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天文宇宙検定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

天文宇宙検定(てんもんうちゅうけんてい)は、天文宇宙に関する民間の検定試験。2011年に第1回検定が実施され、2015年からは、天文書などの出版社「恒星社厚生閣」や「天文宇宙検定委員会」の協力の下、一般社団法人天文宇宙教育振興協会が主催する、という形で行われている。

試験

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2011年10月に第1回検定が実施されて以来、毎年10月頃に検定試験が実施されてきた[注 1]。2020年度の第10回はCOVID-19流行の影響によって試験日が11月となった。2021年度は7月に第11回、11月に第12回の検定試験がそれぞれ開催され、以降年2回の検定試験が開催されている[1]。2024年度の第18回から2・3・4級はオンライン受験も可能となった[1]。受験に年齢制限はなく、2級以下の試験は誰でも受験できる。1級は、2級の合格者のみに受験資格がある。合格者には松本零士のオリジナルイラスト付き合格証が贈られる[1]

出題形式

すべてマークシート形式(4者択一方式)による回答記入方式。10分間の説明+試験時間50分[1]。2・3級は2015年度から問題数が20問減って60問となった。

  • 1級 40問
  • 2級 60問
  • 3級 60問
  • 4級 40問
出題内容
  • 1級 天文宇宙博士 : 理工系大学で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文関連時事問題や天文関連の教養力を試したい方を対象
  • 2級 銀河博士 : 高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象
  • 3級 星空博士 : 中学生で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、星座などの教養を身につけたい方を対象
  • 4級 星博士ジュニア : 小学生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天体観測や宇宙についての基礎的知識を得たい方を対象
合格基準
  • 1級:100点満点中70点以上で合格
  • 準1級:1級試験で60点~69点で合格
  • 2級:100点満点中70点以上で合格
  • 3級:100点満点中60点以上で合格
  • 4級:100点満点中60点以上で合格
受験会場

これまで、以下の都市で検定試験が開催されたことがある[1]釧路札幌仙台郡山新潟小松高崎東京茅ヶ崎長野松本名古屋京都大阪岡山井原広島高松松山高知福岡鹿児島名護

監修委員

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2024年現在、以下の8名が監修委員に名を連ねている[2]

以下の3名は、生前に監修委員を務めていた[3]

主催者

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  • 一般社団法人 天文宇宙教育振興協会
    • 設立:2015年4月1日[4]
    • 代表理事:片岡一成[4](=恒星社厚生閣の代表取締役[5]
    • 事業内容:天文学・宇宙工学の普及を目的とした検定・イベント主催、書籍・映像の企画販売、商品の企画、製作および販売など[4]
    • 所在地:東京都新宿区四谷三栄町3-14[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ 2014年10月の第4回検定試験では台風19号の影響により沖縄会場の検定試験が中止となり、翌日に「非公式検定」として実施された。

出典

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  1. ^ a b c d e 受験のご案内”. 天文宇宙検定委員会. 2024年8月31日閲覧。
  2. ^ 天文宇宙検定とは”. 天文宇宙検定委員会. 2024年8月31日閲覧。
  3. ^ 天文宇宙検定とは”. 天文宇宙検定委員会. 2021年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月22日閲覧。
  4. ^ a b c d ABOUT US”. Lagrange(ラグランジュ). 一般社団法人 天文宇宙教育振興協会. 2021年5月2日閲覧。
  5. ^ 恒星社厚生閣”. 一般社団法人 自然科学書協会. 2021年5月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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