コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

時間に忘れられた国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太古世界シリーズから転送)
時間に忘れられた国
The Land Time Forgot
Cover art for first combined edition of The Land That Time Forgot
Cover art for first combined edition of The Land That Time Forgot
著者 エドガー・ライス・バローズ
発行元 A. C. McClurg
ジャンル Lost World (genre novel
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
ページ数 422
次作 The People That Time Forgot
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示
時間に忘れられた国
シリーズCaspak
出版日1924
出版形式Print (Hardback)

時間に忘れられた国』(じかんにわすれられたくに、: The Land That Time Forgot)は、エドガー・ライス・バローズによるアメリカSF小説。全3部。太古世界シリーズキャスパック・シリーズというシリーズ名でも呼ばれる。

本項では、創元推理文庫版の表記に準ずる。

概要

[編集]

本作は第一次世界大戦を背景に、絶海の孤島(架空の島)キャスパック(キャプローナ)を舞台にし、「前人未到の地に、過去の生物が生き延びている」という、いわゆる「ロスト・ワールドもの」に該当するSF冒険小説である(孤島であるのみならず、島の周囲は断崖絶壁で覆われており、第1部では潜水艦U33(Uボート)で地下水脈を通過して島内に進入するしか方法がなかった)。

本作の執筆は、第1部が1917年、第2部は同年から翌年にかけて、第3部は1918年である。『失われた世界』(アーサー・コナン・ドイルのSF小説。1912年)から5年しか経っておらず、第1部はその亜流に等しい。しかしながら、伏線が既に張られており、「進化」に焦点を当てた本作の真価が、第3部で結実する[1]

シリーズ構成

[編集]

以下、原題と連載期間、刊行年、2種類の邦題を示す[2][3][4]。創元推理文庫版は全1巻(『時間に忘れられた国』)、ハヤカワ文庫SFは全3巻。

創元推理文庫版の表紙は、刊行当初は武部本一郎が描いたものが採用されていたが、再版分より映画化された『続・恐竜の島』(1977年)のカラーイラストに置き換わっており、裏表紙も同作の写真(恐竜のもの)が使用されている(1978年4月7日 第13版)。また、1990年代の復刻フェアによって、まったく新しい表紙イラストが採用された。ただし、口絵・挿絵は一貫して武部本一郎による。

ハヤカワ文庫SF版(太古世界シリーズ)は、斎藤和明が3作とも担当している(「E・R・バロウズ作品総目録(H・H・ヘインズの資料による)」[5]では、「キャスパック(太古世界)・シリーズ」と書かれている)。

No. 単行本原題
(連載時)
連載 刊行 邦題 日本での刊行
早川版 創元版章題 早川版 創元版
1 The Land That Time Forgot
(The Land That Time Forgot
/ Bowen J.Tyler`s Manuscript
)
ブルー・ブック
1918年8月号
1924年
マクルーグ
(全3部)
時に忘れられた世界 ボウエン・タイラーの手記
-時間に忘れられた国-
1970年12月31日
関口幸男
1971年8月20日
厚木淳
2 The People That Time Forgot
(The People That Time Forgot
/ The Adventures of Thomas Billings
)
ブルー・ブック
1918年10月号
時に忘れられた人々 トーマス・ビリングズの冒険
-時間に忘れられた人々-
1971年2月28日
関口幸男
3 Out of Time's Abyss
(Out of Time's Abyss
/ The Tale of Bradley
)
ブルー・ブック
1918年12月号
時の深き淵より ブラッドリーの物語
-時間の深淵より-
1971年3月31日
関口幸男

備考

[編集]

本作の単行本は、2種類ある。1924年のマクルーグ版(ハードカバー)は全1巻。1963年のエース・ブックス版(ペーパーバック)は全3巻となっている。デル・レイ・ブックス版もエース・ブックス版に準拠している。

ストーリー

[編集]

