天王門駅
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天王門駅 | |
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駅舎 | |
てんのうもん TENNŌMON | |
◄久麻久 (1.3 km) (0.8 km) 西尾► | |
所在地 | 愛知県幡豆郡西尾町鶴城 |
所属事業者 | 愛知電気鉄道 |
所属路線 | 西尾線 |
キロ程 | 12.5 km(岡崎新起点) |
駅構造 | 地上駅 |
乗車人員 -統計年度- |
295人/日(降車客含まず) -1925年[1]- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)10月30日 |
廃止年月日 | 1928年(昭和3年)10月1日 |
天王門駅(てんのうもんえき)は、愛知県幡豆郡西尾町(現、西尾市)鶴城にあった、愛知電気鉄道西尾線(旧・西尾線)の駅[2]。
歴史
[編集]伊文神社の傍にあった駅で、西尾町の市街地にも近かったため乗客数は西尾駅(初代)を上回っていた[3]。
事業者の西尾鉄道が愛知電気鉄道に合併された後、当路線の電化改軌が計画されたが、当駅付近の急曲線や狭小な鉄道用地が問題となった[4]。そこで西尾町の都市計画に合わせて久麻久駅 - 西尾駅 - 一色口駅間、西尾駅 - 羽塚駅間(住崎駅は当時未開業)の移設および碧海電気鉄道線の西尾駅乗入れが1928年(昭和3年)10月に実施された[5]。これにより西尾駅は現在位置に移転したが、天王門駅は廃止された[6](同時に西尾口駅が仮設開業している[7])。
- 1911年(明治44年)10月30日 - 西三軌道の駅として開業[7]。
- 1912年(明治45年)1月25日 - 西尾鉄道に社名変更[7]。
- 1913年(大正2年)
- 1926年(大正15年)12月1日 - 愛知電気鉄道が西尾鉄道を合併、同社西尾線の駅となる[7]。
- 1928年(昭和3年)10月1日 - 廃止[7]。
利用状況
[編集]『愛知県統計書』によると、年間乗降人員および荷物取扱量は以下の通りである。
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) | 発送貨物 | 到着貨物 | 出典 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
二等 | 三等 | 官用 | 計 | 二等 | 三等 | 官用 | 計 | 小手荷物(斤) | 貨物(斤) | 小手荷物(斤) | 貨物(斤) | ||
1911年度 | 882 | 20,449 | 203 | 21,534 | 831 | 17,998 | 114 | 18,943 | 1,250 | 7,342 | [9] | ||
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) | 発送貨物 | 到着貨物 | 出典 | ||||||||
二等 | 三等 | 官用 | 計 | 二等 | 三等 | 官用 | 計 | 小手荷物(斤) | 貨物(噸) | 小手荷物(斤) | 貨物(噸) | ||
1912年度 | 1,378 | 50,638 | 738 | 52,754 | 1,262 | 51,074 | 537 | 52,873 | 216,796 | 3 | 4,045 | [10] | |
1913年度 | 1,167 | 36,543 | 859 | 38,569 | 920 | 38,671 | 330 | 39,921 | 10,972 | 561 | 23,542 | 301 | [11] |
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) | 発送貨物 | 到着貨物 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
小手荷物(斤) | 貨物(噸) | 小手荷物(斤) | 貨物(噸) | ||||
1914年度 | 44,991 | 46,987 | 28,142 | 882 | 9,359 | 526 | [12] |
1915年度 | 39,728 | 49,472 | 77,099 | 1,390 | 55,784 | 732 | [13] |
1916年度 | 38,112 | 55,670 | 117,169 | 1,637 | 107,576 | 1,140 | [14] |
1917年度 | 64,049 | 55,503 | 119,837 | 1,945 | 127,406 | 2,163 | [15] |
1918年度 | 66,316 | 59,357 | 128,851 | 1,455 | 136,536 | 1,855 | [16] |
1919年度 | 60,675 | 70,909 | 125,364 | 1,048 | 132,609 | 2,502 | [17] |
1920年度 | 57,876 | 70,548 | 105,686 | 1,141 | 123,221 | 2,065 | [18] |
1921年度 | 57,582 | 74,912 | 94,391 | 1,219 | 116,703 | 3,561 | [19] |
1922年度 | 59,678 | 65,552 | 98,127 | 1,377 | 89,834 | 3,007 | [20] |
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) | 発送貨物 | 到着貨物 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|
小手荷物(斤) | 貨物(噸) | 貨物(噸) | ||||
1923年度 | 103,082 | 73,302 | 105,980 | 1,528 | 3,266 | [21] |
1924年度 | 112,784 | 82,321 | 107,776 | 1,292 | 2,943 | [22] |
1925年度 | 107,747 | 85,185 | 102,728 | 1,050 | 2,221 | [1] |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 『愛知県統計書. 大正14年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 鉄道省(編)『鉄道停車場一覧 : 附・関係法規,線路図運賃早見表. 昭和2年版』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 礒貝逸夫、鈴木悦道(監)『西尾・幡豆いまむかし 写真集』名古屋郷土出版社、1989年。ISBN 978-4876700066。
- ^ 西尾市(編)『西尾市史 4 近代』西尾市、1978年、1305頁。
- ^ 西尾市(編)『西尾市史 4 近代』西尾市、1978年、1307頁。
- ^ 西尾市(編)『西尾市史 4 近代』西尾市、1978年、1306頁。
- ^ a b c d e 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 7 東海』新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ 西尾市(編)『西尾市史 4 近代』西尾市、1978年、1286頁。
- ^ 『愛知県統計書. 明治44年』西尾鉄道ノ二、西尾鉄道ノ三(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 明治45・大正元年』西尾鉄道ノ二、西尾鉄道ノ三(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正2年』西尾鉄道ノ二、西尾鉄道ノ三(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正3年』軽便鉄道ノ四、軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正4年』軽便鉄道ノ四、軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正5年』軽便鉄道ノ四、軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正6年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正7年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正8年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正9年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正10年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正11年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正12年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正13年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)