大隈一裕
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大隈 一裕 (おおくま かずひろ) | |
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生誕 |
1951年1月27日 日本 宮崎県 |
死没 | 2016年3月26日(65歳没) |
居住 | 日本 兵庫県 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 農芸化学 |
研究機関 |
松谷化学工業株式会社 神戸大学 |
出身校 | 神戸大学 |
主な業績 | 難消化性デキストリンの開発 |
プロジェクト:人物伝 |
大隈 一裕(おおくま かずひろ、1951年1月29日 - 2016年3月26日)は、日本の実業家・農学者。松谷化学工業株式会社研究所所長、日本食物繊維学会常務理事、香川県希少糖戦略会議委員[1]を務めた。澱粉科学、栄養学、糖質化学を専門とした。
略歴
[編集]宮崎県に生まれた。1976年(昭和51年)に神戸大学農学部農芸化学科を卒業した。松谷化学工業株式会社に入社、研究に従事した。2003年(平成15年)に神戸大学より博士(農学)を取得した。食物繊維および難消化性糖質の研究を行った。
業績
[編集]- 難消化性デキストリンの開発
- 食物繊維の普及・啓蒙
- 希少糖の産業利用
受賞歴
[編集]日本食品新聞社開発賞、注目発明賞他、以下を受賞した(共同受賞含む)。
- 平成17年 日本応用糖質科学会技術開発賞『難消化性デキストリンの開発』
- 平成19年 飯島藤十郎食品技術賞『難消化性デキストリンの開発』
- 平成22年 AOAC Collaborative Study of the Year “Total Dietary Fiber (CODEX Definition) by Enzymatic-Gravimetric Method and Liquid Chromatography”
- 平成25年 日本食糧新聞社 第27回 新技術・食品開発賞 (希少糖含有シロップ;レアシュガースウィート)
- 平成27年
著作
[編集]書籍
[編集]- 共著
- 『食物繊維の科学』(朝倉書店)
- 『澱粉科学の辞典』(朝倉書店)
- 『Dietary Fibre』(Wageningen Academic)
- 『Advanced Dietary Fibre Technology』(Blackwell Science)
- 分担執筆
- 『ルミナコイドの保健機能と応用 ―食物繊維を超えて―』(CMC出版)
- 『産業酵素の応用技術と最新動向』(CMC出版)
- 『機能性糖質素材の開発と食品への応用 II』(CMC出版)
論文
[編集]- 『難消化性デキストリンに関する研究』(博士論文、2003年3月11日、NAID 500000241641)
- 『難消化性デキストリンの開発』[3]。
メディア掲載
[編集]雑誌
[編集]書籍
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “香川県希少糖戦略会議 設置要綱” (PDF). 香川県. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “第6回ものづくり日本大賞 受賞者一覧(経済産業省関係)” (PDF). 経済産業省. 2017年1月9日閲覧。
- ^ 大隈一裕、松田功、勝田康夫、岸本由香、辻啓介『Journal of applied glycoscience』第53巻第1号、日本応用糖質科学会、2006年1月20日、65-69頁、NAID 10016738765。
- ^ “脂肪にならず、血糖値上げない「夢の糖」とは 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版”. 朝日新聞出版 (2014年11月7日). 2017年1月9日閲覧。
- ^ 松崎隆司 (2015年12月28日). “世界の肥満を救う! 香川発の希少糖が海外へ - 日経トレンディネット”. 日経BP. 2017年1月9日閲覧。
- ^ 鶴蒔靖夫『でん粉革命 : 創業100周年に向けた松谷化学工業の挑戦』IN通信社、2012年、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-8721-8356-6 。
- ^ 松崎隆司『香川発 希少糖の奇跡』日経BP、2015年、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-8222-2084-6 。