第1部・第2部は、それぞれの主人公の一人称で語られ、第3部のみ三人称で描写されている。

第1部
1916年6月3日。第一次世界大戦の最中、アメリカの造船会社の御曹司であり、技師でもあるボウエン・タイラーは、乗船中の船を英仏海峡ドイツUボート(U33)に撃沈された。救命ボートで脱出したボウエンは、フランス人の女性、リスを拾い上げた後、イギリスの船に救われるが、またしてもU33に襲われる。大胆な船長の機転により、イギリス船員とボウエンはU33を奪取するが、ユニオンジャック(英国旗)を掲げたUボートは信頼されず、同盟国の船舶から攻撃、あるいは忌避されてしまう。
針路を転じ、アメリカを目指す一行だったが、裏切りにより羅針盤が狂わされており、南大西洋にある絶海の孤島、キャスパック(キャプローナ)に辿り着く。そこはで恐竜や原始人が跋扈する未開の地、忘れられた場所だった。水や燃料の乏しいU33は、地下水脈を潜航し島の内部に入り込む。アメリカ、フランス、イギリス、ドイツから成る一行は協力し、「恐竜砦」を建設、生存と島からの脱出を試みる。島の内部を探るため、ブラッドリー率いるイギリス人の一隊が探索に乗り出す一方、石油が発見され、精製が試された。精製には成功したものの、ドイツ将校の背信により、U33はドイツ人だけを乗せ、島を去ってしまう。
リスを現地人に攫われたボウエンは、単身、彼女を取り戻すべく恐竜砦から出立。リスは取り戻したが、孤立した環境での前途は望み薄だった。ボウエンは、6月3日以来の記録を魔法瓶に詰め、公海に投げる。誰かが読むことを期待して。
第2部
ボウエン・タイラーの手記はグリーンランドを経て、父の手に渡ったが、折悪しく彼は死去した。彼の部下であり、ボウエンの親友であるトーマス・ビリングズは遺志を引き継ぎ、トレアドール号に乗った救出隊を出発させる。
水上飛行機で発進したものの、翼竜と遭遇し、これを避けようとして機は不時着、二度と飛べない状態になった。単身、徒歩で探索を続けるトーマスの前に、島の人間の怪異な進化(南から北まで)の有様が露になっていく。
冒険の末、ボウエンとリスは発見されるが、トムは島の女性アジョールに恋をし、残留を決意をする。
第3部
第1部の途中でボウエンと別行動を取ったイギリス人航海士、ブラッドリーの物語。オタマジャクシ(池の中)から人間(ガルー)までの進化が明らかになる。
有翼人ウィールーが登場。U33や恐竜砦(の残留者)と、トム、アジョールが再登場する。

