット、通常盤では玉置がサングラスを外している状態のジャケットとなっている。
2012年11月7日には限定版としてSHM-CDにて再リリースされた[7]他、2017年11月22日にはデビュー35周年を記念して紙ジャケット、SHM-CDにて再リリースされた[8][9][10]。2022年11月3日にはアナログレコードの普及を目的とした東洋化成によるイベント「レコードの日 2022」の開催に伴い、本作を含む安全地帯のアルバム5作品が初レコード化された[11]。
批評
[編集]専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[12][13] |
TOWER RECORDS ONLINE | 肯定的[14][15] |
批評家たちからは本作が前作から2か月後という短期間でリリースされたことや、音楽性や玉置の歌唱力に対して肯定的な意見が多く挙げられている。音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「さらなる新たな息吹を吹き込んだ、渾身の一枚」と肯定的に評価された他[12]、前作から約2ヶ月後のリリースとなった事に関して「創造力があふれているのだろう」と推測して上で、玉置がスキャットやハミングを交えて「自由奔放に往年の作品を歌いこんでいる」と指摘した[13]。音楽情報サイト『TOWER RECORDS ONLINE』では、前作から約2ヶ月後のリリースである事に関して「驚異的なスパン」と指摘し、「アーティストとしての絶好調ぶりが伝わってきます」と評価した他[14]「圧倒的な玉置の歌唱と、パワフルなバンド・サウンドが光る」と称賛した[15]。
チャート成績
[編集]本作はオリコンアルバムチャートでは最高位第18位、登場週数4回となり[2]、売り上げ枚数は0.6万枚となった。本作の売り上げ枚数は1988年以降の安全地帯のアルバム売上ランキングにおいて第14位となった[16]。2022年に実施されたねとらぼ調査隊による安全地帯のアルバム人気ランキングでは第11位となった[17]。
収録曲
[編集]CD
[編集]全作曲: 玉置浩二、全編曲: 安全地帯/ベーシック・トラック・アレンジ: 矢萩渉、武沢侑昂/ストリングス・アレンジ: 武沢侑昂。 | |||
# | タイトル | 作詞 | 時間 |
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1. | 「カリント工場の煙突の上に」 | 須藤晃 | |
2. | 「JUNK LAND」 | 玉置浩二、須藤晃 | |
3. | 「MR.LONELY」 | 玉置浩二 | |
4. | 「しあわせのランプ」 | 玉置浩二、須藤晃 | |
5. | 「田園」 | 玉置浩二、須藤晃 | |
6. | 「Honeybee」(~松本史郎歌謡ショー・ロイヤルゼリー~) | 玉置浩二、須藤晃 | |
7. | 「CAFE JAPAN」 | 玉置浩二、須藤晃 | |
8. | 「太陽さん」 | 玉置浩二 | |
9. | 「闇をロマンスにして」 | 玉置浩二 | |
10. | 「All I Do」 | 松井五郎 | |
11. | 「プレゼント」 | 松井五郎 | |
12. | 「メロディー」 | 玉置浩二 | |
合計時間: |
DVD
[編集]- 「田園」 (MUSIC VIDEO)
- 「清く 正しく 美しく」 (MUSIC VIDEO)
- 「安全地帯XII TV-SPOT」
LP
[編集]スタッフ・クレジット
[編集]安全地帯
[編集]参加ミュージシャン
[編集]- 松井 "toshi808" 寿成 - プログラミング
- 松田真人 - キーボード
- 佐野聡 - トロンボーン
- 玉置工子 - コーラス、スポークン・サウンド
- 山下昭和 - ブル-ス・ハープ、コーラス
- 唐沢洋子ストリングス - ストリングス・セクション
- 高松明治 - エフェクト&エディット
- キタミん合唱団/Candy Lady - コーラス
- 藤井丈司 - プログラミング(5曲目)
スタッフ
[編集]- 玉置浩二 - プロデューサー
- 高松明治 - ミキシング・エンジニア、レコーディング・エンジニア
- 村松 "Yoshi" 嘉久 - ボーカル・レコーディング
- 石井由里(USMジャパン) - エグゼクティブ・プロデューサー
- 加藤久典(USMジャパン) - ゼネラルマネージャー
- 藤野成喜(ユニバーサル・ミュージック) - マスタリング・エンジニア
- 吉野謙志(ユニバーサル・ミュージック) - サウンド・メーキング・コーパレーター
- 山内克利 - サウンド・メーキング・コーパレーター
- 柴田和也(伊豆スタジオ) - サウンド・メーキング・コーパレーター
- 関谷典子(フェイス・ミュージック) - サウンド・メーキング・コーパレーター
- 平賀裕二(サウンドクルー) - サウンド・メーキング・コーパレーター
- 西村恭平 (Balloon Design) - アート・ディレクター、デザイナー
- 加藤亮(デジタルデザインワークス) - 写真撮影(カバー)
- 須藤秀之 - 写真撮影
- 横田勝広 - スタイリスト
- 宮内直人 (SUGAR) - ヘアー&メイク・アップ
- 山崎眞衣 (SUGAR) - ヘアー&メイク・アップ
- 伊熊美砂 (SUGAR) - ヘアー&メイク・アップ
- 宮本仁美(ユニバーサルミュージック) - アートワーク・コーディネーター
- 高野泰博(USMジャパン) - メディア・プロモーター
- 松岡祐子(USMジャパン) - メディア・プロモーター
- 岩崎直子(USMジャパン) - メディア・プロモーター
- 石角隆行(六角堂) - メディア・プロモーター
- 水谷省吾(アットマン) - メディア・プロモーター
- 北村勝(USMジャパン) - ウェブ・プロモーター
- 内田有香(USMジャパン) - ウェブ・プロモーター
- 橋本佳美(USMジャパン) - A&Rアシスタント
- 山根裕子(USMジャパン) - A&Rデスク
- 高橋浩嗣(ユニバーサルミュージック) - セールス・プロモーター
- 宮崎耕(ユニバーサルミュージック) - セールス・プロモーター
- 遠山豊 - スペシャル・サンクス
- 飯島則充 - スペシャル・サンクス
- 高橋里実 - スペシャル・サンクス
- アンディー - スペシャル・サンクス
- 高杉慎一郎 (Promax) - スペシャル・サンクス
- 宮下隆宏・りえ(ハーヴェストロードハウス) - スペシャル・サンクス
- 飯塚達央(フォトシーズン) - スペシャル・サンクス
- 加藤亮(デジタルデザインワークス) - スペシャル・サンクス
- 二木真澄 (E'm Drive ASK) - スペシャル・サンクス
- 大平兼太郎(ヒルトン東京) - スペシャル・サンクス
- Y's Cafeスタッフ - スペシャル・サンクス
