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宇和島プロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社宇和島プロジェクト
本社屋
本社屋
種類 株式会社
略称 宇和島PJ
本社所在地 日本の旗 日本
798-0006
愛媛県宇和島市弁天町2丁目1番66号
設立 2010年10月5日
業種 卸売業
事業内容 養殖魚・天然魚の生産・仕入
鮮魚・水産加工品の販売など
代表者 代表取締役社長 木和田権一
資本金 28,000千円
売上高 28億円(2022年9月期)
従業員数 81名(2023年7月末現在)
決算期 9月末
外部リンク https://www.project-u.jp/
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株式会社宇和島プロジェクト(うわじまプロジェクト)は、愛媛県宇和島市弁天町に本社を置く水産商社である。

概要

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宇和島の元漁業協同組合職員が設立[1]。自ら商品を開発し、生産から最終販売までのトータルコントロールを行うことで、宇和島地区全体の水産業者の地位向上を目指して設立された[1]

愛媛県の特産品みかんの皮などを混ぜた特別なエサで養殖したみかん魚を愛媛県水産研究センターと地元の養殖業者と共同して開発した[2]。これまで廃棄されていた「みかんの搾りかす」を有効活用し、みかんと魚、漁業と農業という地域資源を組み合わせるユニークなアイディアで、新しい価値を生み出す取り組みは地域活性化のモデルとして全国的に注目された[2]。みかん魚は2015年に地元の農業と漁業が抱えていた課題を一挙に解決した画期的な養殖魚であるとして「第7回フード・アクション・ニッポンアワード」の最優秀賞を受賞した[2]

事業内容

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  • 宇和海の漁船漁業者・養殖業者の経営安定のための需要創造・開拓
  • 宇和海水産物の安定的販売チャネル開発、ブランド価値向上と安定供給
  • 水産物を中心に食品の高付加価値化を目指す商品開発・加工技術向上
  • さらなる地産地消の推進と地域での職域づくり
  • 宇和海水産物の海外輸出促進

沿革

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  • 2002年 - 宇和島漁業協同組合(現:愛媛県漁業協同組合)青年部の有志による「自分たちで獲った魚を自分たちで売る」を目指した活動がスタート。
  • 2004年 - 宇和島漁業協同組合の下部組織として「宇和島プロジェクト」発足。
  • 2010年 - 宇和海水産物の加工・流通・販売までを一気通貫で対応できる体制づくりを目指して「合同会社宇和島プロジェクト」設立。
  • 2011年 - 旧ヤマキ物産から工場を取得。
  • 2012年 - 本格的な事業展開を目指して、「株式会社宇和島プロジェクト」に移行。「みかんブリ」誕生。
  • 2013年 - 「みかん鯛」誕生。
  • 2015年 - みかん鯛が「第7回フード・アクション・ニッポンアワード」の最優秀賞を受賞。
  • 2016年 - ハラール認証を取得(養殖魚を対象とした取得は国内初)[3]
  • 2019年 - アラブ首長国連邦ドバイに支店を開設[4]。「チョコブリ」誕生。
  • 2022年 - 新社屋が落成。

脚注

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  1. ^ a b くら寿司と宇和島プロジェクトの共同開発商品「みかんサーモン」5月13日(金)販売開始|くら寿司のプレスリリース - 共同通信PRワイヤー、2024年12月21日閲覧。
  2. ^ a b c 株式会社宇和島プロジェクト殿(pdf) - テレビ愛媛、2024年1月21日閲覧
  3. ^ 養殖魚でハラール、国内初 認証糸口に、販路開拓へ - 産経フォト(2016年10月29日)、2024年1月21日閲覧。
  4. ^ 中東へ鮮魚輸出本腰/愛媛・宇和島PJがドバイに拠点 - みなと新聞(2019年06月11日)、2024年1月21日閲覧。

外部リンク

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