キャラクター

[編集]
ボウエン・タイラー
第1部の主人公。アメリカ人。フル・ネームはボウエン・J・タイラー・ジュニア(ハヤカワ版ではボウエン・J・タイラーJr.の表記もある)。サンタ・モニカにある造船会社の御曹司であり、同社の技師。Uボートも生産し、試運転を行っていた。
アメリカ野戦衛生隊の一員としてフランスに向かう途中、U33(Uボート)に襲われ、紆余曲折を経てU33を鹵獲し、その艦長に収まる。その経緯で、キャスパックの恐竜砦(ハヤカワ版はフォート・ダイノソア)でも指揮官となった。
リス・ラ・ルー
ハヤカワ版ではリズ・ラ・ルー。第1部のヒロイン。フランス人。叔母の都合でドイツ人と婚約させられ、結婚のために船で英仏海峡を渡っていたところを、U33に襲われる。以後、ボウエンと行動を共にし、U33でキャスパックに辿り着く。
美貌ゆえに現地人にも狙われ、誘拐されるが、第1部のラストでボウエンと合流し、夫婦となる。ボウエンの記録には「リス・ラ・R・タイラー」と署名した(ハヤカワ版は、リズ・ラ・R・タイラー)。
ノブス
タイラーの飼い犬。大型テリヤ(ハヤカワ版ではエアデール犬)。クラウン・プリンス・ノブス(ハヤカワ版ではクラウン・プリンス・ノブラー)。
キャスパックに同行し、リスのボディガードを兼ねるようになる。しかし、ある日、忽然と姿を消す。リスは「現地人に、故意に殺害された」と思っていた。
第2部で、ガルーに飼われた状態で再登場。この時、トーマスと再会したため、ガルーを見限りトーマスに同行する。ガルーに狩猟を躾けられており、銃火器を失ったトーマスの支えとなった。
トーマス・ビリングズ
ハヤカワ版ではトーマス・ビリングス。第2部の主人公。アメリカ人で通称はトム。
ボウエンの会社の秘書をしていた。前身は、タイラー牧場のカウボーイで、彼の資質に目をつけたタイラー・シニアが抜擢した。ボウエンとは兄弟のような関係。
捜索隊の乗るトレアドール号(ハヤカワ版はトレアドル号)の指揮を執るが、島を発見した後は単独で行動し、飛行中に遭難した。
アジョール
ハヤカワ版ではアジョル。第2部のヒロイン。ガルーのコス・アタ・ロー(胎生女児)。求婚者から逃げている最中、トーマスと遭遇する。好奇心旺盛な性格。
エース
トーマスの捕獲した馬。賢くて大人しく、足が速い。名前は第一次世界大戦の撃墜王(エース・パイロット)を意味している。
ブラッドリー
第3部の主人公だが、第1部から登場している。イギリス人。引き船の船員で、拿捕したU33のナンバー2となる(キャスパックでも引き続き同じ地位)。
島の内部を捜索中、ウィールーと遭遇。死神を思わせるその姿に、一行が次々に神経を参らせ、2名が死亡した。その後、ウィールーの罠にかかり、オー・オー島へ拉致される。
コ・タン
第3部のヒロイン。ガルーのコス・アタ・ロー。捕虜となってオー・オーで監禁されている時、ブラッドリーと出会う。
アン・タクという兄がいる(コ・タンと同じ母親から産まれたコス・アタ・ルー)。
フリードリッヒ・フォン・シェーンフォルツ
ハヤカワ版ではフリードリッヒ・フォン・ショーンホルツ。ドイツ人将校で男爵、U33の正規の艦長。リスの婚約者。
卑怯な性格で、ボウエンらとは反目している。島で石油を採掘・精製した後、U33を奪取し、ドイツ人を率いて島を脱出した。

キャスパック(孤島)の進化

[編集]

本作の中核を成す設定。海を隔てた孤島、キャスパック(キャプローナ)は、外界とは異なる、独自の進化を遂げている。

キャスパックの環境

[編集]

孤島であるキャスパックは南大西洋にあるが、南極海が近く、付近では氷山が見られる。しかし、外界と隔てている岸壁(島の全周囲を囲み、屹立している)の中は暑い地域がある。これは、「キャスパックが元々は火山であり、マグマの熱によって今なお温められているからである」、と劇中では推測されている。

頭頂部が吹き飛んだ後で山全体(大陸全体)が海中に没し、現在の形になったものと思われ、島は、上から見ると「O」の形をしており、島の内側には大きな内海(だが、大きすぎるため、主人公らは「海」と呼んでいる)が存在している。島の南西の地下には河川が走り、外海と繋がっている。内海には島が2つある。

島の気温は、南部ほど暑く、北部へ行くと寒くなる(土地の標高が高くなっていくため)。また、大雑把にいって、南部では中生代(恐竜など)、北部では氷河期以降の生物が多い。南部は暑い上に湿度が高いため、太陽の大きさが3倍に見える。

前述の岸壁に囲まれており、島には大型船が接岸する場所がない。

産卵と進化

[編集]

