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奥野他見男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

奥野 他見男(おくの たみお、1889年6月16日 - 1953年12月17日)は、日本の作家。本名・西川他見男。

来歴

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金沢生まれ。金沢医学専門学校薬学科卒。学生時代「北國新聞」に「凸坊日記」を連載し、1915年『大学出の兵隊さん』で単行本デビュー、爆発的人気を得た。『婦女界』『主婦の友』などに連載し、流行語、新風俗を描きユーモア作家として大正から昭和初期に一世を風靡した。

著書

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  • 『大学出の兵隊さん』東文堂、1915
  • 『おなかの逆立ち』泰山房、1916
  • 『おへその宙返り』東文堂、1916
  • 『諷刺諧謔 先生様と生徒』東文堂、1916
  • 『初旅の凸ちゃん』東文堂、1916
  • 『あの山恋し海恋し』東京堂、1917
  • 『学士様なら娘をやろか』東文堂、1917
  • 『であります物語 大学出の兵隊さん』東文堂、1917
  • 『凸坊先生』東文堂、1917
  • 『高い山から谷そこ見れば』文名社、1918
  • 『娘の顔も日に三度』東文堂、1918
  • 『赤い顔して女優を待てば』白羊社、1919
  • 『奥野他見男傑作集』文名社、1919
  • 『三国一の花嫁様は』白羊社、1919
  • 『娘もの云ふた好きとゆた』白羊社、1919
  • 『嫁が欲しゆうてなりませぬ』白羊社、1920
  • 『若きものよ高らかに歌ヘ』白羊社、1920
  • 『熱き血汐にふれも見で』潮文閣、1921
  • 『若い学士とあの娘』東京図書、1921
  • 『君は燃えたり火の如く』講談社、1922
  • 『春の悶え』日本書院、1922
  • 『愛人』潮文閣、1923
  • 『君と別れて松原ゆけば』潮文閣、1923
  • 『支那街の一夜』潮文閣、1923
  • 『他見男さん滑稽物語』潮文閣、1923
  • 『彼の君を憶ふ』潮文閣、1924
  • 『おへその宿に泊るの記』潮文閣、1925
  • 『別府夜話』潮文閣、1925
  • 『温泉場の女』潮文閣、1926
  • 『春の誘惑』潮文閣、1926
  • 『青春よさらば』明日社、1927
  • 『夜』白揚社、1927
  • 『君と寝ようか五千石取ろか』玉井清文堂、1929
  • 『女学校出の花嫁さん』玉井清文堂、1929
  • 『ハルビン夜話』玉井清文堂、1929
  • 『月給日の兄さん』東文堂、1933
  • 『ユーモア新傑作集』新興出版社、1935

参考

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  • 『日本近代文学大事典』講談社、1984
  • 小谷野敦『恋愛の昭和史』文藝春秋、2004