黒田武彦
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黒田 武彦(くろだ たけひこ、1946年 - )は、日本の天文学者。専門は天体物理学[1]。元兵庫県立西はりま天文台長・天文台公園長。
略歴
[編集]姫路市生まれ。香川大学教育学部卒、東北大学理学部天文科研究生課程修了。自動車販売会社を経て1972年、大阪市立電気科学館天文研究室[2]。後に大阪市立科学館設立準備室に配属[3]。
1989年、兵庫県立西はりま天文台長。2002年より西はりま天文台公園長を兼任。「教育・普及のためだからこそ、本物を見せたい」との持論を掲げ[4]、世界最大の公開望遠鏡「なゆた」設置に尽力[5]。初代公園長を務めた森本雅樹とともに強力な個性とリーダーシップで天文台・天文台公園の運営を行った[6]。2012年退職。
受賞等
[編集]- 1999年 国際天文学連合が小惑星7241に「Kuroda」と命名[7]。
- 2005年 アブラハム・ヴァルデロマル勲章(ペルー・イカ地方政府)。ペルーへの望遠鏡寄贈運動に関して[8]。
- 2009年 姫路文化功労賞(姫路地方文化団体連合協議会)。天文学の理解増進と普及、科学と文化、芸術との融合等の実践に対して[8]。
- 2012年 文部科学大臣表彰。科学技術賞理解増進部門。業績は「公開天文台での活動の新展開と大型望遠鏡導入による理解増進」[9]。
- 2019年 日本天文学会第1回(2018年度)天文教育普及賞。活動名「国内外における長期かつ広範な天文教育普及活動に対して」[10]。
脚注
[編集]- ^ 兵庫県立大学研究者データベース
- ^ 「環境・ひと 黒田武彦 プロフィール」さうすウェーブ2002年3月
- ^ 「環境・ひと 黒田武彦 インタビュー」さうすウェーブ2002年3月
- ^ 「新兵庫人 第9部 宇宙への想い 本物を見せたい 探求する喜び無限大」神戸新聞2009年12月6日
- ^ 鳴沢真也のツイート 2012年3月31日
- ^ 伊藤洋一「新生「西はりま天文台」」天文月報2012年8月
- ^ “(7241) Kuroda = 1980 TC11 = 1980 VA1 = 1990 VF3”. MPC. 2021年9月3日閲覧。
- ^ a b ひょうご科学技術協会「ひょうごサイエンス」2009年12月
- ^ 平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定について
- ^ 日本天文学会 天文教育普及賞受賞一覧