キャスパックの女性は、毎朝、1時間から2時間ほど、に浸かる習慣を持っている(この池にはオタマジャクシが沢山泳いでいる)[6]。これは、受精卵を排出する意味を持っており、受精卵は池からを通って内海に達し、あるいは外海に到達する[7]

受精卵は川へ流れ、内海に出る(池の中でオタマジャクシに成長するものもある)。その過程で、成長と共に進化していき、

  1. オタマジャクシ
  2. 魚類
  3. 爬虫類
  4. 両生類
  5. 哺乳類(マンモス剣歯虎など)

という順番で進化していく(ただし、魚類と爬虫類の順番は、逆の可能性がある、とも説明されている[7])。

つまり、キャスパックの池・川・は、子宮の役割を果たしている。しかし、進化の途中で捕食されるものは数多い。猿からは、さらに人類に進化する[8]。なお、進化は途中で止まる場合もある。

人の進化

[編集]

キャスパックの人類は、次の段階を通って進化する。各段階は、それぞれ集落を作っており、南端が最初となり、最も猿に近い。昇格者は、中間地点で準備した後、次の北側の集落へ移動する(島が「O」の形をしているため、南端と北端以外は東西に分かれて分布している)。

順次進化していくため、各集落には子供の姿がない(ガルーを除く)。なお、胎生の男児(コス・アタ・ルー)はウィールーにも生まれるが、胎生の女児(コス・アタ・ロー)はガルーからしか生まれない。

  1. ホ・ルー - 猿人。集落では一番南に属する。
  2. アルー - 人間だが、言語を持つ前の段階。外見にも猿人の要素を色濃く残している。
  3. ボ・ルー - 棒人。道具を有する段階だが、加工はできない。
  4. スト・ルー - 斧人。道具を加工する段階。
  5. バンド・ルー - 槍人。武器の距離が長くなり、相手に対して有利に戦える。
  6. クロ・ルー - 弓人。飛び道具に発展し、自らの危険性を減らす段階。
  7. ガルー - 縄人(「ガ」とは縄の意味)。昇格の最終段階。武器としてだけでは無く、道具としても便利な物を手にした。胎生が可能になる。また、密集戦法を回避し、隊列を整えるだけの知恵もある。

各部族は、南から北へ行くに従って人口が減る(進化の止まる者がいるため)。この傾向はクロ・ルーまで続くが、ガルーでは逆転する(進化の終点であり、また東西の終点でもあるため)。

なお、ハヤカワ版ではホ・ル、アル、ボ・ル、スト・ル、バンド・ル、クロ・ル、ガル、と、長音符のない名称に訳されている。また、ボ・ルは「棍棒人」と説明されている。

その他の用語で、人間に関するものは、以下のものがある。コス・アタ・ルーとコス・アタ・ローを増やすのが、ガルーの最終段階(目的)である。

バツ
進化の止まった者を指す言葉。
コス・アタ・ルー
コスは否定、アタは卵(生命)を示す。ルーは男を意味しており、直訳すると「卵から生まれたのではない男[9]」。つまり、母親から産まれた男の子を指す。ガルー(とウィールー)からしか産まれない。
コス・アタ・ロー
母親から産まれた女の子。ガルーからしか産まれない。そのため、ウィールは常にコス・アタ・ローの女児を狙っている。
第2部のヒロイン、アジョールと、第3部のヒロイン、コ・タンはコス・アタ・ローのため、ウィールーに狙われた。
ジャールー
意味はハイエナ。人間に対して使う場合は蔑称となる。

ウィールー

[編集]

有翼人。第2部で存在が示されるが、実際に登場するのは第3部のみ。内海のオー・オー島に住む種族。すべて胎生[10]だが、何故か男しか生まれない。そのため、ガルーから略奪婚を行う。飛翔能力は高く、成人男性を抱えても飛べる。