- 深野真 (FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH) - スペシャル・サンクス
- Human Gear 八木ちゃん - スペシャル・サンクス
- 木下華 (Clockwise) - スペシャル・サンクス
- 橋本仁 - スペシャル・サンクス
- 山下明美・美卯・翔太郎 - スペシャル・サンクス
- 二木ママ - スペシャル・サンクス
リリース履歴
[編集]No. | 日付 | 規格品番 | 最高順位 | 備考 | 出典 | 規格 | レーベル |
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1 | 2011年11月16日 | UICZ-9049 | 18位 | 初回限定盤、DVD付属 | [12][1] | CD+DVD | ユニバーサルミュージック |
2 | UICZ-4249 | 18位 | 通常盤 | [13][18] | CD | ||
3 | 2012年11月7日 | UPCY-9248 | - | 期間限定生産スペシャルプライス盤 | [19][20] | SHM-CD | |
4 | 2017年11月22日 | UPCY-9717 | - | 紙ジャケット仕様 | [21][22] | ||
5 | 2022年11月3日 | UPJY-9234 | - | 初LP化 | [11][23] | LP |
脚注
[編集]- ^ a b “安全地帯/安全地帯XIII JUNK [CD+DVD]<限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年6月4日閲覧。
- ^ a b “安全地帯XIII JUNK|安全地帯”. オリコンニュース. オリコン. 2013年5月17日閲覧。
- ^ “安全地帯、全国ツアースタート”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2011年9月18日). 2020年5月4日閲覧。
- ^ a b “早くも新作!安全地帯が玉置浩二ソロ曲のカバーアルバム”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2011年9月22日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b “安全地帯、『安全地帯XII』の2ヶ月後に『安全地帯XIII』リリース”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2011年9月24日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b “安全地帯、ニューアルバムは「田園」など玉置浩二のソロ作を再録した渾身のセルフカヴァー”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2011年11月15日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “安全地帯 / 安全地帯13 JUNK [SHM-CD] [限定][廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “安全地帯、これまでの全オリジナルアルバムを紙ジャケット仕様にして再販決定!”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2017年9月15日). 2019年8月12日閲覧。
- ^ “安全地帯デビュー35周年、オリジナルアルバム14タイトルを紙ジャケで一挙再発”. Musicman-net. エフ・ビー・コミュニケーションズ (2017年9月15日). 2019年8月12日閲覧。
- ^ “安全地帯、1983~2013年発表の14タイトルが紙ジャケで一挙再発”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年9月19日). 2019年8月12日閲覧。
- ^ a b “「レコードの日 2022」開催、フジファブリックや広瀬香美など初日発売タイトル一斉発表”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2022年8月18日). 2023年2月25日閲覧。
- ^ a b c “安全地帯 / 安全地帯13 JUNK [CD+DVD] [限定]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b c “安全地帯 / 安全地帯13 JUNK”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b JMD (2011年11月17日). “安全地帯XIII JUNK [CD+DVD]<限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b JMD (2017年9月16日). “安全地帯 XIII JUNK<生産限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “安全地帯のシングル売上TOP20作品”. オリコンニュース. オリコン. 2023年2月25日閲覧。
- ^ “【安全地帯】あなたが好きなアルバムはどれ?【2023年版・人気投票実施中】 (2/6)”. ねとらぼ調査隊. アイティメディア. p. 2 (2022年3月19日). 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯/安全地帯XIII JUNK<通常盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯 / 安全地帯13 JUNK [SHM-CD] [限定][廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯/安全地帯XIII JUNK<期間限定生産スペシャルプライス盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯 / 安全地帯13 JUNK [紙ジャケット仕様] [SHM-CD] [限定]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯/安全地帯 XIII JUNK<生産限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “安全地帯/安全地帯 XIII JUNK<完全生産限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年6月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 安全地帯 - 安全地帯 XIII Junk - Discogs (発売一覧)