奈良希愛
奈良 希愛 | |
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生誕 | 1973年5月4日(51歳) |
出身地 | 日本兵庫県神戸市 |
学歴 | 国立音楽大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
公式サイト | 公式HP |
奈良 希愛(なら きあい、1973年5月4日 - )は、日本のクラシック音楽のピアニスト[1]。国立音楽大学音楽学部ピアノ科准教授。国際シューマン協会会員。
略歴
[編集]兵庫県神戸市東灘区生まれ。千葉県千葉市花見川区育ち。千葉大学教育学部附属小学校卒業[2]。千葉大学教育学部附属中学校卒業[2]ののち 千葉市立千葉高等学校卒業[3]。
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻に進み、卒業した。在学中に、読売新人演奏会、同声会主催卒業演奏会に出演。 ベルリン芸術大学へ留学し、首席で卒業。ベルリン芸術大学院国家演奏家コースを最高点にて首席修了。マドリード王立高等音楽院にも在籍し、またローマでも研鑽を積む。ニューヨーク・マンハッタン音楽院大学院プロフェッショナルスタディーコースを修了。在学中は室内楽科助手もつとめていた。
日本とベルリンに居を構え、演奏活動(ソロ、室内楽、歌曲伴奏)、後進の指導にあたり、また執筆活動も活発に行っている。現在、“奈良希愛アンサンブル・シリーズ”を、ソロリサイタルとの組み合わせで、隔年開催している。室内楽では共演者からの信頼も厚く、現在ベルリンフィル、ベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン)、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)のメンバーをはじめ、海外の演奏家との共演も多い。またシューマンを中心としたドイツ・ロマン派音楽の作品及び作曲家の研究を行っている。
教育者としては、これまでにアメリカ・マンハッタン音楽院、浜松国際ピアノアカデミー、韓国・仁済大学校、シンガポール国立大学、中国・吉林芸術学院をはじめ、日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパ各地で招待を受けマスターコースなどで指導も行っている。また第18、19回浜松国際ピアノアカデミーでは、体調不良だった中村紘子同音楽監督の依頼を受け、急遽彼女のクラスのソロ・レッスンを担当した。
これまでにピアノを高良芳枝、小林仁、K.ヘルヴィッヒ、J.ソリアーノ、S.ペルティカローリに、歌曲伴奏法を原田茂生、D.F.=ディースカウ、A.ライマン、W.リーガー、D.ボールドウィンに、ジャズ演奏法をJ.スタイルに、指揮法をD.ジャルベールに師事。
受賞歴
[編集]- 第45回全日本学生音楽コンクールピアノ部門高校の部全国第1位、野村賞、NHK賞[4]
- アルトゥル・シュナーベル・コンクール第2位 (1997[5])
- 第51回ブゾーニ国際ピアノコンクール第6位 (1999[6])
- 第4回浜松国際ピアノコンクール奨励賞 (2000, セミファイナル[7])
- 第12回バレンシア国際ピアノコンクール・イトゥルビ賞第4位 (2000, セミファイナル[8])
- 第13回ピアニストと歌手のためのローベルト・シューマン国際コンクールピアノ部門 日本人初優勝 (2000[9])
- 第3回ウィグモアホール国際声楽コンクールにてバリトンとのデュオで1位なしの第4位、および聴衆賞受賞 (2001)[10]
職歴
[編集]- 2004年 マンハッタン音楽院室内楽科助手(2004年12月まで)
- 2006年より相愛大学音楽学部ピアノ科専任講師(2010年3月まで)
- 国立音楽大学音楽学部専任講師を経て、同大学准教授(現在[11])
- 相愛大学音楽学部非常勤講師(現在)
- 昭和音楽大学ピアノアートアカデミー講師
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “奈良希愛さんプロフィール”. www.andvision.net. 2024年5月15日閲覧。
- ^ a b “kiai-diary”. ameblo.jp. 2014年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “nara_ki”. millionconcert.co.jp. ミリオンコンサート協会. 2022年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “第41~50回”. gaccon.mainichi-classic.net. 毎日新聞社. 2020年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “Preisträger und Preisträgerinnen”. www.udk-berlin.de. 2024年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “Kiai Nara (Japon) - 6e prix - Piano .”. www.fmcim.org. www.fmcim.org. 2021年12月14日閲覧。
- ^ “第4回浜松国際ピアノコンクール2000年(平成12年)”. hipic.jp. 浜松国際ピアノコンクール. 2006年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “José Iturbi”. www.alink-argerich.org. www.alink-argerich.org. 2021年12月14日閲覧。
- ^ “Prize Winners”. www.schumann-zwickau.de. www.schumann-zwickau.de. 2020年11月10日閲覧。
- ^ “Wigmore Hall 3rd International Song Competition Finals, Wigmore Hall, London 15 September 2001(ME) & (PGW)”. musicweb-international.com. 2022年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。
- ^ “NARA Kiai”. www.kunitachi.ac.jp. www.kunitachi.ac.jp. 2021年12月14日閲覧。