顔には眉毛や睫がない。死人を思わせる表情をしており、鳴き声はバンシーを思わせる。また、単衣の白い装束が経帷子を連想させ、ブラッドリー率いるイギリス人らは不吉の前兆、と受け取った。

争いを好む性格で、過去においても各部族に闘争を仕掛けていた。そのため、各部族から嫌われている。

ガルーと島の覇権を争っている。過去、翼が未発達な時期はガルーからの進化もあったが、翼が発達し、オー・オー島に避難(もしくは追放)されて以後はそのケースは消失した。現在は殺人者の集団と化している。

しかし、精神的な文化は奥が深く、ガルー以上の文化を持っている。宗教があり、太陽(ルア)と熱を司る神(ルアタ)を崇めている。

階級については、衣装で識別できる。最下位は白の単色で、「人知れず行った殺人」が一定数になると、申告し、衣装に黄色の縞が一つ入る。縞は殺人数に従って増え、最終的に黄色一色になる。次は、白地に赤の縞が入った衣装となり、順次、縞が増えると、赤一色になる。最後は白に青の縞で、青一色が最高位となる。最高位の人物は「ルアタの代弁者」と呼ばれ、ウィールーを支配している。

ペルシダー・シリーズへの流用

[編集]

本作の構成は、

  1. 第1部で主人公が異界で孤立し、助けを求める。
  2. 第2部で救助隊が到着。
  3. 第3部では、前作(前々作)で消息を絶った人物が主役となる。

というものである。これは、後年にペルシダー・シリーズの第3巻(1929年)~第5巻(1937年)で踏襲された。「救助隊の主要人物が飛行機で単身捜索に乗り出し、翼竜と遭遇して不時着」という点も共通し、第2部(第4巻)・第3部(第5巻)のヒロインが現地人である、という点も同様となっている。

映像化作品

[編集]

イギリスのアミカス・プロダクションが1970年代に製作・公開した映画が2作品と、2009年のビデオ作品が存在する。

恐竜の島The Land That Time Forgot)
1975年公開。原作は第1部。
続・恐竜の島(The People That Time Forgot)
1977年公開。原作は第2部。
ランド・オブ・ザ・ロスト
2009年、ビデオ作品。監督・主演はC・トーマス・ハウエル[11]。第1部を映像化したもので、かなり変更点があるものの、大筋はなぞっている。逆に、タイムスリップらしき描写がある、原住民が登場せず進化の謎が完全に無視されている、など根本のところ再現されていない。

脚注

[編集]

創元版は「エドガー・ライス・バロズ」、ハヤカワ版は「エドガー・ライス・バロズ」と表記ゆれが存在する。

  1. ^ エドガー・ライス・バローズ 「訳者あとがき」『時間に忘れられた国』 厚木淳訳、東京創元社創元推理文庫SF〉、1971年、434-435頁。
  2. ^ エドガー・ライス・バローズ 「E・R・バローズの「シリーズ」もの一覧表」『火星の交換頭脳』 厚木淳訳、東京創元社創元推理文庫〉、野田宏一郎1979年、261-262頁。
  3. ^ リチャード・A・ルポフ 『バルスーム』 厚木淳訳、東京創元社、1982年、262頁。
  4. ^ エドガー・ライス・バロウズ 「E・R・バロウズ作品総目録(H・H・ヘインズの資料による)」『恐怖のペルシダー』 関口幸男訳、早川書房ハヤカワ文庫SF〉、野田昌宏、1971年、291-292頁。
  5. ^ 『恐怖のペルシダー』 関口幸男訳、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、野田昌宏、1971年、291-292頁。
  6. ^ 『時間に忘れられた国』 126頁。
  7. ^ a b 『時間に忘れられた国』 356頁。
  8. ^ 『時間に忘れられた国』 357頁。
  9. ^ 『時間に忘れられた国』 429頁。
  10. ^ 『時間に忘れられた国』 357-358頁。
  11. ^ Yahoo!映画『ランド・オブ・ザ・ロスト』